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トラベルクロウ〜幼馴染達から始める美少女達とハーレム冒険譚〜  作者: ちゃんユウ
カジノの国ラストカネス編
151/283

セリアとしての最後の役目

「ギャハハ!!オマエヲ楽ニ死ナセナイゾ!!」


「はぁ〜、しつけぇ奴だな」


シンヤは刀を抜こうとしたが、イヴに止められた


「ご主人様、一回だけ私の我儘をして良いですか?」


「別に一回だけじゃなくても良い、イヴの我儘はいつでも聞いてやるよ」


イヴがシンヤに何を頼むか察した


「ありがとう、最後だけ。セリアとしての役目を果たす」


「分かった。頑張ってこい。()()()!」


イヴは腰にある二つの短剣を抜き、クルクルと回しながらユレイッツォに近づいて行った


「ハハハ!怖気ツイタカ!!奴隷ニ戦ワセルナンテ、ヤハリ人族ハ臆病者!」


「ごしゅ..シンヤは臆病者じゃない」


イヴは今シンヤの奴隷のイヴとしてじゃなくセリアとして役目を果たして居るのでご主人様ではなくシンヤと呼んでいた


「奴隷ニ戦ワセル時点デ臆病者ダ!」


「違う、シンヤが出る程貴方は強くない。貴方を倒すのに私だけで十分。そもそも、変な薬でしか頼れない奴の方が臆病者」


「オ前モ私ヲ馬鹿二スルノカァァ!!!」


「馬鹿にしてない事実を言っただけ」


ユレイッツォは瓦礫をイヴに飛ばした。


「影網」


影で作った網状で飛んで来た瓦礫を受け止めた。


「影縛り」


ユレイッツォの影がユレイッツォ自身を縛った。

イヴは影に気を取られてる隙にユレイッツォに近づいて攻撃した。


「ウザイ!!駄犬ガァァ!!」


ユレイッツォの隣に立っていた柱を持ってイヴに薙ぎ払った。イヴはその攻撃をジャンプで避けて柱の上に乗った。

柱の上でユレイッツォまで走った。


「死ネ!!」


ユレイッツォは柱の上に居るイヴを振り下ろそうと、柱を振り回した。イヴは上に飛んで二つの短剣をユレイッツォの両目に投げた。


「ギァァァァ!!目ガァ!!」


「ギャギャ叫ばないで、影針」


ユレイッツォの頭に乗り、無数の影の刃がユレイッツォを襲った、何ヵ所か貫かれて身動きが出来ない様だ。


神獣(フェンリル)化、はっ!」


イヴは身体を強化して、ユレイッツォを床に叩きつけた


「影分身」


イヴの背後にイヴとそっくりなイヴが4体現れた。


「影手裏剣」


イヴ5人は手に影で作った、大きな手裏剣を作りユレイッツォに一斉に投げた。

全て手裏剣は命中した。


「心臓、頭、首に刺したのに、まだ生きてるの。本当魔族図太い」


イヴは手裏剣を致命傷になる所に投げていたが、魔王化の薬によって、再生能力が上がりユレイッツォは簡単に死んでくれなかった。


「影食い」


ユレイッツォの影が自分自身を食いちぎって、ユレイッツォの頭だけが床に転げ落ちた。


「クソォォ!!!オマエコロス!!」


「気持ち悪い...」


首だけになったユレイッツォは、イヴを睨めつけながら、怒鳴っていた。

イヴはどうやって倒すか迷って居る時にシンヤがイヴに近づいた。


「ご主人様、これどうやって殺せば良いの?」


「粉々にすれば死ぬんじゃね?まぁ、そんな面倒な事はしないけど、セリアの役目は終えたか?」


「うん、ここまですれば。もう満足」


「そうか、お帰りイヴ」


シンヤはイヴの頭を撫でて、自分に飛んで居たユレイッツォの血を舐めて、ユレイッツォの頭を持ち上げた。


「ハハハ!私ハ死ナナイ!!私ノ再生能力ハ高イ!」


「簡単に殺す方法はいくらでもある。『終焉ノ十字架』」


ユレイッツォの頭を放り投げた瞬間黒い十字架が現れて、ユレイッツォの頭を突き刺した。


「ギャアアァァアア!!!」


ユレイッツォは灰となり散った。


「ご主人様!凄い!」


「おう、ありがとうイヴ。そう言えばリンは?」


シンヤはリンがやたら静かだなと感じて周りを見渡したら、リンの姿が居なかった。


「赤髪ならあっちの部屋に入って行った」


「名前で呼びなさい、仲間なんだから」


「痛い..分かった。リンはあっちに居る」


シンヤは軽くイヴのおでこにデコピンをした。

イヴが指を指した部屋に入ると、そこには金庫や高価な物、そして、大量のお酒だった。


「シン!見て見て!この剣凄いよ!!」


リンは銀色の両手剣を持っていた


「おお、良いじゃん。それ」


「これ貰って良いやつなのかな?」


「良いじゃね?どうせ...えっと、名前なんだっけ?さっきの魔族、まぁいいや。あいつのだから勝手に持って行こ」


「後でアイにこの剣なんなのか見て貰う」


「ここの物全部持って行くか」


「ねぇねぇ、シン。なんか私達盗賊みたいだね」


「ハハ..ん?」


すると、シンヤの2つの刀が震え出した。

刀は勝手に鞘から抜かれて、どっか飛んで行った


「え?!おい!どこ行くんだ」


シンヤは慌てながら、刀が飛んで行った方向に走って行った。

すると、シンヤの頭に懐かしな声が聞こえてきた


"おお〜この反応は。ここにあったのね"


は?この声...ハルか!


"はいはい!そのハルです!!お久しぶりシンヤ!何ヶ月ぶりかな?〜"


てか、おい!刀がどっか飛んで行ったぞ!


"それはそうよ、本来の力がそこにあるからね。そりゃ〜飛んで行っちゃうわよ"


は?本来の力?何それ?どう言う意味?


"いや〜恥ずかし事に昔私がねぇ。ある戦いにその子達の力を取られちゃったの"


意味が分からん


シンヤはハルが大雑把に説明していた物で何を言ってるのか、あまり理解が出来てなかった。

すると、シンヤは刀の方向に行くと大きな魔石の様な物に刺さっていた


「なんだこれ」


"その子達の本来の力よ。ああ、でも全部って訳じゃないわね。ん〜多分全盛期の6割ぐらいは戻って来たわよ"


ん?今まで何割なんだ?


"1割も無かったわよ?斬れ味悪いもん"


あれで?


"うん、だから気を付けて。全盛期の6割のその子達を今の貴方が扱いきれるか私も分からない。その子達の力に死なないでね!"


は?!死ぬ?おい!どう言う事!


"6割でも力は膨大なのよ、その子達がシンヤを主人として見なかったら貴方呪い殺されるわよ、ちなみにその子達の本来の名前は。炎魔は閻魔・阿修羅童丸、雷聖は雷電・武甕槌ね。そろそろ時間ね。もうちょっと話したかったけど。じゃ〜ね。愛してるよシンヤ"


「おい!だからいつも最後のはなんなんだよ!」


シンヤは毎回ハルの別れ際に言う言葉の意味を問いかけたが、返事は返って来なかった。






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