幼馴染
ヒロイン一人登場です
「今のもっと腰を低く打ち込んだほうがいいわね」
「うす」
「そんな力任せじゃダメよ」
「うす」
「あらあら疲れちゃったのかしら攻撃が遅すぎるわよ」
「うす」
「次に攻撃するとき目で見すぎよ」
「うす」
はい、こんにちはシンヤです
さっきから「うす」しか言ってないのが俺です
え?今なにやってるかって
それは、、、
「あら、今のいい攻撃よ今の感覚を忘れないでよ」
「うす」
「ちょっと、シンヤ!さっきからうすしか喋ってないじゃん!!」
「だぁ~~しょうがないやろ。母さん!2時間ぶっつけで稽古してるから
喋る体力がないんだよ!」
そう朝4時から2時間も修行してる
「みっともないわね、これじゃ冒険者になれないわよ
私たち冒険者にとって普通のことなのよ?
私なんかこんなの朝飯前だわ」
「まじかよ、、、」
父さんの、声が聞こえてきた
「コリーナ、シンヤそろそろご飯ができるぞ」
「あらもうご飯の時間になったのね、シンヤ先に水浴びしてきなさい」
「う~す」
そして俺は汗をふき木剣をしまって川に行くときに
「コリーナよ冒険者でもあの修行は無理だと思うけど、、」
「ふふ、あらガイ私嘘は言ってないわよ”私たち”冒険者は普通って言ってるわよ」
「うわ~性格わるいな、そりゃ〜俺たちのパーティだったら普通の事だな
てか、あの歳でこの修行に耐え切れるってあいつもあいつでどうなってんだよ」
「多分剣の才能は私以上ねーどう化け物に仕上がるかしら」
「ま、まじよ...コリーナ以上の才能かよ
てか自分の息子を化け物呼ばわりはひどいぞ」
後ろで、父さんと母さんが喋ってたけど俺は腹が減ってるしどうせまたイチャイチャしてると思い。
聞きもせずに、すぐに川に行ったのだ。
20分ぐらい水浴びして家に帰ったのである
「ただいま」
ドアを開けると
母さんと父さんが座っていて
もう一人少女が座っていて
茶髪でショートボブの子がメシを食っていた
「あ、お兄ちゃんお帰り~」
この子はお兄ちゃんって、呼んでいるけど
実の俺の妹ではない
同じ年で、ただ俺が2か月早く生まれただけある
なぜお兄ちゃんかって?本人はしっくりくるらしい。
まぁ~8歳にして身長は低いから俺もお兄ちゃん呼びはしっくりくる
なんなら嬉しい
けしてシスコンじゃないぞ?
本当に、うん。シスコンじゃないからな?
でも胸は8歳にしちゃ大きくない?栄養全部胸に行ってるよなあれ
生まれた時からほとんど一緒にいるいわゆる幼馴染である
「おい、マナなぜここで朝食をとってる、自分家で食え」
「だって~お兄ちゃんといっしょに食べたいもん」
「帰れ!!」
っと言ったらマナはほっぺを膨らませながらブーブー怒ってるのである。
あら、やだかわいい
まぁ実際村の中で、美少女って言われるほど男子には人気が高いのである。
他の村から求婚しに足を運んでくる輩もいる
「まぁ~いいや、俺ははやくメシが食いたい、いただきます」
俺は椅子に座りメシを口に運んだ
「あ、お兄ちゃん!この後今日も修行に参加するね」
「ん」
母「シンヤ、もうすぐ職業適性を見に行くから町にいくわよ」
職業適性とは、自分にあった職業を神から授かるのである
そして職業にあったスキルを貰いる
農民なら栽培系のスキル
剣士なら強化とか剣スキル
奴隷職人なら隷属とか色々あるのである
まぁ大抵は、自分になりたい職業を貰える事が多い。
数は少ないが、自分のなりたい職業になれなかった人達もいるそうだ。
農民だから剣系のスキルを使えないとかはないのである。
でも剣士より覚えはものすごく悪いから剣士になりたかったけど剣士系の職業
じゃなかったときはあきらめたほうが早いのである
「お兄ちゃん、剣士になるといいね」
「剣士より最上位職の剣聖にでもなるさ」
「ふふ剣姫の子だから、シンヤならなりそうね」
「母さん、それフラグになるからやめて」
そう母さんは上位職の剣姫
ちなみに父さんは魔法使いの上位職の魔術師
「マナちゃんも騎士系になるといいね」
「うん!騎士系になれたらお兄ちゃんをまもるからね」
「はいはい」
騎士系とはいわゆるタンク系である
「おい、シンヤ照れるなって」
「父さんうるさい」