黄金のウ○コ
あれから2週間が経った。ラストカネス国まであとちょっとだった。他の馬車も良く見かける様になった。
それを見てたルナが
「なんか先程からの馬車綺麗じゃないですか?」
アイ「カジノの国ラストカネスは貴族の遊びの国と言われてます。人口の7割は貴族となります」
「なんか行きたくなくなったな」
シンヤはグッタリとソファーの上でそう言った
シンヤは貴族や王族を嫌ってる。子供の時からリン達を連れて行こうとした貴族が沢山居たものでシンヤは特に貴族が嫌いだ。別に全員が全員嫌ってる訳ではない。
中には良い貴族も居るかもしれないとシンヤは心の中でそう思ってる
すると、シンヤ達の馬車の前に三つの馬車とその護衛すら騎士が現れた
「止まれ!!!」
1人の騎士がシンヤ達の馬車を止めさせた。シンヤはため息を吐きながらアイと外に出た。すると、1人の騎士が近づいて来た
「なんだ?」
「貴方はどこの貴族様でしょうか?」
「俺は平民だ」
「それはそれは護衛の方でしたか。中にどんな方の貴族様が居るのですか?」
貴族はおらんが、王族や王女などそして、姫や巫女なら居ますよ。なんなら魔王の娘までいるよ
だがシンヤは正直に言ったら面倒になると思い。そのまま
「いや、全員冒険者だ。中には貴族は居ない」
嘘は言ってない。本当に貴族は居ないからな。
すると騎士は先程の礼儀正しさが消えた
「なんだただの冒険者風情がなんの為にラストカネスまで来たんだ?」
「観光だ」
「観光ね..冒険者がラストカネスで楽しめる金があると思えないがな。もしかしてSランクとかか?」
「いやBランクだ。1人Aランクが居るが」
すると騎士は腹を抱えて笑い出した
「あっははは、たかがBランクがラストカネスに観光?貧乏人は帰れよ。それに隣にメイドはなんだ?冒険者風情がメイドを雇ってるってどう言う事だ?拉致って脅してるのか?」
その騎士はシンヤを馬鹿にする様に言ってきた
シンヤは自分自身が馬鹿にされるならよっぽどの限りは怒らない。シンヤが短期になるのはリン達の時だ
「なかなか良い女だ」
すると奥からジャラジャラと宝石を付けてる太ったおっさんがやってきた
「いくらだ?」
「は?」
「その女はいくらで売ってくれるんだ?」
アイを舐め回す様に見てる豚がいた
すると遅いかったのか奥からリンとルナがやって来た
「シン遅い!」
その2人を見たのか豚が息を荒くして興奮しだした
「ブヒヒヒ良い女が揃ってるな。いくらだ?私の玩具にしてやる」
「はぁ〜」
シンヤはリン達を玩具呼ばわりした事で少しイラついた様だ
「おい、俺の嫁達を玩具呼ばわりしないでくれ?不愉快だ」
「ブヒ?お前の嫁達??平民と聞いたが?」
「ああ、平民だよ」
「そうか、おい殺せ」
おっと、いきなり殺されるのね
すると騎士達は剣を抜いた
するとシンヤは刀を抜いてシンヤの2メートルぐらい前に地面を斬って線を作った
「ここから足を踏み入れた奴を殺す。こっちは長旅で疲れてる所なのによう」
騎士達はシンヤの忠告を聞きもせずシンヤを襲った。5人の騎士が線を超えた。するといきなり首が落ちた
後ろの居た騎士が何が起きたのかその場で止まった
「ブヒ?何が起きた」
「言ったろ?踏み入れたら殺すと。人の忠告ぐらい聞こうよ」
「お前!!私は貴族だぞ?!」
「んで?」
「は?んでってなんだよ!貴族って言ってるだ!!だから平民の馬鹿は嫌いなんだよ」
「馬鹿はお前じゃないのか?」
「は?」
「自分勝手ってで、自分の言う通りにしなかったらすぐに殺す。ああ、本当貴族は嫌いだな」
「お前!!許さない!!こいつを殺せ!!」
「もう面倒くさい」
すると残りの騎士達が線を超えた
すると騎士の胴体に大きな穴が空いた、レーザー砲で撃ったのはアイだった。
「マスターを困らせないで下さい」
「ブヒ!」
豚はアイの威圧に耐えきれなくその場で尻もちをついた
シンヤ達は馬車の中に戻りそのままラストカネスに向かって行った。馬車は馬車置き場にとめた。
ラストカネスを歩いているとその景色を見て驚く事しか出来なかった
ルナ「何ですか!この城の量は」
「ら、ラスベガスだ!」
っとヒナタが騒いでた。するとマナは何かを見つけた様でシンヤの袖を引っ張った
「お兄ちゃん!!見て見てカニが浮いてるよ!!」
店の上に大きなカニが浮いて、動いてた
「あれ完全にカ○道楽だよね...」
「シンヤ君見て下さい!!あれあれ!!金塊が乗ってます」
「あれ何?う○こ?」
アリアが指して居たのは建物の上にう○この形した金塊があった。
「いや、あれ完全にアサ○ビール本社だよね?」
「すごいなヒナタ、初めて来たはずなのに何でそんなに知ってるんだ?」
「違うんだよダーリン。多分この国作ったの異世界人だよ。私と同じ出身者だと思う」
「へ?!そうなの。じゃーこんなすごい建物がいっぱいあるのか?」
「いや、これはラスベガスだから。アメリカだと思う。あ、アメリカって日本と違う国ね。あのカニと金塊は日本のものだよ」
「へぇ〜それは日本が楽しみになって来たな」
「うふふ、いっぱい案内するからね!」
シンヤ達が歩いてると何人か人が入った馬車が通りかかった。シンヤはフードを被ってる1人に反応して馬車に振り向いた
「どうしたんじゃ?小僧」
「ん、いや」
ヒナタ「あれは何ですか?なんで、あの人たちはボロボロなんですか?」
ルナ「あれは奴隷です。借金を返せなかった人達や悪い事をして捕まった人達です」
「あ〜」
ヒナタは理解したようだ、ルナはヒナタ達しか聞こえない様に小声で喋った
「そして中にはどっかから拉致って勝手に奴隷にする話もあります」
ヒナタ「それって犯罪では?」
メイ「本来は犯罪なんだ、でも拉致ってる奴が貴族でね騎士達も逆らえずそのまま目を瞑ってるんだよ」
「酷い」
ヒナタ達はそう言う事してる貴族を許せないと思っていた、シンヤは考え事をしてた
気のせいか?俺をゾクゾクさせる程の殺気を感じたぞ。でも、殺気を放ってたらリン達も気付くはず見た様子だと気付いてない様だし
ゾクゾクする程の殺気ってシンヤ変態?




