そいつって何者なの?
「む?お前ら見た事あるなと思ったら、サクラのとこにいた奴じゃないか?」
サラは2人の顔を見て、何か思い出したかと思ったら。昔あった事ある様だった。
「えっと..すみませんが、私達会った事ありますか?」
「あはは、そうやった。あの時妾は仮面を被っていたんだったな」
サラは氷の仮面を作って被った
「駆け出しのお主らをボコしたのはどこの精霊だったか?」
「なっ!」
「お前は!」
バロンとサンはその仮面を見た瞬間思い出した、すぐに2人は武器を構えた
「おっと、妾は今お主らと戦う気はないぞ?」
「何故貴方はここに居るのですか?精霊王さん」
「言ったろ?ここに居る者は全員シンヤの妻だと。妾もその1人だ。妻がシンヤの側にいちゃ悪いかのう?」
「あら?サラまだプロポーズしてないのに、もう妻だったんですか?」
「あ、」
アリアはニヤけながら揶揄う様に言った
「ゴホン!まぁ、そういう事だ」
「シンヤ、お前精霊王まで娶って居たのか」
バロンはシンヤと再会してからずっと驚いていた
すると、クロカがルナ達に喋って良いと目線を送って許可を取ってから追い討ちをかける様に言った
「ちなみに...エルフの巫女、元王女、王族、魔王の娘、神獣の子孫、勇者ユウマのパーティに居た子最後に女神まで...いるよ」
バロンとサンは聞き間違えかなってクロカの顔を見ていたが、本当だよっとクロカはサムズアップで返した
「シンヤ、お前凄いな。世界侵略でもする気なのか?」
グレアにも同じ事言われたぞ
すると、サンがクロカが言った事に本当に聞き間違えか、もう一度聞いてきた
「ねぇ、クロカ。最後女神って言わなかった?」
「ん...言った..アテナがシンヤの嫁」
バロンが女神と聞いて信じられない顔をしていた
「いやいや、クロカそれは流石に嘘だろ?女神ってだけで凄いのに。アテナ様って、噂じゃ男嫌いって言われてるぞ?」
「ほら...」
クロカはシンヤの腕を掴み、2人にアテナの寵愛の証を見せた。それを見た2人の目は丸くなっていた
「おいおい、これ本物か?アテナ様が男に加護を授けた事無いって言われてるのに、しかもこれ寵愛かよ...」
「貴方と再会してから、私達驚いてばかりよ」
シンヤが2人の驚きの顔を見て楽しんでいるのか、追撃を入れた
「あ、ちなみに俺帝国と自称魔王に喧嘩売ってるぞ」
「いや、シンヤ君女神の方が凄すぎてそれはあまり驚かないわ...え?!!帝国に喧嘩売った?!」
驚くの遅!
2人の驚きの反応を見てシンヤは楽しいそうだった。
ラストカネスの動画を2人に見せたら、上位階級を簡単に倒した事やシンヤの宣誓布告を見て、驚きと呆れの感情だった。
シンヤは気になっていた事を聞いてきた。
「てか、さっきスルーしちゃったけど。そのサクラって何者なんだ?サンさん、俺と会った時間違えてサクラって呼んで居たし。ダンジョンに潜ってる時にある冒険者がこの刀は、サクラが使ってる刀に似てるって言われたし。サラもサクラと名を出してたよな?」
「サクラさんはね、昔私達のパーティのリーダーなの」
「へ〜」
サンは他に知ってそうな雰囲気だったけど、何故か言えなくシンヤから目を逸らした。サラは言って良いのか分からず黙っていた。
シンヤは無理に追求する気はなかったので、そのまま無関心のままキッチンに戻った。
サンとバロンもシンヤ達の夕食に参加した
「シンヤ君の料理上手になってるわね。店に出せるぐらいのレベルだわ」
「一応お兄ちゃん、料理の大会の優勝者だもん」
「へぇ〜シンヤ、武闘会で3位だったのに、料理では優勝か、こりゃ〜モテるわな」
「てか、2人はこれからどうするんだ?」
サン「フェレスガで依頼受けてから、村に戻ろうと思ってるわ」
「ふ〜ん、今日どこで泊まるの?夜だし今から泊まれる宿無いと思うけど。良かったら泊まってくか?」
「え!良いの?それは嬉しいわ」
「なら、アイ悪いけど今から客室の部屋ってすぐ出来るか?」
「可能ですよ。1時間有れば作れます」
「なら頼む」
「かしこまりした」
アイは再び馬車を改造しに、地下に降りた
サン「部屋を作るってこんな短時間で可能なの?」
「アイなら簡単に作り終えるぞ」
「そこまでしなくてもいいのに、リンが良いならリンの部屋で止まっても構わないよ?」
「いやそれはねぇ」
シンヤは言いにくそうにリンに目線を移した
リンは目線に気付いて、代わりに説明してくれそうだ
「ママ、私達同じ部屋で寝てるの」
「...え?そうなの?それなら、シンヤ君に悪いわね」
すると、バロンはシンヤを揶揄うように言ってきた
「ガハハハ、みんなで一緒に寝てるのか。それだとリンは大人の階段に登るのは結構先になっちゃいそうだな」
大人の階段か、まぁそういうアレだよな?
