進化
最初は別視点から始まります
「最初のナイトメアな反応は消えましたが、やばいです。ナイトメア5体召喚されました」
アイがそう報告した時、ルティナ達は少しシンヤを心配しそうな顔を浮かべていた。
サラ「何!!5体だと?!シンヤの身が危険だぞ!!」
「小僧でも、5体同時は...」
ルティナ達は強いシンヤでも、ナイトメア5体同時だと勝ち目が無いと思い焦りを出した。
すると、ダンジョンの下から禍々しい魔力を感知した。
ヒナタ「何この魔力..」
イヴ「これは危険、ご主人様..」
サラ「この魔力は、悪魔族!生き残りがここに居たのか」
サラ達は禍々しい魔力に警戒をしていたが、リン達はその魔力に見覚えがあった。
「違います!これはシンヤさんの魔力です。北のダンジョンの時の...」
すると、アイはある事に気付いて焦りと怒りを出して口調が少し荒くなっていた。
「ちっ、ここのダンジョンマスターはマイマスターを殺すつもりですね。ナイトメアを進化させるつもりです。本当にぶち殺したいです」
南のダンジョンマスターがシンヤを確実的に殺そうとした事にアイは怒りを覚えた。
「なぬ?ナイトメアを進化させると言ったのじゃ?」
「はい、ナイトメアが進化に成功させたら私達が束になっても勝てる確率は低いです」
「シンちゃん...危険?」
「進化に成功してしまったら、今のマスターには勝つ確率的に0に近いです」
「従僕...」
キースは無事でいて欲しいと両手を握りしめて祈っていた。
リン達もシンヤの無事を祈るしか出来なかった。
〜〜〜〜〜〜〜
3体のナイトメアと半悪魔化したシンヤと激しい攻防をしていた。
ナイトメア2体がシンヤを挟む様に剣で攻撃した。シンヤ左手の刀で受け止めて、右手で剣を掴んだ。
「おら!」
シンヤは手で受け止めた方のナイトメアの剣を強く握りしめて隣に居たナイトメアごとぶん投げた。
「雷電伍ノ太刀・爆雷轟」
雷電に雷を纏わせて、2体のナイトメアを斬りつけた。斬りつけた瞬間雷の爆発が起きた。
「本当しぶといな」
爆発はナイトメアの魔石まで届かず、傷を負った鎧が再生した。
シンヤの左手は雷電によって限界が来ていてあまり強く握れていなかった。
すると奥の方向からただなら魔力量を感じた。
「グハハハ!!成功したぞ!私のナイトメアが進化するぞ」
ダンジョンマスターの近くにいたナイトメアが黒く光り出した。
光が消えるとその場で立って居たのは、身長が縮んで細くなっている全身鎧のものが立って居た。
「っ...」
シンヤはその進化したナイトメアの闘気を感じて息を飲んでいた。
「グハハハ!これがナイトメアの先!!ゴッドメアだ!ナイトメアの強さと比べ物にならないぞ!!」
ゴッドメアはゆっくりとシンヤに歩いて居た。
シンヤはゴッドメアの威圧に体が動かなかった。
「はっ!やべ!」
ゴッドメアが剣でシンヤを斬りつけようとした瞬間、シンヤは死を感じたのか反射的に後ろに飛んだ。
ゴッドメアは剣を軽く振っただけなのに、風圧だけでシンヤは飛ばされた。
そのまま受け身を取って立ち上がった。
「うぜ、この俺を遊んでるのか?」
ゴッドメアはシンヤを子供扱いをして、遊んでいた。
3体のナイトメアはゴッドメアの後ろに立って、ゆっくりとシンヤの所まで歩いて行った。
「グハハハ!!どうする!お前の未来は死あるのみたぞ!!グハハハ!このまま街に行って国ごと侵略しちまおうかな!。まずはこの私のダンジョンを乗っ取ろうとするメイドの服の女とその仲間を捕まえようとするか。なかなか良い顔をしてる。私の奴隷にしよう」
ダンジョンマスターは他と違う場所を見ていてそう言った。
「おい、今メイド服って言ったか?」
「ん?知り合いなのか?緑の髪の女だよ。多分他のダンジョンマスターと言った所か」
「そうか...」
シンヤは最も嫌いな事自分の大切な人を奴隷にする、自分の物にする、玩具にする事がシンヤにとって怒りの原動力だ。それをダンジョンマスターは喋ってしまった。
「ゴミクズが、てめーを徹底的にぶち殺してやるよ」
「おや?もしや?知り合いなのかね?そうかそうか!ならお前を生捕にして、目の前で痛ぶってやるよ」
ダンジョンマスターはシンヤを挑発する様に言った、ダンジョンマスターが取った行動は合って居たのだろうか。彼の運命はこの行動によって決まってしまった。
シンヤは半悪魔化によって、いつもより短気になっており怒りのゲージが頂点に達して居た。
「それ以上、くせー口を開くな」
「あ?」
シンヤから、どんどん禍々しい魔力を放出していた。
「俺の魔力を全て使え、『天上天下唯我独尊』」
シンヤは大きな黒い剣を作った。




