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トラベルクロウ〜幼馴染達から始める美少女達とハーレム冒険譚〜  作者: ちゃんユウ
エルフの国と世界樹編
222/283

監視してる、正体は?

「すいません」


グレアはシンヤに負けて、悔しそうな表情を浮かべ頭を下げた。


「まぁ、良いよ。信じてくれるなら」


「シン坊は、途中から此奴と戦いたいだけになっただろ?」


「ドウカナ」


最初は、グレアにトュウェルブ達を馬鹿にする様な事を言った事に対してイラついて居たが、途中からどうでも良くなり。

グレアとどこまで張り合えるのかの気持ちで戦って居た。


「シーポコ、お前色々隠してたのか。ズルいぞ」


「自分の手の内をホイホイと話す馬鹿は居るか?」


「...確かに」


「ん、まぁ。俺は悪かったよ、ほら」


「...シーポコ」


シンヤは微笑みながら手を差し述べた、グレアはそんな優しいシンヤに心嬉しい気持ちだった。

この時は...


「はい、じゃー負けた、罰ゲームね」


「は?」


「テフィ爺、なんか良い罰ゲームないか?」


「ふーん、」


2人はグレアに何のキツイ罰ゲームをやらせようか、考えていた。その2人を見てたグレアは


「おいおい、冗談だよな?」


だが、2人の眼差しは本気だった。

そして、3日の月日が経ち。シンヤの怪我はアリアの回復によって完治したので。

そろそろ、次の所に行こうと準備をして居た。

シンヤは喉を渇いたのか


「グレアちゃん、コーラ欲しい」


「自分で取りにい「コホン」はい」


シンヤに歯向かおうとした時に、テフィに咳払いで注意された。この3日グレアに与えた罰ゲームは女装メイドでシンヤからの命令は絶対と、彼に言い渡した。


アイとイヴのグレアに対しての怒り狂った嫉妬は内緒にしとこう


そろそろ、里の事もあり。メディシア達も帰ろうと考えていた。


「シー君達は次はどこに向かうの?」


「ん〜、どうしようかな。まぁ、まずはあれを片付けてから。考えるよ」


「あれ?...あー」


メディシアは外を見て理解した。

シンヤが言うあれとは、ここ数日何人かの人物が監視をしてる奴らだ。

隠れてるつもりだろうが、シンヤ達にはバレバレだったが敢えて気付かないフリをして居た。


「明日に出発する。多分その時に何かしら変化があるだろ」


シンヤ達を監視してる奴らは、街中だったので襲って来ないと考えていた。

今夜はみんなで夕食を取り、朝を迎えた。

先にメディシア達が出発すると言い、別れの挨拶を交わした。

シンヤ達は旅の為の食料など買い物してから、王国を後にした。

2時間ぐらい、経った時に


「マスター、奴らは動きだしましたよ」


「了解」


シンヤは立ち上がり、外の光景を眺めた


〜〜謎の集団〜〜〜〜


「そろそろ、ここで仕留めても良いじゃねぇか?」


「ああ、そうだな。竜の連中に囲まれてる時は一時期どうなるかと思ったが、別行動して貰って良かったわ」


男は馬車に向けて、弓を引いて。矢に魔力を込めた


「風の精霊よ、我が敵を撃ち抜け『風の矢(エアーアロー)』」


男が矢を馬車に放った、だが馬車は無傷だ。


「何?!俺の矢で無傷だと?!あり得ない」


「あり得ないはお前らだ。いきなり、人の家に矢なんて放ちやがって」


「なっ?!ギャハッ」


矢を放った男の後ろに現れて、奴の画面に軽く拳を薙ぎ払い吹き飛ばした。

シンヤは集団を見渡した。集団の正体を見て、狙われてる理由が分かった。


「ふーん、成る程。狙ってる理由がわかったよ。なんだ?ルナが目的か?」


集団の正体は、耳が長いエルフだった。


「そうだ!巫女様を返して貰おうか!」


「はぁ?嫌に決まってんだろ?ルナが戻りたいって言うなら別だけど」


「シンヤさん、私は嫌ですよ?」


「来てたのか」


「精霊魔法を使った反応がしましたからね、サラさんと一緒に来ました」


ルナとサラは、精霊魔法を感知したのか。シンヤの後を追っていた。


「巫女様、その男から助けに来ました」


「え?助けに来た?何を言ってるのですか?」


「その男に奴隷にされ、逃げられないのでしょう!」


「うわ……」


自分勝手な解釈にルナは面倒く下がっていた、すると後ろのエルフの男はシンヤに向かって魔法を唱えた。


「風の精霊よ、我が敵を撃ち抜け『風の球(エアーバレット)』...は?あれ」


男のエルフの魔法は発動しなかった

魔法が発動しなかった事に混乱して、発動しなかった理由をサラが答えた。


「おい、耳長族。妾の前で精霊魔法は使えぬぞ」


「な、何故だ!!いや、その魔力は...精霊?上位の精霊か」


「ふん、上位の精霊と間違われるのか。ほら、妾の魔力をお前らの骨の芯まで感じよ」


サラは強く魔力を放出した、エルフ達はその魔力にビビり出して、手足が震えて出した。


「せ、精霊王クラス!」


「サラ、何か最初に出会った頃より。魔力量上がってない?」


「お主らと、修行してれば嫌でも強くなるわ」


シンヤは、洞窟にいた時のサラよりの魔力が上がってる事に気付いていた。エルフ達はサラの名を反応した


「サラ?!サラ様だと?!あの冷血な氷の精霊王と呼ばれガハッ」


冷血と言ったエルフはシンヤの蹴りによって吹っ飛ばされま、シンヤの動きを見なかった周りのエルフ達は混乱状態だった。


「おい、サラが冷血?潰すぞ。サラは誰よりも優しいくグフ」


シンヤがサラの良い所を語り出そうと気付き、恥ずかしく顔を真っ赤にしてるサラがシンヤの口を塞いだ。

シンヤが口を塞がれて居たので、代わりにルナが話を続けた。


「あの〜私は別に奴隷にされてる訳では無いですよ。私が好きでシンヤさんに着いて行ってるだけです」


「巫女様!騙されてます!!洗脳魔法か!!ちくちょう!やはり人族がやる事は汚い!あんな男は俺が殺す」


ピリッ


自分勝手な解釈と、シンヤを殺すと言ったエルフに対してルナは怒りの感情が込み上がって居た。


「これ以上、面倒臭いと殺しますよ?正直うっとしいです」


ルナは笑顔で言った、口元は笑って居たが目は笑って居なかった。その威圧にエルフの集団は動かなかった。


「だから、大人しく帰って下さい。私はもう無関係です」


「無関係?!貴方様はエルフの巫女なんですよ!!ハイエルフの血統も受け継ぎ、そして王家の血もあります!巫女様の我儘に父上様が許す訳ないでしょうか!」


「なら、家族の縁を切ります」


そう言った瞬間、エルフ達は青ざめた。


「心残りがあるとしたら母上に会えないってぐらいですね。父上はどうでも良いです。だから、伝えて来て下さい。私には新しい家族が出来ました、もう探さないで下さいと。

よし、シンヤさん、サラさん言いたい事は全部言えたので帰りましょう」


「了解」「うむ」


3人は馬車に戻って行く姿を、エルフ達はただ見てる事しか出来なかった。








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