ケルベロス戦の後
目を開けると天井だ
うん、痛い。身体中がものすごく痛い
こんな、筋肉痛なったの母さんと初めて修行した以来だな。ん?あれ?てか、なんで俺ベッドの上にいるの?俺最後にいたの洞窟の中だよな?あれ?
そして、シンヤは座り込み。身体中を確認した
模様みたいのが..確か、呪印?がなくなっている
いや、よく探したら肩に目みたいな。模様がある。
だが、シンヤはちょっと焦ってる
やばい、この身体中の傷跡とか右目とかどう説明しよう、絶対過保護な母さんに心配かけちゃうな。
っと、シンヤは考え事をしてる時に、足音が聞こえてきた、音の方向を見ると。一人の少女が現れた。
「おー、小僧やっと起きたか。どうじゃ?身体の調子は?」
その少女、黒髪腰まであるロング毛先はちょっと赤みかがってるそして、黄金の様な瞳。そして、頭に2本の赤いツノがあり。魔族かな?見た目は10歳から12歳ところだ。
「えっと、もしかして助けてくれた方なのか?」
「ふむ。小僧が倒れてたの見つけての〜ここまで運んだのじゃ」
そして、俺はゆっくりベットから立ち上がり頭を下げた
「ありがとう...ございます。そして看病までしてくれ...して頂いたことを感謝します」
恩人って所もあり、俺は慣れない敬語で話した。
「フハハハ、良いのじゃ。そんな慣れない言葉遣いしなくても普段通りにしてるのじゃ。そもそも、小僧を巻き込んだのは我のせいなのじゃ。まさか、1匹取り逃してしまうとは、こちらもすまんのじゃ」
てか、さっきから小僧って言ってるけど同じぐらいの歳だよね?
ぐうぅ〜
腹が鳴った。シンヤはちょっと恥ずかしかった
「おっと、それもそうか5日も寝ておれば。腹も減ってしまうのじゃなー。ちょいと待て。今から飯を作るのじゃ」
「.....えっ?!5日??俺そんなに寝ていたのか?!」
「ふむ、ぐっすり寝ていたのじゃ。相当無理した戦闘したようじゃのー。ほら我が倒したケルベロスでも食え」
そして。何もない所からケルベロスが出てきた。
でかい、俺が倒したケルベロスよりデカイ
役10倍ちょいだろうか?
少女が倒したのか?家具とか見たところ一人分しかないから、少女以外ありえないか
それて、シンヤは食事を始めて
お腹一杯になった所で少女は喋り出した
「そういえば小僧、何故こんな洞窟にいたのじゃ?」
「あーいや、ちょっと喧嘩してしまった相手がいて、頭を癒すために森に散歩してたけど、見た事ない洞窟を、見つけて興味本位で入ったらあの有様だ」
「フハハ、そうかそうか。それは、本当すまなかったの〜我が逃してしまったせいで、小僧を危険な目を負わしてしまって」
「いや、いい。俺が弱いのが悪い」
「そうだ!お詫びとしてじゃ。なんか欲しいものとかあるか?我の出来る範囲ならなんでも言ってくれじゃ」
「いや、そんなお詫びって。ただ、俺が勝手に入ったせいだけで。しかも、看病してくれたし逆に俺からお詫びしたいぐらいだ」
少女はムスったした顔でシンヤに近づいた
「良いのじゃ、我が逃したせいでもあるからじゃ。我の気がおさまらないのじゃ」
「じゃ〜、俺と戦ってくれ」
何故俺はこう言ったのか分からなかった。ケルベロス戦からの後から無性に戦いたい気分だ。俺の倒したケルベロスより10倍以上大きい奴を倒したぐらいの奴だ。俺は何故かこの少女と戦いたいと願った
そして、少女はちょっと驚いた後に笑った
「まさか、死にそうな戦いの後に戦いを要求するとは、しかも武器や力より。我と戦いたいと!面白いのじゃ。小僧!!お主もしかして戦闘狂って奴やろ!気に入ったのじゃ!いいじゃろ!主よ、名は?」
「シンヤ...」
「シンヤ。良い名じゃ!我はルティナ。気軽にティナとか呼んでくれのじゃ!小僧」
あ、結局小僧呼びで定着するのね。




