それぞれの怒り
帝国〜〜〜〜〜〜
「クソ!!!」
男はテーブルにあった灰皿を壁に投げた
他の大国や小国に侵略しようとした計画をバレて、説明を要求されていた。
帝国は嘘をついて、それは嘘の情報だと。やっと落ち着いた所にまた問題が現れた
水晶が光出した
「なんだ!!!この忙しい時間に!!」
"報告します。王国、共和国及び合計14の国から交友関係を断ち切られ、宣戦布告を言い渡されました"
「は?」
男は水晶から離れた言葉に耳を疑った
「何故だ?あの情報はデマだと信じて貰えたはずだぞ!」
"それが...この動画を見てください"
男はシンヤ達の戦い、魔族が帝国と魔王派と裏で手を組んでいる情報の動画を見た。
「また!!この冒険者達か!!」
"そうしてもう一つ、行方不明の異世界の勇者を見つけました"
「何処にいる?あいつは1番才能がある!あいつ手放しにする訳には行かない!あいつを取り戻し。このクソッタレの冒険者達を殺させて貰う!」
"それがですね..この動画を見てください"
男はある動画を見て。シンヤ達に対する怒りが込み上がって来て。テーブルを殴っていた
魔王派魔族〜〜〜〜
「ジグルド様、悪い情報があります」
「クライサスか..なんだ?」
ジグルドは愉快にワイングラスを片手に、クライサスの話を聞いた。
「カジノの国にいた魔族..5階級の改造家ユレイッツォ、6階級の奴隷商人チョンボーン同じく6階級のテイマーのキューシュ、7階級のカジノ師ハーリィが全滅致しました」
「は?」
ジグルドはクライサスが言った言葉に驚いて、ワイングラスを地面に落としてしまった。
「そして、裏で帝国と手を組んでいた事までバレてしまいました」
「何故だ!!我々ら計画は完璧な筈!バレる訳がなかろう!」
「ある冒険者達によって情報漏洩されまて」
クライサスはジグルドにモニターを見せた。シンヤ達の戦い、計画の情報を流してるハーリィの動画、そして、ある1人の人物を見た
「てめぇーか!!落ちこぼれが!我々らの計画を邪魔しよって!!この冒険は何者なんだ!」
「調べた所、7年前我々が居た街で勇者及び上級職業を授かった連中です」
「...あの時か、クソ!失敗した!あの時に!」
ジグルドは後悔をしていた、あの時に無理でも殺して居ればと後悔をしていた。
「それにこの動画を見て下さい」
ジグルドはその動画を見てシンヤ達を深く恨んだ
シンヤ〜〜〜〜〜
「マスター、準備は終わりました」
「もう、喋って良いのか?」
シンヤがこれからやる事に、リン達は嫌な予感しかしなかった。
アイが喋って良いと合図が来た。
「えー、帝国と魔族共に伝えたい事がある...計画がバレてザマァねぇな」
シンヤは嘲笑う様に言った
それを見ていたアリアは
「シンヤ君絶対緊張してますね。なんですかあの煽り方は」
「シー君なんか子供みたい煽り方だよ」
カメラの裏で何かブツブツと言っていたが、シンヤは無視した。
あいつら、覚えてろよ
「まず、帝国からだ。自分達だけで世界を侵略出来ないから。魔族と手を組んだ臆病者の国の名だよな?お前らヒナタを洗脳しようとしたんだよな?クズが」
「え?」
シンヤはヒナタの手を掴み引っ張って抱きしめた
「ヒナタは俺の女だ、俺の女に手を出した事を後悔しろ。お前らがヒナタを取り戻そうが、ヒナタには指一本も触らせねぇ。いや、お前ら臆病者には俺が守る程でも無いかもしれねぇな。帝国の兵が束になってもヒナタには勝てねぇか」
「ダーリン..」
シンヤはカメラを睨めつけた
「次は魔族か..確かジグルドって言ったか?魔王になりたいから、ティナから魔眼を奪うだけに殺そうとする。お前らが欲しがってる魔眼はこれの事か?」
シンヤは魔眼を発動させた。
「これがなかったら魔王にでもなれないのか?お前の野望だけで俺のティナを殺そうとしてるのか?お前らが散々落ちこぼれた言って来たティナは落ちこぼれじゃねぇ。お前らよりよっぽど強い。魔力がほとんど無いティナでも。ここまで一人で努力して来た。
ジグルド...テメェより、ティナの方が魔王の器として相応しいよ」
「小僧...」
「お前ら帝国、そしてジグルドの集団に宣誓布告する。テメェらは必ず俺が潰しに行く」
アリア達はシンヤが二つの勢力に宣誓布告した事にあちゃ〜って声出した。
そして、シンヤは目線で終わったと合図をアイに送った。
アイはカメラを止めた
「よし!言いたい事言ったし。帰るか!」
シンヤは言いたい事を全て言えたので満足した様だったが、アリアからチョップが飛んできた
「いて、」
「馬鹿なのですか?」
「だって〜」
「だってじゃないです!!俺が潰しに行くではなく!俺達がって言うべきです!」
「あ、そっち」
アリアが勝手にシンヤが宣誓布告した事に対してじゃなく、一人で潰そうとした事に怒っていた。
アイは計画の資料を読んでる時にシンヤ達に問いかけた
「マスター達の故郷って、サファスト村ですよね?」
「ん?ああ、そうだぞ。それがどうしたんだ?」
「近い内スタンピードと装ってその近くの街を襲うとする計画がありまして。もしかしたら、巻き込んじゃうじゃないですか?」
「え〜、母さん達が居るけど。少し心配だな。何処の街なんだ?」
「フェレスガと言う街です」
「...すごい聞いた事ある」
カジノの国ラストカネス編は終わります




