表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トラベルクロウ〜幼馴染達から始める美少女達とハーレム冒険譚〜  作者: ちゃんユウ
カジノの国ラストカネス編
148/283

ヒナタの戦略

誤字報告ありがとうございます。

ヒナタチーム〜〜〜〜


「さぁ、始めましょうか。未開封のトランプでございます」


箱の蓋には未開封の印のシールが貼ってあった。

ハーリィはシールを剥がして箱の中からトランプを取り出して。机の上に本当に順番通りになっているか、スプレッドをした。

そして、集めてシャッフルをした。ヒナタはイカサマをしてないかトランプから目を離さなかった。


「カットをお願いします」


ヒナタは机に置かれたトランプを半分にして、トランプをカットした。


「さて『狂った遊び場(ギャンブル・ルーム)』この空間では、お互い魔力を感知した瞬間イカサマとして敗北とみなします。チップは自分の体の一部です、負けた賭けた身体の一部が消えます。苦痛はちゃんとあるのでご安心下さい」


ハーリィはカードを交互に5枚配った

お互い自分の手札を確認した


「まず、何から賭けます?」


「じゃ〜右目で」


「いきなり、大きな物を掛けますね。一応言いますが。もし貴方が勝ってもこのゲームで失った部品は戻ってきませんよ。回復魔法でも治せません。それでも大丈夫ですか?今なら変えても宜しいですよ?」


「大丈夫」


「そうですか、俺は2枚変えます。貴方は?」


「1枚で」


先にヒナタに一枚渡した、ハーリィは要らない2枚を捨ててトランプから2枚取り出した

お互いトランプを見せ合った


「俺はブタです」


「ワンペア」


「おめでとうございます」


すると、ハーリィの右目が消えた。痛みを感じたのかハーリィは右目を抑えた


「次は俺が賭けるものを決めます。ふ〜ん、爪を全てにしましょうか」


ハーリィは交互にトランプを配った。ハーリィは1枚

ヒナタはカードを3枚捨てた


「ツーペアですね」


「また、ワンペア」


すると、ヒナタの爪が全て消えた

ヒナタ痛みを歯を食いしばり我慢した

後ろで見てたサラとメイは心配な顔で見ていた


「次は貴方が決めて下さい」


「靴下」


「いきなり、弱気になりましたね?まぁ、体に密着してるのでその賭け事は可能です」


ハーリィはお互いに5枚ずつ、カードを配った。勝ったのはヒナタだった。ハーリィの靴下は消えた。


「次は俺ですね...左腕にしましょうか」


「...そう」


ヒナタは右腕を失う事を想像したら浮かない表情になった。

ハーリィはカードを配りお互い要らないカードを交換して、自分の手札を見せた。ヒナタの顔はどんどん暗くなって行く


「ストレートです」


「ツーカード」


「ヒナタちゃん!!」「ヒナタ!」


ヒナタの左腕が失った。ヒナタはその苦痛に耐え切れなく失った左腕を強く抑えた、血がどんどん流れて居た。

サラとメイはヒナタに近づいて、ハーリィを強く睨んだ。そして、何も出来ない自分を悔しがっていた。


「っ、サラ止血..お願い」


「わかった!!」


サラは冷たくない氷でヒナタの左腕を止血をした。


「次私か..左の肺」


「あはは、良いですね!やはりギャンブルはこうじゃなきゃ!賭け事は危険な程楽しいですね!」


「分かる..よ..その気持ち」


ヒナタは平気そうな顔でウィンクをした。

ハーリィはカードを配り要らないものを交換してカードを見せ合った。その時ハーリィの顔に一瞬ニヤリと笑っていた


「俺の勝ちですね。フラッシュで..あれ?ブタ?」


「フラッシュ..私の勝ち」


「カァ!はぁはぁ、カハァ」


ハーリィは左胸を押さえ込んでいた


「何故だ?俺はフラッシュはだったよな?」


(可笑しい、俺はイカサマをしてフラッシュにさせたはずなのに俺が間違えた?そんな事がある訳がない。あっちは魔法も使った様子もないし)


ハーリィはイカサマをして自分の手札をフラッシュにした筈なのに。フラッシュの手札がヒナタに行ってた事に疑問を抱いていた。

ハーリィはヒナタを見たが、ヒナタは目線に気付いたのかウィンクして返した。


「次は大腸を賭けよう」


「分かった」


トランプをシャッフルして、交互にカードを配った。

お互い要らないカードを交換した、ハーリィはニヤリと笑った。


「フルハ..は?ツーペア?」


「フルハウスよ」


「は?カァァァァ!!アアアアァァ」


ハーリィは血反吐を吐いて、大腸を失った事で呻き声を漏らしていた。


「は?何故だ?俺は確かにフルハウスのカードを持っていたはず?何故フルハウスの手札が人族が持っていた?」


「さぁ?見間違いじゃない?」


「お前!イカサマをしたな!」


「証拠は?私から魔力を感じた?そもそも、イカサマしてたのは貴方じゃないの?袖隠し、ボトムディール、特殊なシャッフルしてるし、私はそれを見逃してるだけ。そもそも、貴方がカードを配る時点でイカサマされる覚悟は出来ているのよ」


