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ピキッ

「やぁっと!着いたぞ!!」


「わぁー!!久しぶりに街だ!!屋台だ!飯だ!!」


シンヤとマナは久しぶりの街について、はしゃいで居た。マナは屋台を見てお腹を支えてた。


「マナ、何から食べる?あそこに串焼きがあるぞ?それともあそこの肉まんか?それとも「ちょっと!」


シンヤとマナが、はしゃいでどこか行こうとした時に、アリアに肩を掴まれ止められた。


「まずは、参加登録でしょ?シンヤくん参加するんじゃなかったんですか?」


「え?」


「え?じゃないです、結構ギリギリなんですよ?早く行かないと締め切れちゃいます」


「ほら、シン!飯は後で!先に登録よ!」


「うぃーす」


シンヤはリンに腕を引っ張られて、会場まで向かって行った。会場の場所は案外分かりやすい所にあった。

今回大会に参加するメンバーは、剣を使う、刀のシンヤ、両手剣のリン、レイピアのヒナタ、大剣のメイの4人だ。


「マスター、あちらが受付場です」


シンヤ達は受付場に向かい、受付を担当してる男性の人に話しかけた。


「大会に参加したいけど」


「はい、えっと。どちらの人が参加するのでしょうか?」


「俺ら4人で」


「え?正気ですか?此方は剣の大会です、魔法は使えないのですよ?見るからにも貴方4人はまともに剣を触れる体型とは思えないですが...」


ピキッ


シンヤはリン達の事を馬鹿にする様な目で見た事に対して、少し怒りを覚えて居た。

その男を殴ろうと拳を握りしめたが、リンに手を握られ止められてしまった。


「あら?ここの役員は人を見た目でしか判断出来ないのかしら?」


「はい?」


その会話を聞いていた、キースが受付の男性に話しかけてきた。


「貴方名前は?」


「僕は、キシュルですが..何ですか?僕はただ、危険だと忠告しただけですよ?」


「忠告ねぇ...まず4人のギルドカードを見てから。もう一度忠告するか決めなさい」


シンヤ達はギルドカードを男に見せた、そのカードを確認した男はみるみると顔が青ざめて来た。


「あ、自己紹介遅れたわね。私はこう言う者よ」


キースは紋章付きのペンダントを男に見せた途端、いきなり立ち上がり土下座をしだした。


「すすすすみません!!あの噂の冥帝様達と知らずに、無礼な働きをしてしまって」


「ふ〜ん、無礼って自覚あるんだね。報告した方が良いかしら。キシュルさん」


キースに名前を覚えられた、キシュルの顔色がものすごく悪くなっていた。


「お嬢、そこまでしなくても」


「あら?君も怒ってたじゃないの?」


「いや、なんか。これを見ると可哀想になって来て」


キシュルの哀れな姿をみて、シンヤはキシュルに対しての怒りがどこか飛んでしまって居た。

参加の手続きを終えて、キシュルからの大会の説明が始まった。


「えっと、今から説明しますね」


大会に使用する武器は大会が用意した武器だそうだ、そこから自分の好みを選ぶと言った。

魔剣などで自分を強化を防ぐ為だそうだ、剣の大会は正真正銘の剣一本での勝負だ。


魔法を使ったり、剣を3秒間離す行為も、剣を壊したり壊されたりしたら、反則負けとになると言っていた。


うわ〜最悪だ。完全に俺不利だわ。


シンヤは力の調整が苦手で、普通の素材で作られた武器をすぐに壊してしまう。


剣を壊さない様にするのも、一つの修行になるかもな


「最後に、Sランク冒険者様の方は予選試合は免状となります」


「え?ラッキー」


シンヤはSランク冒険者なので、面倒くさい予選試合が免除された事に嬉しがって居た。


「うわ、シンズルい」


「シー君、良いな」


「ダーリン、ラッキーだねぇ」


三人の羨ましそうな目で見て来た事にシンヤは自分だけ楽しようとした事に少し罪悪感を感じた。


「ねぇ、それって予選試合に入りたいって言ったら入れるか?」


「え?可能ですが、あまり居ないですよ?」


「可能なら、予選試合に入る」


シンヤは予選試合に参加した。



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