オークション
2本目
先程の誤字報告ありがとうございます。
ギルドで素材をある程度売ってギルドを後にした。
「どこ行く?」
シンヤはまず何処に行くか聞いた
「ご飯!!」
「さっき食っただろ」
「ぶーーー」
ほっぺを膨らませた。シンヤはその可愛いらしいマナを見て
「なんか食べるか」
「わーい!お兄ちゃん。大好き!!」
マナが抱きついた、シンヤはそれを受け止めて優しく頭を撫でた。
「マナ俺もだ」
マナはシンヤの顔を見て
「お兄ちゃん、本当に大好きだよ。愛してる」
ドキッ!!!
シンヤはカウンターを食らって顔を赤くなった
そして、シンヤ達は歩いてると串焼き屋を見つけたのでみんなの分を30本は買った。
食べ歩きしながら街を観光してる時に
「お客様オークションに興味はありませんか?」
「ん?」
タクシードを着ていてドミノマスクをつけて居た男が喋りかけてきた
「今回の品には珍しいものが沢山あります」
「ん〜どうする」
シンヤはみんなに問いかけた
リン「見るだけ良いじゃない?」
「もし..欲しいのあったら...その時に買えばいい...」
「だな」
シンヤ達はタクシードに案内されて席に座った。
すると司会者が出て来て
「それでは!オークションを始めます!!『中位龍の鱗』です。10万ギルからです!」
すると会場に居た者達は手を挙げて金額を言った
「20万!」「倍の40!」
バンバン値段が上がって行く。最後には124万で落札した
「続いては『大賢者マーリンの研究本』です!70万ギルからです!」
するとクロカがシンヤに視線を送った
それに気付いたシンヤは
「100万」「120万」「300万!!」
シンヤはいきなり倍の300万を出した
「くっ、310万」「400万」
シンヤが400万出すと。もう、誰も張り合って来なかった
「もう居ませんか?400万で落札です!!」
カンカン!
「シンちゃん...ありがとう..」
「おう!」
そして、オークションは次々と商品が出て来たがシンヤ達は欲しいと思う商品は現れなかった
「続いては奴隷コーナです!!」
次々と奴隷が出てきて舞台に並んだ
「ヒナタ、無理に見なくても良いぞ?帰るか?」
「ん〜?大丈夫だよ〜」
「それなら良い」
ヒナタはこの世界に来てからまだ浅い。あっちには盗賊も奴隷が居ない平和の世界と聞いたから。この光景はヒナタにとって刺激的だと思ったシンヤだった
次々と奴隷が出てきて買われての繰り返しだった
「最後になりました!!今回の目玉です!!ブラックフェンリルの子孫と言われてる黒獣人族です!見た目は絶品の美女でございます。戦闘奴隷にするのも良し、性奴隷にするのも良し!」
するとその獣人族が舞台に現れた
その要素を見た客の者はその美貌に息をのんだ
セミロングの黒髪で赤い目。犬の様な黒い耳があった
シンヤはその子と目が合った
シンヤもその子を見つめて居た、美貌だから見つめて居た訳じゃない。違う理由でシンヤは見つめて居た
ゾクゾク
いいね..なんだ、あの殺気の圧力は
シンヤはその子に返す様に殺気を放った。するとその子はシンヤに向かって笑った
「1000万ギルからです!」
「1100万」「1200」「1300万」「1400万!」
次々と値段が上がって行く、するとシンヤが
「5000万」
「へ?!」
隣に居たアリアが驚いた。
いきなりの膨れ上がりに会場の奴らは驚いたが、そのまま続けられた
「5200万!」「5500万」「1億!」
すると、その倍を出してきた者が居た、そいつはさっきシンヤに絡んで方豚貴族だった
すると、その豚はシンヤを見てニヤついた
「1億3000万」
シンヤはその豚に張り合う様に金額を上乗せした
「ブヒ!1億8000万!」「ちっ、2億」
「ちょっと!シンヤ君!どうしたんですか!!」
「いや、あいつの殺気を気に入った」
「ええぇ」
アリアはシンヤが欲しい理由を聞いて、少し引いた
「3億しか無いから気を付けて下さいね」
「ああ、分かった」
金額がどんどん膨れ上がっていき、もうシンヤと豚貴族の一騎打ちになって居た
「2億5000万!」「ブヒ!!しつこい奴!!もう倍だ!!5億!!」
会場がざわついた
5億が出てきて会場の奴らは豚貴族を見た
「ちっ、5億2000万」
「ちょっと!!シンヤ君!!2億オーバーですよ!!」
「ブヒ!!6億!!」
それを聞いたシンヤは諦めた
「はぁ〜殺して奪うか?」
っと隣に居るアリアに冗談で言った
「シンヤ君ダメです!それは盗賊とやってる事と変わりません」
「冗談だよ。そんな事したらアリア達に嫌われるよ」
「うふふ宜しいです」
そして司会者が誰も張り合って来ないと判断して
「6億で落札です!!おめでとうございます」
豚貴族はその奴隷を連れて行った