「...」


ヒナタは不敵な笑みを見せた、ハーリィは自分のイカサマがバレてるとは思っていなかった。


「続き始めよう」


ヒナタは足を組んだ。ハーリィは痛みを我慢してトランプをシャッフルをした。


「心臓」


「は?」


ハーリィはヒナタが賭けようとしてるものに耳を疑った。


「お前正気か?俺は魔族だから心臓が無くなっても多少は生きられるが、お前は人族負けたら即死だぞ?」


「ふっ、どうせ、どちらかが死ぬまでやるつもりでしょ?」


「後悔するぞ」


「大丈夫、次はイカサマを許さないから」


ハーリィはニヤリと笑ってカードを配った。


「俺はこのままで良い」


「そう、私もこのままで良いわ」


「は?本当か?そのカードで良いのか」


「あら?どうしたの?何か私の手札を知ってそうな口ぶりだけど」


「いや、なんでもない」


ハーリィはカードを見せる前に勝利の笑みを浮かべた

お互いカードを見せた


「ハハ!俺の勝ちだ!!フォーカード!!」


「あら?貴方の目は節穴かしら?私からにはブタに見えるわよ?私がフォーカード」


「は?...なんで?ガハッ、アアァァアア!!!」


ハーリィは胸を抑えながら、地面に倒れ込んだ。

ヒナタは立ち上がり、ハーリィを見下していた


「勝負ありかしら?」


「はぁはぁ、何故だ?俺はフォーカードのカードを持っていたはず...」


「いや?フォーカードはずっと私が持っていたわよ?」


「俺は確認した!!フォーカードは俺の手元にあった!!何をした!」


「はぁ〜最後までイカサマしてる奴が何を言ってるのかしら」


「うるせぇ!クソ!」


「教えてあげるわ。『嫉妬する道化師ちゃん(フェイク・ラブ)』私に無意識に偽物の好意を寄せて、私が有利になる様に無意識に動いてくれる。まぁ、本物の愛はダーリンだけで充分だけどね」


「は?魔力を感じなかったぞ」


「ふふ、『臆病な道化師ちゃん(シェイククライガール)』私の魔力が消える、魔力を感知が出来なくなる」


ハーリィは魔力を感知出来ない理由を聞いて納得した、だが一つ疑問があった


「なら、俺がフルハウスやフォーカードを持っていた様に見えた事は?どう説明がつく?」


「ああ、それわね。『悪戯大好き(ファッキ)道化師ちゃん(ングキッド)』、相手の五感のどれかを奪うか、私の五感を交換するか。私は貴方の視界を交換した」


「そんな事したら、自分の手札が見えないはず。それにお前と視界を交換しても俺自身が見える。バレるじゃねぇか」


「私が所々右目を瞑ってたでしょ?最初に貴方の右目を奪った理由はこの為よ。左目を瞑って貴方のカードを見ていたのよ。もう一つの質問も答えてあげるわ。『嘲笑う道化師ちゃん(スマイリー・クラウン)』対象の見た目を見せたい者に変える魔法」


今の私は1人にしか騙せないけど


「最初に右目を奪えなかったらどうしてた?」


「奪えるわよ、貴方の性格を考えれば必ず最初に勝たせる。それに私は鑑定眼を持っている。貴方の手札なんて見れるのよ、目の色が少し変わるから、最初以外使ってないけど」


ハーリィはこんなにもイカサマを気付かなかった事に悔しがっていた


「なら、最初からそれをしてれば!お前の左腕は失わなかったはず!」


ヒナタはその質問を聞いて呆れた顔を浮かべた


「最初から使ってればバレるからでしょ?左腕は貴方を油断させる為に一旦囮にしただけよ?」


「俺を油断させる為に、左腕を犠牲にさせて?...ハハハハ!馬鹿だな!俺を油断させる為にだけ自分の左腕を犠牲にさせるとは」


「別に犠牲にした訳じゃないわよ」


「何を言う...は?」


ヒナタは顔に掛かった髪を耳に掛けた、ハーリィはその光景を見て目を見開いた。そう、髪を耳に掛けた手が失ったはずの左腕だったからだ。


「どう言う事だ?私の魔法は失った物は戻せないはず」


「ヒナタ、お疲れだ」


「ヒナタちゃん、大丈夫だった?」


「うん!」


ヒナタはハーリィの問いを無視して、サラとメイの所に行った。ハーリィは自分の問いを無視された事に怒りを覚えて怒鳴り始めた


「おい!!教えろ!!何故左腕が生えている?!」


「貴方心臓無くなってるはずなのに、よく喋るわね。そんな大声も出しちゃって」


「うるせぇ!!俺の質問に答えろ!!」


「はぁ〜良いわよ。『我儘な道化師ちゃん(バッドフィクション)』私が嫌だった現実(こと)虚構(なかった事)にするのよ。この場で爪が無くなった事、左腕が消えた事実はなかった事にしたわ」


まぁ、魔力をめちゃくちゃ使うから連発して使えないし、死に感する事は無かった事には出来ないけど


ヒナタは勝負が終わった事に安心した様にその場で倒れた。

サラはアリアが作った魔力回復ポーションを渡した


「ヒナタ良い戦いだった。ほれ、魔力枯渇寸前の様だな」


「ありがとう。こんなに魔法を使ったらキツいわ。でもこんな汚い戦い方ダーリンに見せたくないわ」


「あはは、シー君なら逆に喜ぶぞ」


「どうかな」


3人の明るい空気を壊す様にハーリィは怒鳴り続けていた


「くそ!この俺が人族に..ああ、もう良い!!」


ハーリィは結界を解除した


「これでお前らに攻撃が出来る。やれ!」


ハーリィが言葉を言い終えた瞬間、ヒナタ達を囲む様にウルフの集団が現れた


「ハハハ!!お前らはここで死んで貰う」


ヒナタは戦う為に立ち上がろうとしたが、サラ達に止められた


「ヒナタはそこで休憩してろ」


「次は余達が戦う番だ!」


サラはヒナタを守る様に周りに氷の壁を作り、サラとメイはウルフの集団に突っ込んで行った




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