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結局こうなるのかよ。

翌日やっと、南のダンジョンがあるサートュ国に到着した。

みんなは馬車から降りて、まずダンジョンに入る為の手続きをする為に冒険者ギルドに向かって行った。


「ダンジョンに入るための手続きですか? では、まず皆様のカードの提出をお願いします」


受付嬢はシンヤ達の冒険者カードを1枚1枚水晶にかざしていた。

ダンジョン記録といった階層までにテレポートが出来る様に作り替えてるだろう。北のダンジョンの時は1日でクリアしたので必要なかったが、今回はアイが30階層まであると聞いたので、もしかしたら1日で終わらないかも知らない。

最後に受付嬢は1人1人にちゃんと付与しているのか1番上にあるシンヤのカードから確認の作業を行った。


「あれ?二つ名持ち?ん?シンヤ?」


すると、受付嬢はシンヤ達をキョロキョロと見渡した


「...白髪..ハーレム?..そして、この二つ名の冥帝...え?!冥帝様ですか!!本物?!凄い!握手して下さい!」


受付嬢はシンヤに握手を、したいのか腕を前に出した。

シンヤは受付嬢と握手をした。


俺達、本当に有名になったな。


受付嬢はシンヤの顔を何秒間見つめていた、後ろに居たリン達の視線で受付嬢はやっと我に帰った。


「ゴホン、すみません取り乱してしまいました。冒険者カードにダンジョンポータルの使用設定を完了しましたのでお返しします。これからダンジョンに関する事をご説明しますね」


受付嬢はシンヤ達の冒険者カードを返した


「ダンジョンで獲得した魔石は必ずギルドにお売りして下さい。モンスターの部位などに関してはギルドでも買い取りしてますが必須ではありません」


「何で魔石は必ず売らないと行けないんだ?」


「過去にある冒険者が不当に値段を吊り上げて売っていたのですよ。なので安定的に供給出来るようにギルドで管理する様に本部からの命令でして」


「成る程」


「もし、冒険者がダンジョンの魔石を売らずに個人的に使いたい時はギルドに相談して下さい。その時申請の紙を出しますので」


「分かった」


「他にご質問はありますか?」


シンヤは後ろにいたリン達を見た、特に聞きたい事がなかった。


「特にないかな。ありがとう」


「いえいえ、今日から潜るのですか?」


「うーん、いや。明後日から潜ろうかな。今日明日はちょっとゆっくりと過ごしたいし」


「そうですか、ダンジョン攻略頑張って下さい」


「おう」


シンヤ達は馬車にワープで戻って行った。

シンヤはソファーに座り、アイスを食べながら南のダンジョンの資料に目を通していた。


「小僧、何故今日から潜らないのじゃ?」


「二つ理由がある。単純にやる気が無かったの、ティナ達今から行きたいなら準備するけど?」


「いや、別に直ぐとは思ってないから良いのじゃ。それで、もう一つの理由はなんじゃ?」


「ん」


シンヤはテーブルに置いてあった『僕の愛はまだ、終わらない』のタイトルの本を取り、ルティナに見せた。


「明日これの新巻の発売日なんだ。だからそっちが読みたくて」


「小僧本当それ好きじゃな」


「面白いぞ」


「今度貸してくれじゃ」


「おう」


そして、翌日となりシンヤは本屋に行く為にアイからこの国の本屋はどこにあるか聞いて出掛ける準備を終えた。


「シンヤ君、漫画だけ持ち帰って下さいよ?」


「夕飯の材料も買う予定だったが...」


「それなら良いです。人を持って帰らないで下さいよ」


「俺、奴隷なんて買わないぞ?」


「やはり心配です」


「シンちゃん...付き添え必要..ボク達の中..から誰か選んで...」


「おれは子供か!買いに行くだけだから。俺一人で大丈夫だ」


「マスター問題を起こさないで下さいね」


「それ、フラグになるからやめて」


シンヤは何かを心配しそうにシンヤを見送った。シンヤは本屋に向かって目的の物と面白そうな本を買いアイテムボックスにしまった。帰る前に夕飯の材料の買い出しに向かった。


「確か...地図によるとこの道が近道になるんだよな」


シンヤは市場から近道になる裏道から通った。すると、途中に1人の女性を囲ってる男の集団があった


「うひょーー、こりゃ可愛いぞ」


「嬢ちゃん、こんな道に1人で居ると危険だぞ。俺らが守ってやるから着いてこいよ」


うわ〜ナンパされてる。邪魔だな、そこを通れば着くのに


シンヤは男達の群がってるせいか、通れなかった


「しょうがない、そのまま通れば行けるだろ」


シンヤは無理矢理通ろうとした。


「なんだお前?」


「普通にここ通りたくて」


「遅いぞ!我従僕!」


「は?」


囲まれていた女性がシンヤに近付いて、シンヤの事を従僕と呼んだ


「お前こいつのなんなんだよ!」


「いや、知らない人だが?」


「何を言う!!お前は私の従僕だろ?何を呑気な事を言う?早くあのゴミどもを倒せ」


「えー」


「おい!誰がゴミだ!!テメェーの騎士様をボコボコにしてからお前も遊んでやるよ」


「いや、だから...はぁ〜」


シンヤは武器を構えてる男達の顔を見て話を聞こうとしない事に気付いてため息を吐いた


「我従僕よ!あいつらを倒しに行け!」


はぁ〜面倒方に巻き込まれちゃったよ〜仕方ねぇ、こいつら直ぐに倒すか..この女何て呼べば良いのか?名前知らんし。お姫様?いや、なんかやだな。お嬢様?そもそも何で様は呼ぶ必要ないか


「了解だ、お嬢」


シンヤは武器を構えたナンパ野郎の集団をめんどくさそうに向かって行った

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