嫉妬するサラ、アイ、スー
「シンヤ君?反省しました?」
「はい、」
「シンのバカ!!6日目で帰って来るって言ったのに!凄く心配したから!」
「すいません」
「シンちゃん...特に言う事はない..」
「なんで呼んだのさー」
「呼びたかっただけ...」
「まぁ、皆さんシンヤさんも反省してるし。そろそろ許したら「ルナ、旦那様を甘やかしちゃダメ」ごめんなさい」
ルナが謝った。
今シンヤはみんなに正座されている。敵を装って屋敷の庭を半壊させた事に怒られてる。
そもそも、考えたのは俺じゃなくてグレアなので巻き込んでグレアも何故か正座されていた。
すると、グレアは助かる為にメディシアに
「我は初代龍王だぞ」
「グレアよ、メディシアは現龍王だぞ。偉いと言うなら現龍王だと思うぞ」
「ぐぬぬぬ、確かに」
グレアが逃れようとしたが、テフィが止めた
そもそも、普通に考えれば初代の方が偉いだろって、シンヤは心の中で考えた
シンヤはナイスと思いテフィに向かってサムズアップを送った。
「シンヤ君?それは何ですか?折って良いって合図ですか?」
「あ、違います。すみません」
「シーポコは、嫁には頭が上がらないね」
シンヤを揶揄うグレア
「うるせぇ!!ガキは黙ってろ!」
「おい!我だけ扱い酷くないか?!我は初代龍王だぞ?!何だその態度は!」
こいつはどんだけ自分が初代龍王を自慢してるんだ
するとメディシアがシンヤの前に座った
「シー君約束通りメイリアとの仲を認めるわ」
「メディシアさん..」
「メディシアじゃないよ、お義母さんって呼んで」
「いや、それは...」
「お義母さん」
メディシアはシンヤに圧をかけて来た
「はい、お義母さん」
「宜しい、それでメイリア達はこれからどうするの?」
「みんなどうする?」
メイはみんなに聞いた、シンヤはある提案をだした
「この里から出発する前にさ、ここで修行しないか?」
「修行?」
シンヤにずっと離さないぞって勢いで抱きついてたリンが反応した。そう、メディシアと会話してる時からずっと抱きついてた
「ああ、もしメディシ「お義母さん」...お義母さんぐらいの敵が現れたら時の為に強くならないとな」
「確かにじゃ、我らは完全に慢心しておったのじゃ。メディシアが現れた時は気付かされたのじゃ」
「どこで...修行...するの?」
「ふっふーそれは」
「どうせ洞窟だろ?」
シンヤがバシって答えを言おうとした瞬間にグレアが先に答えを言った
「テフィ爺、グレアを吊るして」
「御意」
「おい!テフィ!御意って何だよ!いつの間にお前はシーポコの下僕になったんだよ!」
「最初からシン坊の忠実な下僕ですぞ!オッホホホ」
「いや、縄を持って笑わないで怖いから..あーー!」
グレアは吊るされた、しかも逆さまで
テフィ爺さんってグレアに恨みでもあるのかな?
「へぇ〜シンヤはオジサンが良いんだ」
「マスター酷いです。マスターなんて知りません」
サラとアイが拗ね始めた、下にいたスーも何やら怒ってる様子で飛び跳ねてた
シンヤは何の事か分からなかったが、テフィは察した様だった
「オッホホホ、これは悪い事しましたね。先程のは冗談ですよ。貴方達の大好きな大好きな、大切な主人を奪いませんよ。シン坊が真っ先にワシに命令した事に拗ねてるだけですよね」
「べ、別にシンヤを大好きなんて...」
「別に拗ねてる訳では無いです」
サラとアイが頬を赤くした、スーも何やら赤くなってる様に見える。シンヤは相変わらず何の事か分からなかった。
シンヤはヒナタを何かを思い出した
「まぁ、修行する前にまず冒険者ギルドだな。ヒナタの登録してから修行に入るか」
「覚えててくれたんだね。ありがとうダーリン」
「ヒナタちゃん、冒険者ギルドに案内するよ」
全員で行くのもあれだったので、シンヤ、メイ、ヒナタの3人でギルドに向かった。メイがギルドに入った瞬間、ギルドに居た竜人族は騒いでたが、まぁ無視だ。無事ヒナタは冒険者になって、ジョーククロウのメンバーになった。
それから、リン達と合流して。馬車を洞窟の前までに移動して修行が始まった




