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あっさり最高記録更新してしまう

「我従僕よ。何かズルしてるみたいだな」


「あっさり、最高記録更新しちゃったな。熱いな」


最高記録の20階層に対して今シンヤ達がいるのは1時間も経たないで21階層だった。シンヤはダンジョンの地面を殴って近道をして居た。


「このまま、最深部まで行きたかったな」


てか、20階層のボスなんだったんだろ?


近道で地面を殴りたかったが、今いる階層は溶岩があって殴らなかった。

溶岩の中に魚の様なモンスターがいて、シンヤ達を見かけた瞬間、口から炎を放って攻撃して居た。

シンヤはそれを避けて、銃で撃ち抜いて倒して行ってる


「熱いしよく分からない魚もいるし。下に行く階層も分からないし」


シンヤは溶岩の暑さで少しイライラして居た


「お嬢、水居るか?」


「飲む」


シンヤはアイテムボックスから水筒を取り出して、キースに渡した。

キースはゴクゴクと、飲んで居た


「従僕は飲まないのか?」


「ん?俺はまだ良いよ。お嬢が飲みたかったら全部飲み干しても良いよ?あと三つ分あるし」


「わかっ...いや、これで良いよありがとう」


キースはまだ水を飲みたがって居たが、シンヤが我慢して水を飲まなかった事に気付いて飲むのを辞めた。


「やっぱり、下に行く階層が分からないな」


こういう時に、クロカやサラとかアイが居たらすぐに見つかるのに。ちっ、俺1人だと何も出来ないな


「我従僕、魔力ポーションは持って居るか?」


「ん?沢山あるぞ?」


「それは良かった。探せよ探せ、我行く道を示せ『探索(サーチ)』」


キースは魔法を使った、息が荒くなって行き壁に向かって指を差した


「はぁはぁ、従僕ポーション頂戴」


「おい!大丈夫か?!ほれ、飲め」


シンヤはキースにポーションを飲ました


「はぁはぁ、下位魔法一個使っただけで、魔力枯渇寸前か..ハハ、そろそろやばいかな」


「無理するなって」


「従僕にだけ無理させる主人がどこに居る?ほら行くぞ、私を担いでくれるのだろう?」


「はぁ〜本当人騒がせのお嬢様だな」


シンヤはキースが差した方向に向かって行った、向かった先は壁の溶岩だった。


「お嬢此処であってるのか?壁しか無いぞ?」


「此処に引っかかったんだけどな?」


「なら、見てみるか」


「?」


シンヤは溶岩の壁に手を突っ込んだ


「おい!何をしてる!!」


「ビンゴ、中に空洞あるぞ」


「馬鹿野郎!早く手を」


シンヤは溶岩の中から手を出した、キースは普通なら燃え溶けてる筈なのに、シンヤの腕は少し火傷程度だった。


「なんで?」


「腕だけ龍神化させたんだ、溶岩程度なら耐え切れるぞ」


シンヤは刀を抜いて、溶岩の壁を斬った。溶岩の壁は真っ二つになりその隙に飛び込んで入って行った。

中には階段があり降りて行った。

22階層の景色は、21階層と同様溶岩だった。


「もう、この階層ごと吹っ飛ばすか。お嬢ちょっと本気で床斬るから気をつけてね」


「え?」


独学で作った、流派でも使ってみるか。

名前はヒナタが考えてくれたけど。


「修羅肆ノ太刀・炎天地変」


シンヤは呪印を広げて刀に魔力と<気>を、阿修羅道丸に込めて地面をぶった斬った。

溶岩は綺麗に割れた、割れてる隙に穴に入り下の階に向かって行った。


「何かドラゴンみたいなものが真っ二つにされてたけど...」


「ドラゴン?そんなの居たか?」


22階層のモンスターはドラゴンだったらしいが、シンヤはモンスターの姿を見て居なかったので分からなかった。

23階層は溶岩がなく岩の壁だった。そして、天井を見上げた。


「やっぱり、直ってるな」


シンヤが刀でぶった斬った、瞬時に岩は再生されて居た。


「従僕!!」


「気付いてるよ」


