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みんなからの贈り物と、そしてメイからの贈り物

「本当にありがとうございます」


女将さんは再び頭を下げて、シンヤ達を見送った。

シンヤ達は長旅の為のグループに分かれて材料や道具の買い出しをしてから馬車に戻った。


「全員揃った所だし、出発するか」


「「「「「うん!」」」」


「次は南のダンジョンを攻略しに行くぞ!」


「「「「おー!!」」」」


馬車は温泉街ノボセータンから出発した。

ここから、南のダンジョンがある国、サートュ国まで6日間だけだ。

着くまでのんびりと馬車の中で過ごした。

リン達はシンヤに隠れてなんやらコソコソとやって居た。それに気付いたシンヤは近くにいたマナに聞いた


「なぁ〜みんな、何やってんだ?」


ギクッ!


シンヤの問いに、マナの肩が跳ねた。


「な、何もやってないよ〜」


マナはシンヤの目を逸らしながら言った


「怪しい..」


「じゃー、私眠いから昼寝してくるね」


マナは逃げるように二階に上がって行った

シンヤは周りを見渡すと目を逸らされる


...あれ?俺嫌われた?なんかしたっけ?


シンヤは嫌われたと勘違いした、近くに居たルナに近づき問いかけた


「なぁ、ルナ」


「私知りません!」


「まだ、何も言ってないんだが」


シンヤはまだ何も聞いてないのに、ルナは慌てて何も知らないと言ってますます怪しく感じていた。

危険だと感じたのか、ルナはサラに連れて行かれた。


シンヤは避けられている事にしょんぼりしてしまって、一人でソファーの上で寂しそうに本を読んでいた。

すると、みんながゾロゾロとシンヤの前に並び始めた。

何の事かシンヤは首を傾げた


「?」


「シンちゃん...いつも..ありがとう。心から愛してる..」


「お兄ちゃん!美味しいご飯を作ってくれてありがとうなの!お兄ちゃんの事は!大好きです!」


「シンヤ君、いつも貴方に感謝しています。私は貴方に惚れて良かったと思ってます。愛してます」


「我は小僧とあの洞窟で出会った事に本当に良かったと思ってるのじゃ。いつも、ありがとうじゃ。大好きじゃ」


「シンヤさん、こんな私を愛してくれてありがとうございます。私もシンヤさんの事が大好きです」


「旦那様、私を救ってくれてありがとう。旦那様の事が大好き」


「パパ〜大好き〜」


「マスター、私のマスターになってくれて感謝しております。その、あ、愛してます」


「シー君!私の好きな所を言った時私嬉しかった。余もシー君の事が好きだ」


「シンヤ!その、なんだ。まぁ、あれだ。いつも感謝してるぞ」


「それだけですか?」


アリアがサラに近づきニヤニヤと小声で聞いた


「...まぁ、お前の事はそのあれだ。好きだぞ」


「ダーリン。私が困ってる時いつも助けてくれてありがと。ダーリンの事は物凄く大好きです!」


「ご主人様、私のご主人様になってくれてありがとう。ご主人様の事が大好き」


「みんな...いきなりどうしたんだよ」


「今日何の日か忘れたの?」


すると、リンが代表として前に立ち後ろに隠していた箱をシンヤに渡した


「いつも、シンから貰ってばかりだから、私達が作った物をあげるわ。いつもありがと。私シンの事、愛してる」


そして、みんなは声を揃えてこう言った


「「「「「誕生日おめでとう!!」」」」」


俺誕生日か...


すっかり自分の誕生日を忘れて居たのだった。

シンヤは箱を受け取り、箱を開けたら文字が付いてるスティックのペンダントだった。


「ありがと、大切にするよ。俺もお前らに感謝してるよ。愛してるよ」


その場でシンヤはペンダントをつけた。それから、何日か経ってメイに呼ばれた、シンヤはある程度察して居たので、少し緊張した様子で部屋に入った。


*********



「メイ入るぞ」


シンヤは部屋の中に入った、中に入るとメイがベッドの前で立って居た


「シー君、いらっしゃい」


メイは少し頬を赤らませながら、シンヤの手を引っ張って、シンヤがベッドに押し倒された。メイとシンヤの顔の距離は近い。


「えへへ、シー君の顔がこんなに近い」


「綺麗だな」


シンヤはメイの綺麗な目の色を見ていた


「余の目好き?」


「ああ、目も好きになったよ」


「余にメロメロだね」


「メロメロだな」


シンヤはメイの唇にキスをした


「本当はね、順番的にスーちゃんが先なんだけど。スーちゃんが妻になった順と考えると余に譲ってくれたの」


俺スーと、やっていいのか?別に嫌ではない、むしろ好きだけど。スーは中身も外見もまだ未成年。俺捕まらないよね?


「メイ、もう一度言うよ。愛してるよ」


「うん!余も愛してる」


二人は再びキスをして、愛し合った。





南のダンジョン編








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