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トラベルクロウ〜幼馴染達から始める美少女達とハーレム冒険譚〜  作者: ちゃんユウ
エルフの国と世界樹編
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鬱陶しい

「マスター、また襲撃です」


「おいおい、何回目だ?そろそろ、鬱陶しぞ」


次の観光に向けて5日間馬車旅を、続けて居た。

エルフの集団に何回も襲撃されて居て、旅を邪魔されてる事に頭に来てた。


「いっその事こと、滅ぼすか?」


「マスター、ダメです。前にも言いましたが世界樹を管理出来るのはエルフだけですよ」


「分かってるけど..」


世界樹とは、世界の中心にあると言われる神聖な一本の大樹。世界樹のおかげで、空気中の魔力の流れを良くしている。


もし、世界樹が無かったら空気中の魔力が暴走して、世界の破滅の危機が訪れるのだっと、言われている。本当か嘘かは分からないのだ。


その、世界樹を管理出来るのはエルフだけだ。

世界樹が、無ければ世界が滅亡すると言われているので、エルフ国は他の国と交友がある。

エルフ国を滅ぼすとなると、その国も敵に回す事になるので、少々面倒臭い。


「ご主人様、暗殺はどうでしょう」


「良いね!イヴ、良い考えだ!」


「えへへ」


シンヤがイヴを褒めて頭を撫でた、イヴは嬉しそうに尻尾を振って居た。早速、シンヤはエルフの長を暗殺しに、向かうとした瞬間アリアに服を掴まれ止められた。


「シンヤ君、馬鹿なんですか?」


「...冗談です」


アリアの圧にシンヤは冗談と誤魔化した。


「そもそも、シンヤさん。父上がいる場所は世界樹に近い所なので物凄く厳重ですよ?ハイエルフも住む場所でもあるので」


「なら、来る奴潰せば良いじゃん」


「シンヤ君、それもう暗殺じゃないですからね?」


シンヤの脳筋っぷりに、アリアはジト目で見つめて居た。


「でも、正直あれはしつこい。1人や2人見せしめで殺さないと多分辞めないぞ?」


今まで来た襲撃は、誰一人も殺していなかった。

もし、殺してしまうとエルフ国が宣誓布告だとイチャモン付けられるから、敢えて殺さず気絶させて放置であった。


「まぁ、俺がやるよ」


シンヤはソファーから立ち上がり、馬車の外に向かった。外に出た瞬間、顔に矢が飛んできて素手で受け止めた。


「はぁ〜、そっちは殺す気でいるのに。こっちは殺しちゃ行けないって流石に甘え過ぎなんだよな。普通は殺そうとしてるなら、殺されても文句は言えないのにな」


「巫女様を返せ!!」


「うるせぇよ、八岐大蛇」


シンヤからは八頭の龍が現れて、エルフ達に威嚇をした。エルフ達はその威嚇にビビって武器を捨てて逃亡した。


「お?」


「はぁ〜、若いもんは本当情けない」


だが、一人のエルフだけは逃げようとしなかった。

エルフはシンヤに歩いた近づき自分の名を叫んだ


「俺はヴァンディッシュ。これでも、エルフ国の中で5本の指に入るぐらい強いも言われてる」


「そう、んで要件は?」


「シンヤさん、あれハイエルフですよ」


「おっけー」


ルナはヴァンディッシュに指を指し耳元で伝えた。


「要件はそこにいる、巫女様を連れに戻す事だ」


「俺らのメリットは?」


「安全に過ごせると思うぞ」


「そう、なら悪いな。俺にとってルナが居ない人生はデメリットだ。ルナは渡さない」


「残念だ、お前を殺して無理矢理でも連れて帰らせる」

 

「シンちゃん...ボクが相手する」


スッと馬車の中から現れて、ヴァンディッシュの前までに歩いて行った。


「女でも容赦せんぞ!水の精霊や、我に力を貸したまえ。我が敵を飲み込め『津波(ツナミ)』」


大規模な波がクロカを襲った、クロカはヴァンディッシュの魔法をただ眺めて居るだけだ。

波に飲み込まれ、ヴァンディッシュの魔法が消えるとクロカは無傷の状態で立った居た


「何?!俺の魔法を受けて無傷だと!」


「それだけ?...水魔法って...こう使うんだよ...水弾(ウォーターバレット)


挿絵(By みてみん)


「なっ!初級魔法でその威力!水の精霊よ、我をお守り下さい『水壁(ウォーターウォール)』、ガハッ」


ヴァンディッシュは、クロカからの魔法を防ぐ為に水の壁を使ったが呆気なく貫通した。

クロカの魔法を食らって、遠くに跳ね飛ばされた。


「何て威力だ。ハイエルフの精霊魔法を、普通の初級魔法に負けた?あり得ない」


魔法の専門家と言われるエルフのその上位のハイエルフが、人族の初級魔法に負けた事に悔しがって居た。

すると、ルナが少し考え方をした


「シンヤさん、私の我儘を聞いても宜しいでしょうか?」


「ん?ルナの我儘は全部聞いてやるよ」


「ん〜シンヤさん恥ずかしいですよ」


シンヤはルナの頭を優しく撫でて、ルナは照れて顔を赤くした。ルナが倒れてるヴァンディッシュとコソコソと先程逃げ出したエルフに聞こえる様に声を大きく喋った。


「今からシェラードに伝えて下さい。私は一旦故郷に帰り家族の縁を切りに行くと」


「なっ!父上様を呼び捨てで」


「何が悪いのですか?シェラードはもう私の父上ではありません。もう、無関係です。私は私の家族と生きます。それでは」


「じゃーな、エルフ君」


「...バイバイ...精霊魔法はもっと鍛錬するべき...5本の指に入るぐらい強い?...ハイエルフもあまり強くない...ね」


クロカは倒れてるヴァンディッシュに煽りを入れて、3人は馬車に戻って行った。

中に入ると、ルナはクロカに頭を深く下げた。


「ごめんなさい!私が勝手に話を決めちゃって。次はクロカさんが行きたい所に行くはずだったのに」


「構わない...ボクの娯楽より...ルナの方が大切...」


クロカは、気にしてない表情で頭を下げてるルナにポンっと頭を優しく叩いて、ソファーに座り本を読み始めた。


「まぁ、みんな予定変更だ。次に行くのはエルフの国だ」


アイは進路を変えて、エルフの国に向かった。

のんびりと過ごしてると、カノンとアイが近づいてきた。


「旦那様、あれはどうでした?」


「ん?あー、なかなか良いぞ。少しやり過ぎた感があるけど。慣れれば多少は大丈夫だよ」


「すこし、減らすべきかと...」


「ハハハ、まぁ、強くなる為だ」



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