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物凄く早かった再会

「....」


シンヤは酷く落ち込んでいた、予選試合が終了して。見事にリン、メイ、ヒナタの3人は予選を突破した。

シンヤはフードの男と戦いが熱中してしまって、武器を壊してしまった。


「シ、シンヤ君そう言う時もありますよ」


「旦那様、あまり落ち込まないで。人は誰も失敗するから」


「そそそそうだぞ、小僧。カノンの言う通りなのじゃ」


落ち込んでるシンヤに、みんなが何とか慰めて貰っていた。余計に哀れと感じた部屋の隅で体育座りになってしまった。


「シン!」


リンはその情けないシンヤの隣に密着する様に座り、シンヤの頭をそっと自分の胸に押し付けた。


「そう、落ち込まないの。失格したのはしょうがない、失敗のまま終わられちゃだめ。来年また参加すれば良いじゃない」


「...うん」


「本当、シンらしくないよ。そんなに落ち込む何て」


シンヤはリンに慰められて、少しは元気を取り戻したシンヤだった。

そもそも、シンヤは失格した事に対しては何も思って居たなかった。シンヤが落ち込んでいた理由は、コヌーの前でシンヤを渡さないと言っていたのに。

その、シンヤが呆気なく失格した事でリンの顔に泥を塗った様な感じで落ち込んで居たのだった。


「リン、メイ、ヒナタ。大会応援してるぞ、頑張ってこい」


「「「うん!」」」


シンヤからの応援に、3人は笑顔で答えた。

そして、次の日になりトーナメント表が配られた。

リンはAブロック2番、ヒナタはBブロック3番、メイはBブロック4番だ。

ヒナタとメイは1試合目で当たってしまったようだ、ちなみにコヌーはBブロック1番に居た。


「シン、優勝するからね」


「リンちゃん、余も負けないよ」


「頑張る」


3人は優勝に向けて燃え上がっていた。まずは最初の試合でリンだったので、シンヤ達は観客席に座り応援した。

リンとリンの対戦相手が闘技場に現れてお互い武器を構えた。


「ふん、俺の相手は女か。女でも容赦しないぞ」


「そう」


『それでは、試合開始!!」


司会者がそう言い、ゴングの音が会場中に響き渡った。先に仕掛けて来たのは、男の方だった。


「もらった!おらっ」


男は大剣をリンに向けて振り下ろした、リンはその大剣を素手で受け止めた事によって男は驚いた。


「な、なに」


「終わりね」


リンがそう言ったと同時に大剣を強く握りしめて粉々にした、大剣が無くなった男に1発蹴りを入れて場外に吹っ飛ばした。見事に気絶していた。


『試合終了!!瞬殺!!」


リンは応援席にいるシンヤ達に向かって満面な笑みでVサインを送ったのだった。

ヒナタ達は二つの試合を挟むので、シンヤは完全に他人の試合は興味が無かった。


「悪い、トイレ行く。メイ達の試合開始前に戻る」


「分かりました」


アリアにそう言って、シンヤはトイレに向かった後に外でぶらぶらと散歩した。


「あれ、会場って飯持ち込み大丈夫なのかな?まぁいいか」


シンヤはマナ達の串焼きを買って、アイテムボックスにしまった。そして、アイテムボックスにコーラを出して街の中を散歩しながら飲んで居た。


「結構ここの景色綺麗だな。大会が終わった頃にリン達も誘おうかな」


シンヤは景色を見ながら歩いていると、誰かと肩をぶつかってしまった。


「あ、ごめん。前見てなかった」


「すまない、私も..」


「「...」」


お互い沈黙が続いてしまった、それはそうぶつかった相手がものすごく知り合いだったのだ。


「お前ストーカー?」


「そんな訳じゃないでしょ?!馬鹿シンヤ!」


「レヴィちゃん、何でここに居るの?いや、旅するって言ってたから別におかしく無いのか」


「私はただ大会中屋台の料理が半額になると聞いて来たのよ。本当最悪。ここで馬鹿シンヤと出くわす何て災難。んで、馬鹿シンヤは何でここに居るのよ?」


「俺は今やってる大会が目的でここに来た」


「ふーん、頑張りなさいよ」


レヴィから応援の言葉を聞いて、シンヤは少し驚いてしまった。


口は悪いけど応援はしてくれるんだな。やっぱり、根は良い奴だな。


「応援の言葉ありがとう。まぁ、俺は予選試合で反則負けしちゃったけどね」


「あははは!ざまぁ無いわね」


シンヤが大会に負けた事を聞いて、レヴィはわざとっぽく嘲笑った。


「ねぇ、貴方今暇かしら?」


「え?今は暇だね。2時間後ぐらいには会場には戻るけど」


「そう、なら。屋台回るのに私と付き合いなさいよ」


「え?別に良いけど..」


2人は屋台を巡ったのだった。

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