黒い騎士
「どこだ、ここ?」
「我従僕よ。そろそろ離れてくれ」
「ん?あーすまんすまん」
魔法陣が光出した時シンヤはキースを守る様に強く抱きしめて居た。
キースは少し耳を赤くしながらシンヤから離れた。
シンヤとキースは周りを見渡した。
「どこに飛ばされた?」
「後ろに階段があるよ」
キースは後ろに上に上がる階段を見つけた
「もしかして下の階層か?」
「かな〜?下に飛ばされるトラップだったのか」
「最悪だな...普通の人なら、俺らにとって好都合だな。最深部まで飛ばされた良いな」
「従僕、もっと真面目にやって。死ぬかもしれないよ」
「今は真面目だよ。ちゃんと、見張ってるから」
シンヤは<気>で周りに強力な敵がいるか探って居た。
「1、2、3、4...14体近くにモンスター居るな、おまけに結構強い奴」
竜の里に居た、ドラゴン並みか?14体はちょっと厄介だな。
シンヤは周りに居るモンスターに警戒をして居た。
刀を強く握りしめて前に進んだ。
そこに居たのは、黒い全身鎧の騎士の様な物が並んで立って居た。
「従僕、あれはやばいよ!」
キースは黒い騎士達の魔力を感じて危険だど感知した。
ここから離れようとシンヤの袖を引っ張って居た。
シンヤは黒い鎧達を見つめて居た何か考え事をして居た。
「我従僕!!聞こえてるのか!」
「...いや、勝てる。油断さえしなければ、お嬢を守りながら勝てる」
「何を言ってんの!あれは無理よ!」
シンヤは慌てているキースの頭に手を軽くポンっと置いた。
「大丈夫だよ。此処で待ってろ、もしお嬢が危険だと思ったらこの水晶を割ってくれ。これは地上にテレポートするアイテムなんだ。俺が危険だと思ったらそれを割ってくれよ?俺ら二人で地上に上がれるからな」
シンヤは手のひらサイズの水晶をキースに渡した。
「そこで待ってろ、俺が倒しに行くよ」
シンヤは刀を鞘から抜いて、黒い騎士に立ち向かって行った。シンヤの姿を確認した黒い騎士は武器を構えた。
シンヤは片腕だけ呪印を広げた。
「修羅弐ノ太刀・一刀絶断」
ヒナタに技の前に数字言った方がかっこいいよ!って言われたから修羅と雷電は伍の太刀まで、合計10の技を考えて作った。
シンヤは炎を纏わせて阿修羅道丸を横に大きく薙ぎ払った。
前に居た黒い騎士2体は胴体を真っ二つにされたが、後ろに居た騎士は盾で防いだ。
「ちっ、今ので5体は殺したつもりだったがね。雷電肆ノ太刀・遠雷虎」
雷の虎が3体の黒い騎士を襲った。前に居た2体の黒い騎士は後ろに居る黒い騎士は身代わりになり守った。
「モンスターでも、仲間を守る意思はあるのね。雷電壱ノ太刀・一道稲妻」
雷電刀の雷を纏わせながら、カツノブからコピーした一本桜をオマージュして、守られて居た黒い騎士を超スピードで居合で真っ二つにした。
「はぁはぁ、本当今の相棒達俺に優しく無いな」
シンヤは二つの刀を振ってるだけで、体力を物凄く消耗して居た。
「残り7体か..修羅壱ノ太刀・双不知火」
普段使ってる不知火を瞬時に2回繰り出す技。
1体の黒い騎士はバッテンに体を斬られてその場で崩れ落ちた。
「はぁはぁ、修羅参ノ太はぁはぁ、ダメだ」
阿修羅道丸と武甕槌を連発で振ったせいか、シンヤの体力はどんどん削れて居た。
シンヤはその場で膝をついた、その隙に黒い騎士がシンヤを襲い掛かって来た。
「我従僕!!」
心配する様にキースはシンヤを呼ぶ様に叫んだ、シンヤは両手を地面につけて
「はぁはぁ、八岐大蛇」
八頭の龍が地面から現れて、黒い騎士達を襲った。
八岐大蛇は黒い騎士達をと交戦中シンヤはアイテムボックスからポーションなど取り出して回復をして居た。
「ふぅー、キツイな。俺もまだまだ修行が足りないな」
これじゃ大切な奴らを守れなくなるな。
シンヤは二つの刀を鞘にしまって、雷電の柄を強く握りしめた。
「ふぅーー、失敗したら。終わりだと思え。雷電弐ノ太刀・神速雷電虎六重撃!!」
超スピードどシンヤを纏う様に雷の虎が黒い騎士を6体の胴体を斬った。
「ちっ、はぁはぁ一体残った」
最後の一体だけ胴体を斬れずにシンヤを襲うとした。シンヤは銃を取り出し、4発黒い騎士の頭に撃ったが鎧が固く弾き返された。
黒い騎士の剣はシンヤを襲った。
剣はシンヤを真っ二つにしたと見えたが、鏡花水月の偽物だった。
黒い騎士は消えたシンヤを探すために周りを見渡した。
「後ろだよ。修羅弐ノ太刀・一刀絶断」
黒い騎士の首は高く飛び上がった。
シンヤは黒い騎士を全滅した事を確認して。その場で座り込んだ。
「はぁはぁ、終わったー」
「我従僕!!大丈夫か!」
「すまない、時間掛かりすぎた」
「あんな怪物の集団を一人で倒したんだ。君は本当に凄いな」
「あはは、ありがと。ごめんが少し休憩しても良いか?」
「断る理由がない。君の体力が回復するまでいつでも待つぞ」
シンヤはアイテムボックスからアリアが作ったポーションを出して飲み干して居た。10分ぐらい休憩したら、立ち上がった。
「お嬢、前に進むか?」
「まだ休憩しても良いんだよ?」
「俺はもう大丈夫だよ」
「なら行くか。よいしょっと」
「担がなくてもいいのに」
シンヤはキースを担いで前に進んだ
前に進むと赤と金の大きな扉についた。
「...こりゃボスだな」
じゃ〜今は25階層か30階層のどっちかか
25階層なら、普通のモンスターだけであの強さなら俺一人だとキツイな。まだ、龍神化と呪印全開を残してるけど呪印全開にすると性格変わるからあんまり使いたく無いんだよな。
本当にやばかったら半悪魔化もあるし進んでみるか
シンヤはリン達を待とうとしたが、シンヤはズルして近道でダンジョンに降りて居たのでリン達が居た来るか分からなかった。
「お嬢準備は良いか?開けるぞ?」
「うむ」
シンヤは扉を開こうとして触った。
「ん?」
扉にある線が光って、勝手に扉がゆっくりと開いた。
シンヤ達は中から強大の魔力を感じて息を飲んだ。恐る恐る入ると部屋の真ん中に一つの影が立って居た




