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トラベルクロウ〜幼馴染達から始める美少女達とハーレム冒険譚〜  作者: ちゃんユウ
エルフの国と世界樹編
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裁判

はい、どうもシンヤです。

え?今の何してるって?そりゃ、わざわざ王国まで手錠をつけながら、連れてかれたよ。


シンヤは剣の街に現れた瞬間、警備隊に囲まれてそのまま拘束されたのだ、別に抗おうとするのも良かったけど、今回ばかりシンヤが悪いと自分自身で反省して居た。

シンヤとリン達と王国に向かう時別々の馬車で向かっていたのだった。


「お前がやった罪は器物損壊罪と殺人未遂、無断で街中で魔法を連発した罪、よって終身刑を希望する」


「は?」


わーお!いきなり重すぎじゃね?俺誰も殺して無いよ?


シンヤは誰も殺して無いはずなのに貴族にシンヤを終身刑をしてくれと言われ、キョトンとした眼を貴族に向けて居た。

今回の裁判に、貴族、王族、そして目の前に国王がいたのだ。


「そうだ!そうだ!」

「何なら!死刑だ!!」

「ぶち殺せ!!」


あ、なるほどね


周りの貴族がシンヤを殺したがって居た事を理解した。

シンヤはチラッと後ろに居たリン達を見た、完全にぶちギレ寸前だった。

シンヤはすこし怖くなり見なかった事にした。

すると、ずっとダンマリして居た国王がシンヤに向けてある提案を出した。

この時はまだこのシンヤの逆鱗に触れる事にも知らずに。


「静まれ」


国王が喋った途端、騒いでた貴様が無言になり国王に視線を移した。


「シンヤと言ったか?」


「そうだよ」


「おい!!国王様に向かってなんだその態度は!!お前は罪を増やしたいのか!」


「黙れ!!今あいつの話してるのはワシだ!!」


「も、申し訳ございません。出過ぎた真似を」


「よい、お前は下がってろ!」


「はっ!」


補佐役だと思われる男は国王に怒鳴られ、手を震えながら国王の後ろに下がった。

ずっと、シンヤに睨みつけて居たのでシンヤはベロを出して馬鹿にする様な顔をした。


「お主の実績を度々と聞いてある」


「そうか」


「なら、ワシから一つ提案を聞かないか?それ次第でお主を無罪やしても良いぞ」


「聞くだけなら、内容次第でその提案を呑んでやる」


「なら、ワシの下につかないか?」


「下?」


「ああ、雇われるって言ったほうが良いのう」


「俺を雇って何をするだ?」


「まずお主の実力を見込んで、全ダンジョンを攻略させて貰いたい」


「全ダンジョンか、まぁ確かにそう気はあったから。それなら別に構わないと思うぞ?」


まぁ、判断するのは俺じゃなくリン達の意見を優先させるがな


「国王様!私にも一つ提案しても宜しいでしょうか?」


先程の補佐役だと思う人物が名乗り出た


「ああ、良いぞ」


「ジョーククロウさん達の実績を聞いて、みんなは実力者揃いです。あまり一つのパーティに力を集めるのは良くないと思うので、パーティを解体して、彼らをそれぞれ有力な国の監視下におくべきとの御考えです」


「それは悪くない提案だ!!なら、私達聖国は聖女を貰いたいものだな」


修道服の女性が声を大にしてアリアを欲しいと申してきた。

補佐役の提案に他にも同じことを思っていた貴族達、その他もシンヤ達のことを不快そうに見ていた人たちが頷いていた。


「それに、彼女らは強い者ですよ。国の権力者に嫁がせて強い子孫を残せば良いと思われます」


「そうか、悪くない提案だな」


「ありがとうございます」


補佐役の提案が通った事に反応がいいと気分がいいのかシンヤを見ながらドヤ顔を向けて。

シンヤの中にあった糸が切れる様な感覚が走った。


「おい」


シンヤが周りの貴族達に殺意を向けた、床にヒビが入り騎士達は手を震えながらシンヤを囲って槍を向けたのだ


「この俺から、あいつらを引き離そうとしてるのか?ぶち殺すぞ」


補佐役の提案はシンヤにとって、リン達を自分の都合で引き離そうとする事は彼の逆鱗に触れる一つだったのだ。

シンヤは拘束されてる物を全て壊し、補佐役の目の前に超スピードで近づき、彼の首を強く掴み持ち上げた。


「てめぇ、自分勝手な奴だな。死にてぇのか?」


「カハッ、」


すると、シンヤの腕を切り落とそうと1人の騎士が剣を振り下ろした。

シンヤは補佐役から手を離し、右手で、騎士の剣を粉砕した。


「なっ!」


「邪魔すんじゃねぇ!」


「シンヤ君!!右腕はまだ完治してませんからね!」


「ガハッ」


騎士はシンヤは右手で殴ろうとしたが、アリアに止められ瞬時に攻撃を変えて蹴りによって飛ばされた。

国王が呆れた顔でシンヤを見た


「シンヤよ、お主は確かに強い。だが、頭の方は少々残念だな。ここをどこだと思ってる?」


「あ?んな事俺が知るか。俺らの邪魔をするなら全て壊せばいい」


「はぁ〜シンヤ及びジョーククロウの連中を国家反逆罪として捉えろ」


騎士達がシンヤとリン達を囲った。

アリアは深いため息を吹いて肩をすくめた


「結局こうなるのですか。まぁ、シンヤ君を殺せと言う連中に慈悲なんてありませんが」


リン達も武器を構えた


「待てぇぇ!!!!」


すると、扉が開いて小さな子供が入って来た







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