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成長してるシンヤ

「ねぇ...シンちゃん..また魔力量..増えてない?」


「あー、ちょっと色々あって増えたんだ。ほら」


シンヤの手のひらに小さな炎を出した、クロカはシンヤが刀も触れて居ないのにシンヤには炎の適正属性が無いのに、炎を出した事に驚いて居た。

それに、その炎はただの炎では無いともクロカは気付いて居た。


「何その黒い炎?... 地獄の炎(ヘル・ファイヤ)と似てるけど...何か違う」


「獄炎って言ってた。阿修羅から貰ったんだ」


「阿修羅?」


「こいつの事」


シンヤは腰にある閻魔に触れた


「ふーん...今度私と..魔法対決...する?」


「あはは、魔法対決だったらクロカには勝てないよ」


「それに小僧なんか、お前の筋肉も前よりまた良くなってきてるのじゃ?本当どういう体をしてるのじゃ」


「そうなの?」


ルティナが自分の筋肉が良くなっていると言われたがシンヤはあまり実感がなかった。


「うむ、小僧お前体の軽くなっておらぬか?多分腕力も上がってると思うのじゃ?<気>も前より素晴らしくなっておるし」


「確かに体は軽くてなって感じかな〜」


言われてみれば、ゴッドメアと戦ってる最中に体がどんどん軽くなってると思ってたな


シンヤはゴッドメアとの戦いの中で体の何かが変わって行ってる事に思い出した様だ。

シンヤ達がダンジョンの前にいきなり現れた事に門番の騎士達が驚いて居た。


「き、君たちどこから現れたんだ?」


「ダンジョンの中からテレポートして来た。俺ら忙しいので、んじゃ」


ダンジョンの前にいきなり現れた事に騎士達に説明するの面倒くさがって居たのでその場を早く後にしたかった


「なんか目を隠せるもの無い?帽子とかでも良いけど」


メイ「どうしたの?」


「ん、いや。ダンジョンの中に居たから太陽が眩しくて」


「これは?」


マナは白い布を渡して来た


「何これ?」


「布だよ?」


「うん、分かってるけどこれをどうしろと?」


「それで目を隠せば良いんじゃないの?」


「いや、確かに太陽の光で守れるけど、前が見えないよ」


「なら、マスターこれはどうでしょうか?」


アイは魔法で何か作ってシンヤに渡した


「メガネ?」


「確かにメガネですけど、これはサングラスです。日差しなどで眼を守るために着用する保護眼鏡です。太陽の国に沢山ありますよ」


「へー、どう俺の目見えたりしない?」


シンヤはサングラスを着用して、自分の顔をアイに近づけた。


「あまり見えませんね。近くで見たら少し見えるぐらいです」


「それは良かった」


「?」


「シン、なかなか似合ってるわよ」


「ありがと」


リンに似合ってると褒められてシンヤは少し嬉しそうな表情を浮かべた。

冒険者ギルドに入っていって、クロカは無言で周りを見渡して居た。


「...チッ...あたり」


クロカは悔しそうな表情で、何か呟いて居た。それを聞いたシンヤは周りをジロジロ見ながら受付嬢まで辿り着いた。


「お帰りなさいませ。冥帝様、魔石の買い取りでしょうか?」


「いや、一つ自分用に魔石を使いたい奴もあるからその申請紙も欲しい」


「はい、分かりました。どちらの魔石でしょうか?」


「これだ」


「なっ!!」


シンヤがアイテムボックスから大きな魔石を取り出した。

それを見た受付嬢は物凄く驚いて居た。


「ナイトメアの魔石!!」


「...ああ、いや〜これを取りに行くのにキツかったよ」


「すごいですね。この短時間で最深部まで攻略するとは驚きです」


クロカはシンヤの服を掴んだ


「うん、ナイトメアを倒すのに俺()本当に頑張ったよ」


すると、シンヤは腰にしまって居た銃を取り出して受付嬢に向けた。

いきなりの出来事に受付嬢とリン達も驚いて居た。


「ダーリン!?どうしたの?」


「お兄ちゃん?」


「んで、自己紹介して欲しいな。お前は何者だ?」


「え?私はこのギルドの受付嬢ですが?」


受付嬢は少し震えながら答えた。


「そっちじゃ無い、また一つの方だ。お前なんでこれがナイトメアの魔石だと分かった?なんでナイトメアの魔石だけで最深部に行ったと分かってる?」


「!!」


受付嬢の顔行きはどんどん悪くなって居た。


「正直おかしいと思ってたんだ。ここの領主の娘がギルドの事を知らなかった?それに、アリアとルナも魔石の事を覚えていなかった。アリアとルナは人の話を良く聞く奴らだ、それを覚えてないって言った。お前なんか記憶系の魔法をかけてるだろ?」


「な、なんのことでしょうか?」


「それにギルド本部から、魔石を必ず売るって事も嘘だろ?アイがその事を知らなかったのもおかしい。魔石を必ず売るって事を他の奴らに知られない為に、説明した奴らに一旦忘れさせる魔法とかをかけてるとかだろ?」


「...」


受付嬢はだんまりとして居た


「んで、なんでこれをナイトメアと分かった?」


「そ、それは私の眼は魔眼で鑑定眼を持って居ます。貴方から魔石を取り出し時に見ました」


「ふーん、そうか」


シンヤはサングラスを外すと右目が赤く光って居た。


「もしお前が本当に魔眼持ちなら無効にされて居た事も気付くはず。それにこれはナイトメアの魔石じゃねぇ。ゴッドメアの魔石だ。ただならぬ魔力にナイトメアと勘違いしたな?馬鹿が」


「...はぁ〜、なんて不覚。ナイトメアの魔石を持って来たので興奮してしまいましたわ」


受付嬢の姿がみるみる変わって行った。受付嬢の背中はコウモリの様な大きな翼が生えてきて、茶髪から黒くなり金メッシュの様に変わった、そして、一本の黒いツノが生えて来た。


「お前がお嬢に呪いをかけた魔女か?」


「ええ、そうよ。魔女では無いですけどね」


シンヤはその元受付嬢から感じる独特な魔力に何か引っかかって居た。


「魔族?...じゃないよな?」


「マスター!彼女は悪魔族です!」


「ええ、そうでよ。私は悪魔族です」


「「「なっ?!」」


ルティナ、アリア、サラは彼女が悪魔族と聞いて驚いて居た。


「私は数少ない生き残りの悪魔族。七つの大罪の【嫉妬】を属してる。レヴィ=ヴァイサンです、よろしくね」


レヴィはウィンクをして挨拶した



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