「私、シンに前から大人にしてもらったよ?」
バロンは冗談に言ったつもりだったが、まさかシンヤとは済ませる事は済ませていた事実に驚いて居るのと祝福の感情が混ざっていた
「シンヤ君、孫の顔は必ず見せてね」
「お、おう」
気が早いな
「んで、シンヤ達は次どこに向かうんだ?」
「ん〜正直決めてないけど、まず母さん達に挨拶してから決めるよ」
「ああ、そういえばシンヤ君達は知らなかったのね。コリーナ達は先日用事が出来たと出発しちゃったわよ」
「え?!どこに行ったの?」
「急いでたからね。聞ける時間が無かったわ」
「え〜〜」
シンヤは久しぶりに家族に会えると思っていたが、入れ違いで会えなくなりガッカリしてしまった様だ。
シンヤ達は夜を過ごし明日を向けた。まずギルドに報酬金を取りに向かった。
「冥帝様方達いらっしゃいませニャ。今報酬金を用意するニャ」
ニコさんがお金が詰まった袋を持ってきて、シンヤに渡した。正直ここまでお金があるとこれ以上冒険者の依頼を受けなくても贅沢をしなければ困らない程度のお金だった。
「冥帝様、報告があるニャ本部から呼び出されてるニャ。まぁ、冥帝様の性格的に行かないと思うから。報酬金を渡す時に伝える事を忘れちゃったって言っとくニャ」
「え?いいのか?ネコさんそれでクビにされないのか?」
「にゃはは、心配してるのか?大丈夫ニャ。一応ここのギルマスよりは偉いニャ」
「...ネコさんって実はすごい人?」
「小さな街のギルマスより少し偉いただの受付嬢ニャ」
「ギルマスより偉い時点でただのって訳じゃ無いだろ」
「確かにニャ!あ、あと冥帝様気を付けるニャ。先日ラストカネスの闇を暴いた事にヒーロー扱いされてるが、一部の貴族達は遊び場を壊されて仕返しに来ると思うニャ」
「その時は倍返しで返すよ」
「それは良かったニャ。冒険者生活を楽しむニャ」
「おう!ネコさんいつもありがとね。またどこかで会おうな」
「ニャ!」
ネコさんは笑顔でシンヤ達を見送った。
サン達は依頼を受ける為にこの街に何日か留まるらしくここでシンヤ達とお別れだ
「んじゃ。2人さんもじゃね」
「おう!シンヤ達も気をつけろよ」
「シンヤ君リンを頼みますよ」
「おう!分かってるよ!」
馬車にのり、リンとシンヤは窓から顔を出して最後の別れの挨拶をした。
「パパーママー!バイバイ」
「次会う時は結婚式かな〜。じゃね〜バロンさんとサ..血舐めのサンさん」
「ちょっ!その呼び方はやめて!!恥ずかしいから!」
「にしし」
サンは恥ずかしそうに顔を隠した。
シンヤ達はクロカ達の親に挨拶する為に一旦サファフト村に向かって、次の目的地を相談していた。
「次どこ行こうか?」
シンヤは地図を広げながら聞いてきた
アイはシンヤが持ってる地図を覗きながら考えていた
「近くに有名な所だと、温泉街ノボセータンはどうでしょう?」
「そうだな。最近戦ってばかりだからな、この街でゆっくりと休憩しよう」
シンヤ達は次の目的地が決まり向かって行った。
シンヤ達はこの時は知らなかった。シンヤ達を..特にシンヤはいろんな所から敵視されてる事、これから敵対する者が沢山現れる事に。だが、彼なら妻達と力を合わせれば、どんな苦難だろうが簡単に乗り越えられるだろう。
一章はここで終わります。次は二章ノボセータン編です。




