表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
182/283

覚醒した者対進化した者

シンヤは刀を鞘から抜かず手の平から獄炎魔法を放った。

ゴッドメアは放たれた炎を剣で斬ろうとしたが、感でやばいと感じたのか、斬らずに炎から距離を取った。

黒い炎は壁に激突した瞬間大きな爆発が起きた


「阿修羅が使った時より全然遅いな」


シンヤはまだ阿修羅の獄炎を全然使いこなして居なかった。そして、シンヤは地面に手を突いて神雷を通した。

ゴッドメアはその雷で感電したが、上に飛んで回避した。


シンヤは前までは刀を持ってないと、炎や雷を出せなかったが、今は阿修羅と武甕槌が力を渡したおかげで炎と雷を自由自在に操れるのであった。


シンヤは獄炎を槍の様に作って、その上から神雷を纏わせて飛んだゴッドメアに槍投げをした。

槍は神雷によって超スピードで加速した。

ゴッドメアは空中に居たせいか、その攻撃に避けれずそのまま剣で防ごうとした。

獄炎によって威力が強化した槍はゴッドメアの剣に当たった瞬間爆発した。


「やっぱり、お前強いよ」


それでも、倒されなかったゴッドメアにシンヤは超スピードで近づいて炎の拳で攻撃した。

ゴッドメアは壁までに吹っ飛ばされた。


「はぁはぁ、やっと回復した」


ダンジョンマスターは武甕槌の神雷によって、麻痺した体が回復して、立ち上がった。


「ちっ、とんだ邪魔者が入った。ゴッドメア!!身体強化だ!!」


ゴッドメアは強化されて、シンヤに超スピードで向かって行った。ゴッドメアは回転をして、その勢いでシンヤを剣で薙ぎ払った。


「ふん!!」


シンヤは大きく手を払った瞬間、獄炎がゴッドメアを襲ったが、獄炎ごと斬った。


「まじか!」


シンヤは目の前で獄炎を爆発させて、爆発の勢いで後ろに飛び距離を取った。ゴッドメアは距離をとった、シンヤに走って行って。剣で突き刺そうとした。

シンヤはその攻撃をギリギリに避けて、ゴッドメアの体に触れて獄炎を爆発させて、壁まで吹っ飛ばした。


ゴッドメアは深く壁に埋もれたのか、すぐには立ち上がろうとしなかった。

シンヤは雷電を抜いてゆっくりとゴッドメアに向かって行った。


「ゴッドメアよ誇れ、お前は俺に一度勝った。なかなか良い戦いだった。もし、お前に自我があったとすれば今の俺でも勝てなかったかもな」


最後の俺の攻撃は賭けだった、俺の体力的に本当に限界だった。あの攻撃でまだ動こうとしてたら。本当に負けてたかも知れないな。


シンヤはスッと軽く刀を払った、ゴッドメアは魔石ごと真っ二つになって灰となった。

シンヤは戦いが終わったのか安心してその場で膝をついた。


「はぁはぁ、終わった〜」


大の字に寝そべって休憩をした。

ゴッドメアを倒されてしまってダンジョンマスターは焦りを見せて居た。


「やばいやばい。私のゴッドメアが負けた?あり得ない!!...いや、もしや今がチャンス?」


今のシンヤはゴッドメアとの戦いで体力を消耗していたのだったので、ダンジョンマスターは殺すなら今がチャンスだと思い、腰にあるダガーを取り出してシンヤの所まで走って行った。


「無理だよ。例え強くなる前の俺にでも、お前は勝てない。ダンジョンマスターだから強いと思ってたけど、正直お前にはとんだ期待ハズレだ」


「え?」


大の字になってたシンヤがダンジョンマスターが瞬きをした瞬間、目の前にシンヤが現れたのだった。


「お前のゴッドメアは強かったぞ。初めて敵に負けたよ」


「...うるさい!!本当ならお前を倒せてたのに!!部外者がお前に力を与えやがって!!ズルだ!!」


「あはは、確かにズルだな。ゴッドメアを倒したのは俺1人じゃないからな」


阿修羅の獄炎と武甕槌の神雷のおかげでゴッドメアを、倒せて居たのだった。


「だが、悪いな。俺は物語の主人公みたいにギリギリでかっこよく勝つより。圧倒的な力で勝った方が良いと思ってるだ。それの方が大切な人達(あいつら)を守れるからな。力が簡単に入るならプライドなんて捨ててやるよ」


