初めての○○○
2本目
俺らは、村から出て1週間。今次の目的地フェレスガって言う、大きな街に向かっている。そこで、冒険者登録をする予定だ。何故ここかって?母さん達が初めて登録したのがここだからだ。
テントを貼り、夕食を食べる準備をしてる。
「ほら、出来たぞ」
「「「「いただきます!」」」」
「おう、召し上がれ」
今夜は俺が作る日だ。この中で料理が出来るのは、俺とアリアだけだ、毎日交代で料理を作ってる。
え?俺が作れるの意外だって?おいおい、こっちは食いしん坊のマナと長年一緒にいるんだぞ。これが、食べたいあれを食べたいっていつも言うから、俺が料理出来るように父さんの教えより特訓してた。え?母さんの料理?あれはダメだ。キャベツを千切りするだけで、家まで千切りするぐらいダメだ。食べ物に関しては人が食える代物じゃない、下手したら魔王を倒せるかもしれないぞ。
「お兄ちゃん、おかわり!」
「おう、どんどん食え」
ちなみに、マナが食べ始めてから15秒しか経ってないぞ?あれ?リン達より、4倍多く入れたはずなのに?まぁいいや。
俺らは食べ終え、テントの中で俺とアリアはチェスで、遊んで。マナは今日は食器洗いの当番で外で洗っている、クロカは本を読んでいて、リンは駄々をこねている。
リン「うう、クリーンでも綺麗になるけど。やっぱりシャワーがいい。」
「しょうがない、たまに川がある時そこで水浴びで我慢だな」
リン「この、一週間川一回しか見つかってないじゃん!」
「じゃーお前は昨日見つけた、毒沼でも我慢しろ」
リン「それ、死んじゃうから!!」
アリア「チェックです。」
「あっ、テメェ!リン!お前が駄々こねるから負けたんじゃねーか!ふざけんな!次のアリア食器洗い当番俺がやる羽目になったじゃねーか!」
リン「ちょっと!なんでよ!負けたからって私とせいにしないでよ!」
「ん?」
途端に、クロカが本を閉じる音をした。
「シンちゃん」
「ああ、分かってる」
リン「どうしたの?」
「いや、なんでもない。ちょっとお花を積んでくる」
リン「女子ですか!」
俺は、外に出て
「おい、マナ今日は終わりだ。明日朝俺が残り物をやるから、テントに戻ってろ」
「え?いいの?ありがとう!」
マナはテントに戻った事を確認すると、シンヤは森の奥に進んだ。
ちなみに、何故トイレをするを花を積むって言うと、昔トイレが無かった時代で女性が、しゃがんで用を足す姿が、花を摘んでいる姿に似ているからだそうだ。ごめん、関係ない話をしてしまった。そして、俺は目的の場所についた。
「おい、今朝から俺らに着いてきてたが。なんだ?俺のファンか?サインならあげるよ?」
「うるせ!男には用がねぇ!女と金を渡せば。てめぇ〜の命を助けてやるぜ」
「.へへ、アニキ!さっきの嬢ちゃん達ものすごく上玉だったぜ」
「はぁ〜普通に帰ってくれたら、嬉しかったのにな。いやだに決まってるだろ。帰れ!女を犯すからモテねぇだろ?いや、モテねぇから犯すのか。そこら辺のメスのオークでも交尾させて貰え!お前らの顔じゃお似合いだぞ?いや、下手したらオークにも拒絶されちまうか。ププ」
盗賊どもは、顔を真っ赤にして。剣を抜いた
「てめぇ、絶対に殺す。まじで殺す!」
「いや待て、こいつを生かして。犯されてる女どもを見せてから殺そう!」
「残念だったな!こっちは16人。生かしてやろうって言ったのに、人の優しさを聞かなかったガキが悪いからな」
「はぁ〜面倒臭い」
盗賊達はシンヤに、襲いかかって来た。
シンヤは、剣を抜き目の前にいた3人の首を刎ねた。
「てめぇ!よくも!」
「おいおい、なんで俺の事を殺そうとしてるのに、こっちが殺したら怒るんだよ?」
盗賊はどんどん数が減り、そして最後の一人になった。
「ひひぃ、ば、化け物!お願いします。殺さないでください!ごめんなさい、ごめんなさい」
「はぁ、お前はもし俺が命乞いしても殺すだろ?」
「待って下さい!何でもします!」
「そうか、なら死ね」
俺はそいつの首を刎ねた
「うーん、初めて人を殺したけどなんとも思わないな。リン達に危害を加えようとしたからか?ゴブリンみたいな顔してたからか?一切罪圧巻が湧かないな」
シンヤは、一応他にいないか。調べるために、気で五感を強化した。
居ないと確認を終え、リン達の所に戻った
「ただいま!」
「あれ?お兄ちゃん、リンお姉ちゃんがお花を摘みに行くって言ってたけどお花は?
「ん?ああ、汚かったから捨ててきた」
「え?」
ちなみに、シンヤはリン達と同じテントで寝ています。羨ましい。




