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力の受け渡し

「俺の魔力を全て使え、『天上天下唯我独尊』」


シンヤは右手を上げた瞬間頭上から、大きな黒い剣が現れた。

禍々しい剣にダンジョンマスターは警戒をした。


「3体のナイトメアよ!ゴッドメアを守れ!もし、危険と判断したら避けろ」


ゴッドメアの前に3体のナイトメアがたった。


「ゆけ」


シンヤは右手を振り下ろしたと同時に黒い剣は逃げる暇を与えない程のスピードでナイトメア達を襲った。


ドッガガァァァッッン!!!


大きく爆発した、霧がどんどん薄くなって行きナイトメア達の姿は魔石となって居たが


「はぁはぁはぁ、クソ。本気でやばいな」


3体のナイトメアを盾になったおかげで、ゴッドメアはそれほど傷を負って居なかった。


「グハハハ!!焦らせやがって!!」


半悪魔化は解除されて、シンヤは魔力枯渇で意識が朦朧としてその場で膝をついた。


「ゴッドメア!!そいつを捕まえろ!!」


ゴッドメアは一歩ずつ、前へ歩いて行った。シンヤは意識が朦朧してる中、刀を掴み立ちがろうとした。


「無理無理!!お前にはゴッドメアを倒せない!!!グハハハそのまま絶望を味わえ!!まず腕と脚を切り落とせ!」


ゴッドメアはシンヤの前に立った、シンヤは意識が朦朧として居て動くが出来なかった。シンヤはただ、ゴッドメアを見上げて睨め付ける事しか出来なかった。

ゴッドメアは剣を振り下ろした。


スッ


「っ!...」


シンヤの左腕は切り落とされてしまった。シンヤは猛烈な痛みによって斬られた左腕を強く掴んだ。


「グハハハ!!次は右だよ!!」


ゴッドメアは剣を上げて右腕に切り落とそうとした瞬間、ゴッドメアは遠くに飛んだ。

ダンジョンマスターは何があった?と顔になって居た。


「おいおいおい、俺様の()を随分と痛ぶってくれたじゃねーか?」


喋って居たのは赤い肌に腰まである黒い髪に白いツノが生えた六つの腕の大男だった。

そして、もう一人隣に立って居た人物が居た。


「わしゃらが現れたには、これ以上、()に指一本触らさせないぜよ」


茶髪で長い髪を結んでいた、きせるを加えた男の老人が立って居た。


「お前ら!どこから現れた!!何者だ!!」


ダンジョンマスターは、いきなり現れた2人に指を指して問いかけた。

すると大男が腕を組み、仁王立ちで言った。


「仕方聞け!!俺は阿修羅!!王に仕える者だ!!」


「わしゃは、武甕槌主に。右に同じくシンヤ様を、我主に従える者ぜよ」


「はぁはぁ、阿修羅と武甕槌??それって俺の刀と」


「王よ正解だ!俺達は王が使っている刀の中にいる者だ」


「これ以上主の身が危険と判断したので、参上致しましたぜよ」


「ゴッドメア!!あいつらを殺せ!!」


ダンジョンマスターはゴッドメアに命令して、阿修羅と武甕槌を襲った。


「雷霧、フー」


武甕槌はきせるを吸って口から煙を吹いた。

煙はゴッドメアとダンジョンマスターを囲んだ瞬間、煙から赤い雷が走ってゴッドメアとダンジョンマスターを麻痺させた。ダンジョンマスターは痺れによってその場で膝をついた


「獄炎」


パン


阿修羅は両手を叩いた瞬間、黒い炎が現れて、固まって居たゴッドメアを襲った。


「おうおう、やはり硬いね。今ので焼け死なないとは。いや、俺が弱くなってるだけか」


ゴッドメアはその場で膝をついて自己修正をして居た。

阿修羅達はそのまま追撃をせずにシンヤに振り向いた。


「うーん、あれは無視で良いや。王よ、俺と本格的に契約をするぞ!俺達も無理矢理出てきたから。もうそろ消えてしまう」


「主よ、わしゃも契約してくれぜよ」


「はぁはぁ、契約?契約ってこれと同じやつか?」


シンヤはサラと契約した時に首に現れた、模様に触った


「王よ!それだ!!」


「嫌だ」


「え?なんで!!」


シンヤは即答で断った事に、阿修羅は大声で驚いて居た。


「男とキスしたくない」


「ガッハハハハ!!安心せよ。確かに契約はキスする。それは異性との話だ。同性なら、握手をするだけで契約成立するんだぞ」


「それに主、わしゃらと契約すれば。わしゃらの力を自由に使えるぜよ。力を手に入るぜよ、主よわしゃらと契約するぜよ」


気絶しようなシンヤは2人から力が手に入ると提案してきたが、それでもシンヤは断った。


「悪いがお前らとは契約しない」


「何故だ!!!俺らと契約すれざ、あれを倒せるだぞ!!」


「主よ!!考え直してくだせ!」


「お前らと契約したくない1番の理由はもう俺と契約してる奴が居るんだよ」


「契約は何人でも行けるぜよ!」


「はぁはぁ、知ってる!だが、嫁を何人もいる奴が何を言ってるって言われるが、俺は浮気はしない。俺と契約関係であるのはサラ一人で十分なんだよ。だから、ゴッドメアはおれが」


ドスン


シンヤは限界が来たようで、前に倒れてしまった。

まだ、意識があり阿修羅達の会話を聞いていた。


「そんな理由で俺らと契約しないのか」


「主...」


2人が契約すれば強い力が手に入ると言っているのに、その提案を断った理由を知った。

すると、2人はいきなり笑い出した。


「ガッハハハハ!!ますます、気に入ってしまった。これが俺らの()となる者か!最高だ!!」


「今までわしゃらと契約して来た人間が居たが、前の所有者の人物並みに面白いぜよ!!いや、前よりわしゃらの所有者

より気に入ってしまったぜよ」


2人はシンヤの頭を触った。


「安心するが良い!これは契約ではない。俺達の力を今から受け渡す」


「オッホっホッホ、気に入ってしまったぜよ。主ならわしゃらの力を渡しても良いと思ったぜよ」


「ああ、全て俺らの力を渡すぜ。いや、今は全盛期の時の力は渡せないか。まだ、全部取り返した訳じゃないな」


「俺の獄炎を王に託す」


「わしゃの、神雷を託そうぜよ」


シンヤの周りに赤い雷と黒い炎がグルグルと周り出してシンヤの体に入って行った。

シンヤの魔力はどんどん回復していって以前より魔力量が何倍も跳ね上がって居た。

魔力が回復して来たのか、意識がどんどん取り戻して行った。


「お?時間だ。王よ俺らは消えるぜ、存分と俺らの力を使いこなせ!!今は弱いが歴代俺らの所有者の中で最強になるかもしれない」


「そして、わしゃらの天敵邪神を倒してくれぜよ」


「王よ」「主よ」


「期待してるぜ!!」「期待してるぜよ」


2人は笑顔で消えて行って、刀に戻って行った。

シンヤは完全回復して行って、雷電と閻魔を片手で一本ずつ鞘にしまった。

ゴッドメアも完全回復したのか、動き出して。

お互い睨めあいながらゆっくりと近づいて行った

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