何者かに近づいてきてると、気付いてキースはシンヤに呼びかけた。

シンヤは先を見ると大きなモンスターが突進してきた。


「なんだこれ?」


突進してきたモンスターを素手で受け止めた。モンスターの見た目は牛?サイ?の様な四つ足で、鎧の様な物な体だった。


「よいしょっと」


シンヤは片手で持ち上げてひっくり返した、地面に叩きつけた。

モンスターは自力で起き上がりようとしたが腕の短さで自力では起き上がれなかった。シンヤはひっくり返ってるモンスターの上に乗り、魔石があると思う部分に腕を突っ込んだ。

魔石を取り出して、モンスターを倒した。


「我従僕よ、えげつないな」


シンヤの容赦ないモンスターの倒し方に少し引いて居たキースだった。


「この魔石高く売れるかな?」


「20階層以上のモンスターだから、高く売れるじゃ無い?なら、売らずに魔石を加工して武器にしたりでもしたら?」


「魔石を売らないか..アイテムボックスにしまってけばバレないかな?手続きダルいし」


「手続き?」


「ああ、ダンジョンの魔石必ず売らないとダメなんだ」


シンヤはギルドの説明をキースに話した


「へぇ〜そうなのあるんだ。初めて知った」


シンヤは下の階に行くために地面を思いっきり殴った。


「硬っ!」


地面を殴ってもビクともしなかった。


「こりゃ〜壊れないぞ」


「なら、自力で探すしかないな」


「...それしかないよな」


シンヤ達は気怠げそうに下の階の階段を探した、シンヤは探しながらキースから探索魔法を教わっていた。


「探せよ探せ、我行く道を示せ『探索(サーチ)』...発動しないな」


「しょうがないよ。探索魔法は下位魔法だけど覚えるのは難しい」


「ごめん、魔法に関しては魔力以外ダメなんだ」


前にシンヤはクロカにエンチャントダークを教えて貰って居たが、クロカの反則的な魔法で簡単に覚えられて居たのだった。


「しょうがない、また私が使うよ」


「ダメだ、魔力枯渇寸前だったじゃねか。危険だ」


「なら、どうするの?探索魔法私しか使えないよ?」


「...でもよ」


「大丈夫よ。私ずっと君に担いで貰ってるのよ?全然疲れてないから」


「分かったよ」


シンヤは探索魔法が無いと下の階に進めないのでキースを頼るしかなかった。


「探せよ探せ、我行く道を示せ『探索(サーチ)』...何これ?妨害されてる?はぁはぁ、下に行く道がわからない」


「もうやめろ。ほらこれ飲め」


シンヤは魔力ポーションをキースに飲ませた


「プハッ、本当このポーション凄いわね。すぐに待機中の魔力を吸収してくれる。どこで買ったの?」


「これは買った物じゃないんだ。アリアがって言っても分からないか、俺の嫁の一人が作ってくれたポーションなんだ」


「そう」


キースは少し不機嫌そうに返した


「どうだったんだ?」


「ん〜魔法に妨害されてて、道が分からない。あ、でも1つ変な魔力を感じたわ。あっちよ」


シンヤはキースが差した方向に向かって行った。先に向かうと一つ丸い部屋に着いた


「確か、ここら辺に感じた」


「あれじゃねーか?」


部屋の真ん中に魔法陣の様なものがあった。

シンヤは魔法陣に近づいた。


「なんで魔法陣?」


「これは..なんの魔法陣かな?」


クロカなら、一目でなんの魔法陣か分かるのにな..やっぱり、俺一人だと何も出来ないな


「触ってみる?」


「うん」


シンヤは魔法陣にふれた、すると魔法陣は赤く光り出した。


「お〜」


「...これって、転移魔法!従僕!!ここから離れて!!」


「え?」


キースは離れろと叫んだが、シンヤ達は魔法陣に飲み込まれてしまった。

飛ばされて場所は地面に赤いカーペット、城の様な豪華な壁だった。











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