「くそくそ!!もう一度ゴッドメアを出せば」


「おい、うるせーよ。そろそろ、私刑を始めるよ。お前さっき笑いながら俺の嫁に手を出そうと言っただろ」


シンヤはダンジョンマスターの腹に蹴りを入れて膝をつかさせた。そのまま顔に蹴りを入れて仰向けで倒れた。

そのまま馬乗りに乗り、ナックルを装着した。


「私刑内容は死ぬまで殴るだ」


「へ?」


シンヤはゴンゴンと思いパンチでタコ殴りをして居た。


「やめっ!ひぅ!がひゅ!ゴホッコボッ!!ごめっ!なっさいひぃ、ひゅ」


ダンジョンマスターは何か喋って居たがシンヤは聞こうとしなくずっと殴って居た。何分か経つとダンジョンマスターは息をして居なかった。


「ふーー、終わった〜」


すると、部屋の扉が開く音が聞こえた。シンヤは音の方向を確認すると入ってきた者に見覚えがあって。

シンヤは嬉しそうに立ち上がり、その者に走って抱きしめた。


「リン!!来てくれたのか!もう、攻略してしまったよ!」


「...シン、それ」


「ん?あー。ごめんごめん。血がべっとりだっんだわ。抱きしめて悪かった」


自分の血とダンジョンマスターの飛び散った血だらけだった。


「違う!!腕の方よ!」


「ああ...こっちか、ごめん。強かったんだ、負けたと思ったよ」


「馬鹿!!」


リンはシンヤの頬にビンタをした。シンヤはリンをまた悲しませてしまっていたので、そのビンタを受ける権利があると思い避けようとしなかった。

すると、キースが涙を流しながらシンヤの胸ぐらを掴んだ。


「我従僕!!なんであんな事をしたの!!!何で!貴方が死んだら..私」


「お嬢..」


シンヤはキースの為に嘘をついて逃がそうとして居たが、その行為にキースを傷つけてしまった事に自分が取った行動に後悔をしていた。

アリアがシンヤの頭をガツンと軽くゲンコツを入れた。


「はぁ、説教の続きは後でしますね。今回はいつも言ってますがもっと自分を大切にして下さい。反省するべきです、本当に心配したのですよ。切り落とされた腕は残ってます?」


シンヤは自分の切り落とされた腕を探した。

自分の腕を見つけて、取りに向かって行った。


「良かったです。もしなかったら、腕を生やす魔法は物凄く代償があるのですが、くっつけるなら私の魔力だけで十分ですね」


アリアは切り落とされたシンヤの腕を持って、左腕にくっつけて魔法を唱えた。


「『結合回復(セルヒール)』」


切断された、細胞がどんどん繋がっていって、シンヤの左腕は元通りになった。

アリアは腰にあった魔力回復のポーションを飲んだ。


「シンちゃん...流石に1人で頑張りすぎ...」


「お兄ちゃん!私達を待つべきだった!!」


「本当ごめんなさい...」


ルナ達もシンヤを叱りたい気持ちがあったがそれを幼馴染達に任せて、シンヤが倒したモンスターの魔石をルナが拾ってヒナタの鑑定眼で見てもらって居た。


「これとこれは、ナイトメアって奴だね。この大きいのはゴッドメア?ゴッド?え、神?」


「なっ?!ヒナタ!今ゴッドメアと言ったのか?!」


「え?うん、この魔石はゴッドメアって出てるよ」


それを聞いたサラとルティナは驚愕した。


「おい!小僧!!複数のナイトメアを倒しただけで驚きなのに」


「ゴッドメアまで倒しておったのか!シンヤお前どんどん化け物じみてきてるのう」


「あはは、何とか倒せたよ」


本当に運が良かっただけだ。もし、誰も助けに来なかったら俺は本当に負けてた。お前らを辛い目に遭わせてたかもしれなかった。もう、負けない。もっと強くなってお前らを守り通す。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