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黒ずくめ

2本目


ここまで、誤字の多い作品を読んで頂きありがとうございます。200話行きました!!最初は少し始めた程度でしたがまさかここまで続くとは思いませんでした。これからも宜しくお願いします

「お前...ただお金を持って無かったからだけだろ?」


ギクっ


口いっぱい飯を詰めてたレヴィの肩が跳ねた。レヴィが欲しい欲しいと言ってた料理は全てシンヤの金で買って居たのだった。


「...ごめん」


「ぷっ、はははは、別に構わないよ。ほら、どんどん食え」


無一文だった事をレヴィは認めて、素直にシンヤに謝った事に対してシンヤは爆笑した。

次々とレヴィに屋台の料理を渡して食べさせて居た。


「ふん、感謝はしないからね」


「へいへい」


「まぁ、ありがとうって言っとくは」


「どっちだよ」


感謝はしないと言っていたのに、結局感謝をされてしまった事に思わずツッコミを入れてしまった。

レヴィは壁に貼ってあった貼り紙に注目した。


「最近、行方不明が多いらしいね。特に若い子が」


「そうなんだ」


「あんた興味ないのね」


「他人は正直どうでも良いよ」


「そう、確かに言えてるわね。てか、この肉美味いわね」


「まじ?俺の分も買ってけば良かった」


「なら、私の一口食べれば良いじゃん」


「良いの?ありがとう。パクッ」


レヴィが肉まんを差し出して、シンヤはそのまま一口食べたのだった。


「美味いな」


「でしょ?パクッ」


ムシャムシャと美味しく食べてるレヴィを見つめていたら、今日2度目の、誰かとぶつかってしまった。


「ちっ、ちゃんと前みろ!!」


シンヤの肩を強く押して、黒ずくめの男達は前に進んだ。その態度に気に食わなかったレヴィが睨み付けていた。


「何あいつら、感じ悪」


「俺がちゃんと前見てなかったのが悪いよ」


「なんなら、あっちもじゃん。歩きながら、手帳読んでんじゃ無いわよ」


「何だ?レヴィちゃん、俺の為に怒ってんのか?」


シンヤがニヤケながら冗談で言った、それを聞いたレヴィは声を荒くして答えた。


「は?!馬鹿じゃないの?何でお前何かの為に私が怒るのよ?自意識過剰すぎる、キッモ」


「冗談で言ったつもりなのに。そこまで、言わなくても...」


レヴィにキツく言われてしまって、落ち込んでしまった。するとレヴィがある事をシンヤに聞いて来た。


「で?どうするの?」


「何が?」


「馬鹿なの、気付いてるでしょ?あいつらから匂うものに」


「はぁ〜あまり首を突っ込みたくないんだよな」


シンヤとレヴィは黒ずくめの男達から、猛烈に血の匂いがして来た。匂いに的に今さっき誰かを殺したと思われるとシンヤ達は予想していた。

だが、シンヤはメイ達の試合もあるからあまり首を突っ込みたく無いと思っていた。


「ふーん、なら私1人で行くわよ」


「何でそんなにあいつらに深入りする?裏に誰が居るのか分からないぞ?」


「ふん、暇つぶしよ」


「...ああ、良いよ。俺も行くよ」


仕方なくシンヤもついて行く事にした


「別について来なくても良いのよ?」


「お前1人だと、またボコボコにされるだろ?」


シンヤは揶揄う様に言った。前に魔族の戦いで、弱体化していたレヴィがやられそうな事を言っていた。

レヴィは悔しそうな顔を浮かべて、棒付きキャンディを取り出し舐めた。


「うっさいわね。ほら、来るならついて来てなさい」


「へいへい、何て暴君なお嬢さんだ」


「殺すわよ?」


「ひぃーコワイコワイ」


シンヤとレヴィは黒ずくめの集団を追いかけに向かった。シンヤは街にあった時計を確認した。


「2時間後には、途中でも帰るからな」


「はいはい」


〜〜建物の地下室〜〜〜〜〜


黒ずくめの集団が階段から降りて来た、先に地下に居た2人の仮面の人物を囲んだ。

黒ずくめの代表して2人に近づいた。


「おい、例のものだ。受け取れ」


代表の男の後ろの2人が箱を持って、仮面の2人の前に置いた。


5()()()だ」


仮面の男は箱を開けて中身を確認した。


「ちゃんと、人数分あるな。ほら、約束な金だ」


金貨が入った袋を投げて渡した、黒ずくめの男達は袋の中身を約束の金の分あるのか確認した。


「ピッタリだな」


「2日後で最後だ。ちゃんと人数分を持ってけよ」


「へいへい、金さえ払えば。俺達何でも屋は何だってするぜ。拉致、強盗、暗殺何でもだ。それにお前さん達悪い趣味してんな。何でそんなの欲しがる?」


「契約違反だぞ?俺らの素性は探索しないと」


そして、仮面の2人は闇の中へ消えていったのだった。黒ずくめの男達は地上に戻る為に階段を登ろうとした瞬間。2人の人物が立っていた。


「おい!お前ら何処から入ってきた?!」


「まぁまぁ、落ち着いてくれよ。俺らもその取引に参加させてくれるといいな。それで何を渡した?」


「お前らに関係ない話だ!!野郎どもやれ!取引現場を見られた以上、お前らの命はない」


黒ずくめの男達は、武器を構えた。

後ろの集団は杖を構えて、魔法を唱え始めた。


「馬鹿シンヤ、足引っ張らないでね」


「おう」


シンヤは銃を取り出して、レヴィは腰にあるハサミを抜いて自分と同じぐらいの大きさに変えた。


バンバン


シンヤは先に魔法使いを銃で撃ち殺した。リーダー格はシンヤの妙な武器に警戒し始めた。


「気を付けろ!あれは帝国の魔法銃だ。ちっ、帝国の者かもしれねぇ」


シンヤとレヴィ対黒ずくめの男達の戦いはいま始まった。











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