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久しぶりのこの形態

「はぁはぁ、ハハハ。最高だよ!もっと!俺を追い込めよ!!ナイトメア!」


血だらけのシンヤ、ゆらりとナイトメアに駆け走って行った。

ナイトメアはどんどんシンヤに押され行っていて、ダンジョンマスターは少し焦りを見せた。


「な、なんなんだよ。あいつは..なんで、どんどん強くなって行くんだよ。意味が分からない。クソ!身体強化をしろ!!」


ダンジョンマスターはナイトメアに身体強化をして、スピードとパワーが上がった。


「いいね!まだ強くなるのか。おい!もっと俺を楽しませろよ!ハハハ!!」


シンヤは笑いながら、ナイトメアの攻撃を刀で防御して、蹴り飛ばした。

吹っ飛んだナイトメアを追った。


「エンチャント・ダーク、雷電壱ノ太刀・一道稲妻」


赤い稲妻は、ナイトメアを胴体を斬りつけた。


「ちっ、真っ二つにしたと思ったが、硬いな」


シンヤに斬られたナイトメアの鎧が再生した。

ナイトメアは剣を強く握りしめて、近くに近づいていたシンヤを襲った。


カキンッ!


シンヤはナイトメアの攻撃を雷電で受け止めて、<気>を込めた拳でナイトメアの顎に命中した。

後ろに倒れこむナイトメアに馬乗りに乗り、雷電で魔石があると思う部分に突き刺した。


「はぁはぁ、手応えありだな」


ナイトメアは灰となって、魔石だけその場にポツリと落ちていた。

シンヤは立ち上がり、ダンジョンマスターを探っていた。


「そこか、空撃」


シンヤはある場所に斬撃を飛ばした。


「クソ!ロックウォール」


岩の壁が現れて、シンヤの斬撃を防いだ。

すると、岩の壁から黒髪で赤い目の1人の男が現れた。


「人族か?」


「昔は人族だったが、今は違うですね。リッチって言えばいいのでしょうか?まぁ、その話はいいです。ダンジョンボス撃破おめでとうございます」


ダンジョンマスターは笑みをこぼしながら、拍手をしていた。


「さて、正直攻略されると、面倒なので貴方はここで死んで下さい。ガハハ!絶望しろ!サモン!」


「ちっ」


ダンジョンマスターの前に5つの魔法陣が現れて、魔法陣からシンヤと先程戦っていたやつが現れた


「流石に5体はダンジョンポイント殆ど使いますが。まぁ、これで貴方は終わりですよ!ナイトメア5体に勝てるのでしょうか!」


「こりゃ、キツイな...」


ナイトメア1体にギリギリだったのに、同時に5体は勝ち目が無かった。


「身体強化!!奴を殺せ!」


強化されたナイトメア5体はシンヤに超スピードに近づき攻撃した。


「龍神化!」


シンヤは赤く光り、二つの刀でナイトメア達の攻撃を防いでいた。


「カハッ、ハハマジでやばいな」


シンヤは斬られてしまった、脇腹を抑えながら距離を取った。


魔力も体力も限界だ、ポーションを飲ませてくれる隙も与えてくれないし。

しゃーない、使うしかないな。


「半悪魔化」


シンヤの呪印の線が太くなり、右に黒いツノと翼がが生えてきた。

その、姿を見たダンジョンマスターはシンヤから漏れてる禍々しい魔力にビビって居た。


「な、なんだよ。それ」


「ギャハハハ!!力が漲ってくるぜ!最高だ!!てめーらをぶちのめしてるやるよ!」


呪印の闇によって大きくなった黒い右手で周りに居た、ナイトメアを薙ぎ払った。

ナイトメア達は遠くに吹っ飛ばされてしまった。

閻魔を強く握りしめて、一番近くにいたナイトメアに超スピードで近づいて行った。


「修羅伍ノ太刀・ねじれ火車」


立ち上がろうとした、ナイトメアに炎を纏わせ回転を加えつつ切り上げているよう斬った。

ナイトメアの胴体は5つに斬れて、灰となって真っ二つになった魔石だけが落ちていった。


「まず、一体目」


「うそだろ!ナイトメアを瞬殺された?!ありえない!あいつは人族ではないのか?!」


ダンジョンマスターは先程シンヤが手こずっていたナイトメアを瞬殺した事に酷く驚いていた。

すると、ダンジョンマスターは自分のダンジョンの異変に気付いた。


「なんだ?私のダンジョンを誰か無理やり改造してるのか?くそ!早くアイツを殺さないと!!そうだ」


ダンジョンマスターは何かいい策を思いついたのかニヤリと笑った。


「ナイトメア1体は!俺の所に来い、他3体は時間を稼げ!!」


3体のナイトメアはシンヤの前に立ち、1体はダンジョンマスターの所に走って行った。


「このままだと、俺らが負ける!今からお前を強制進化させるぞ!」


ダンジョンマスターはそのナイトメアを触って何かやろうとしていた。


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