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呪いの解呪

「パパ〜魔石食べて良い?〜良い匂いがしてて〜食べてみたい〜」


「お、良いぞ。ナイトメアの奴一個だけなら食って良いからな」


「お〜わーい、ありがとう〜」


スーは嬉しそうに、魔石を持っていたルナに小走りで走り自分の両手を出した。

ルナは両手に一個の魔石を渡して、スーはそのまま魔石を取り込んだ。


「お〜んまい〜今までの魔石の中で一番美味い〜」


スーの魔力量は大幅に増えて居た。魔力量が増えているスーをキース以外は我が子が成長したか様に微笑んで見守って居た。キースだけはいきなり魔力量が増えて居た事に驚いて居た。

シンヤはアリアから回復魔法をしてる時にジド目になりながら問いかけた。


「んで、説明してもらいましょうか」


「え?いや、最初にナイトメアと戦って居たんだけどね。その後に5体出てきたのよ。そのうち1体がゴッ「その事ではありません。そっちはどうでも良いです」


え?どうでも良いの?俺そいつらにリンチにされたんだよ。


「あの子を紹介して欲しいですね」


「え?あ!」


アリアはキースを見つめた、アリアの視線に気付いたのかキースは微笑み返した。

シンヤはアリア達とリングで会話してた時、ダンジョンの事を考えて居たのであまりキースな事を話して居なかった。


「彼女はおじょ..キース。色々あって、俺の主人になった?」


シンヤはお互いお嬢や従僕と呼び合って居たので、主従関係なのか?と問いかける様にキースを見た。 


「違う。確かに我従僕だけど、本当に主人と従僕の関係とは思ってない」


「だそうです」


シンヤとキースの関係を言って、シンヤはアリアを見た。シンヤはもう一つある事を伝える為に怒られるかもしれないと、少し言いにくそうな顔になった


「その、お嬢も俺の嫁にして良いか?ちゃんと、みんなを幸せにさせる覚悟はある。いや、絶対に幸せにさせる。その、幸せにさせる対象にお嬢も入れても...」


「ぷっ」


アリアはオドオドしてるシンヤを見て笑ってしまった。


「良いですよ。そもそも、最初からシンヤ君とキースとの事も聞きましたからね。みんな認めてますよ」


「そうだったのか」


「でも、嫁を増やすのは良いですが、ちゃんと私達も愛してくださいよ?」


「当たり前だ。お前らの事は世界で一番愛してる」


「その言葉、なにか矛盾してませんか?まぁ、それだけ守って下さいよ」


「ああ、分かってる」


「なら良しです!」


そして、シンヤはアリアから左腕を回復魔法をしながら手を開いたら握りしめたらを繰り返して居た。


「よし、腕の方は大丈夫ですね。本当すぐにくっつけられない良かったですよ。もっと遅くなっていたら、後遺症が残る所ですたよ」


「本当すまないな。ありがとうアリア」


「ん」


「なんか嬉しそうだな」


「だって、私のシンヤ君は私の回復魔法は必要としなくなりましたが、まだ私の回復魔法が必要と知れて嬉しいと思いました」


シンヤはアリアの頭を撫でて立ち上がった。シンヤは先程ルナから魔石を一個貰った奴をキースに渡した。


「お嬢、ボスの魔石だ。これをどうすればお嬢の呪いは解ける?」


「魔女に持ってけば解呪してくれるって言ってたけど、そもそも魔女の居場所が分からないの」


「そう言えば、キースに呪いがかけられてるのでしたよね?少し見ても宜しいでしょうか?」


「はい」


アリアはキースの頭上に手を翳して魔法を唱えた。

深刻そうな表情に変わっていった。


「結構強い呪いですね。これはなかなか厄介な呪いです、早く解呪しないとあと..残り数日で全て魔力を吸い取られちゃいますよ」


「え?でも、あと一年はあるはず」


「『解呪』」


バリン


何か弾く様な音がした。解呪出来なかった事に悔しそうな顔を浮かべた


「ちっ、『天使の息吹(エンジェル・ブレス)』あらゆる毒、呪い、病気を治す魔法です」


だが、キースの呪いは解ける事は出来なかった

アリアは解呪が出来なかった事にキースに頭を下げた。


「すみません、今の私には解呪する事は出来ません」


「頭を上げて。アリアが悪い訳じゃないから、ほらボスの魔石もあるしこれを渡せば呪いは消えるから。そんな落ち込まないで」


シンヤはゴッドメアの魔石を見つめて居た


これ結構綺麗だな


「んじゃ、地上に戻るか。魔石も手に入れたし、ダンジョン攻略したと聞けば現れて来るだろ。それに、アイだっている。まず、魔石の手続きをしないとな」


「手続きですか?」


ルナは何の話と首を傾げて居た


「あれだよ。ダンジョンの魔石を必ず売れとか言ってたじゃん、ダンジョンの魔石を欲しい時は申請しろとか」


「へー、そんな事言ってたのですか」


「え?お前近くに居たろ?」


「ごめんなさい、覚えてないです。多分聞き逃してました」


「シン、私も知らないよそんな話し」


「リンも近くに居ただろ?他に知らない奴は?」


クロカとマナとアイとヒナタ以外は手をあげていた。

シンヤは少し考え事をした。


「おいおい、結構話を聞いてないな」


「そもそも、妾とメイとカノンは別の事をして居たからな。受付嬢とやらの話は聞いておらんかったぞ」


「それもそうだな」


「マスターあちらに帰還用の魔法陣を見つけたので帰りましょうか」


「ここのダンジョンマスター殺してしまったけど、ダンジョンマスター居ないダンジョンはどうなるの?」


「ダンジョンは崩れ落ちます。ここのダンジョンマスターは私が作った者にやらせます」


「成る程」


シンヤはここのダンジョンマスターの件は解決したのだった。


「あ、ちょっと、俺の指輪をはめてくれよ」


シンヤは自分の薬指に嵌ってる指輪を外してキースに渡した。


「後でお嬢様に作るよ、それで呪いは解けたか?」


「ううん、呪いは解けてないみたい」


キースは首を横に振った


「これもダメか」


指輪に使ってる材料で呪いは解けるのか検証したが消える事はなかった。

シンヤ達は魔法陣の上に乗って、地上に戻って行った。その時シンヤはクロカの耳元で何か呟いて居た


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