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スルス...ニヤニヤ

テフィはブルーノを投げ飛ばした


「ガハッ!」


ブルーノは壁に埋もれたが、ブルーノはそれでも立ち上がった


「スルスを返せ!!!」


ブルーノはまた、シンヤ達に向かって行った

シンヤはスルスをチラッと見ると、仮面の上から手を隠す感じで下を向いてた


照れてんな...


仮面の下は顔を赤くしていると気付いた3人だった

シンヤは小声で


「テフィどうする?」


「ワシに任せろ」


するとブルーノが此方に向かってる時に、テフィがブルーノの前に超スピードで近づき手刀を食らわせた

すると、アイが


「恐ろしく速い手刀、私でなきゃ見逃しちゃうね」


「おー!それってあの名場面の奴だよね!」


アイとヒナタは何やら騒いでた


何それ?気になる


シンヤはその輪に入りたそうに見てた

そして、気絶したブルーノを見てシンヤ、テフィ、グレアはスルスの方向を見てニヤついた


「お前ら!絶対ニヤついてるだろ!」


すると、テフィがスルスの肩にポンっと手を置いた


「結婚おめでとう」


「ななな何を言う!!」


スルスは揶揄って来たテフィに殴り掛かったが、全て笑いながら避けていた

それを見ていた竜人族は


「仲間割れか?」


「スルスと言っていたが..」


それに気付いたグレアはフォローする感じで言った


「ふっ、奴隷魔法が解けたようだな」


それに察したのかシンヤは


「そうか、まぁそんな奴なんて要らないからな、ただの人質だ。帰っても良いんだぞ?痛っ!」


それを聞いたスルスはシンヤの脛を蹴ってブルーノの所に走った

そして、竜人族達がシンヤ達に襲って来た

すると、テフィとグレアがそいつらを一瞬で気絶させた

メディシアは3人の所に向かって行った


「お前ら何が目的だ?何故この里を侵略しようとしてる?」


「ん?あーメイ..リアを俺の者にする為だよ」


シンヤの嫌いな言葉を我慢して言った時、それを聞いたカリスランが怒鳴った


「お前!!姫は俺のだ!!」


「うるさい」


本当話が進まらなくなるから、マジで黙って欲しい


「なっ?!この俺様にそんな口を叩いて良いと思うなよ?!俺らこの里の貴族だ!俺は偉いんだぞ!!お前らを豚箱に入れてやる」


いや、後ろの2人はあんたより上身分の元竜王だぞ?


シンヤは話が進められないと思い、カリスランに向けて殺気を飛ばした。見事に気絶した


「よし、うるさい者は消えた。お前を倒してメイリアを貰うぞ」


「そんなこ「いや!!」


すると、メイが叫んだ


「余は貴方なんかに捕まらない!余にはシー君が居る!必ず助けに来る!!

例え何があっても余の初めてを奪わせない!!争ってやる、余はお前なんかに屈しない!!余の大好きなシー君が守ってくれる!!、余の初めては、シー君にあげるの!!」


メイはローブの3人に向けてそう言った

シンヤの顔は真っ赤になっていた

それに気付いた後ろの2人はニヤニヤとシンヤを見ていた


「お、おう。そうか、まぁ楽しみは龍王を倒してからにするよ」


「ほーう、私を倒すと?ふん、弱者の戯言よ。3人でかかって来い。私の娘に手を出そうとしてるんだ、ただでは済まさないぞ?」


メディシアは3人に向けて煽る様に言った


いや、3人で行ったらガチで勝つよ?


2人は元龍王なので勝率的には此方が上だった

すると、他の竜族がシンヤ達を襲い向かったが2人が足止めをしてくれた


「俺1人で相手してやるよ」


シンヤはメディシアに向かっていた

メディシアはシンヤに向けて殺気を放った

シンヤは返す様にメディシアに向けて殺気を放った

すると、庭や屋敷にヒビが入った


「なんて、殺気だ。お前..魔族か?」


「いえ、普通の人族だよ?」


「そんな殺気を放てる人族がいるか!」


本当に人族なんですけど..カードにハテナあったけど


するとメディシアはシンヤに向かって攻撃した

シンヤはそれを受け止めて、蹴りを入れたが避けられて。蹴り返された。すると、シンヤはその足を掴み地面に叩きつけようとしたが、メディシアは受け身を取り反撃して来た

それでも、シンヤは軽く避けた


「やはり龍王は強いねぇ」


「ふっ、そんな軽口を叩いていいのか?」


「なに?」


すると、地面から岩が出て来たシンヤを襲ったが。すぐに察知したのか上に飛んで避けた


「ちっ」


「岩魔法か...」


シンヤはグレアから貰った普通の剣を抜いた。いつもの刀で戦えば正体がバレる恐れがあると言われ剣を渡された


「エンチャント・ダーク!闇空撃」


シンヤは黒い斬撃を飛ばした

飛んだ斬撃にメディシアは向かって行って、それを避けてそのままシンヤに向かった


「『龍の鉤爪(ドラゴン・クロー)


シンヤに三つの斬撃を飛ばした


「紅桜」


その斬撃をぶった斬った

剣はその場で折れた


「ちっ、やっぱり。耐えきれなかった」


「ふっ、自分の武器を満足に使えないとは。剣士失格だな」


「返す言葉もない、よっ!」


シンヤはメディシアの胴体に向けて横蹴りを入れた。

メディシアはその足を掴んだ


「ふっ、足癖が悪い奴め。もう離さない」


メディシアはシンヤの足を掴んだまま、回り出した


「おうおーー」


そのままハンマー投げ様に投げ飛ばされた

シンヤは地面に落ちる時に受け身を取った


「ふぅ〜危ねぇ。そろそろ、体が温まって来たし。本気で来いよ」


「そんな事言って良いのか?私の本気に勝てると?」


「ああ、そう言ってる」


「そうか、お望み通り本気で行くぞ!!龍神格化!!」


メディシアの周りには赤いオーラの様な物が現れた


龍神格化

龍神化はそのままドラゴンの姿に変化するが、龍神格化は動きやすい人型でも龍神化した時の様に身体能力や防御力が上がる。


メディシアは超スピードでシンヤに殴りを入れた

シンヤは殴られる前に


「龍神格化」


シンヤも龍神格化をした。メディシア同様シンヤの周りに赤いオーラを纏った。

そのまま、メディシアの攻撃を腕でガードした

メディシアは龍神格化した事に驚いて、後ろに下がり距離をとった


龍神格化しても、こいつの攻撃痛いなぁ


「何?龍神格化だと?何故それを使える?龍神族だったのか?」


「言ったろ?俺は人族だって」


「なら、何故それを使える!!」


「さぁー」


メディシアは再びシンヤに攻撃しようとしたが、シンヤは避けて。右手が赤黒いオーラが現れた。

シンヤは<気>を右手に込めて、殴った。メディシアはそのままガードしたが後ろに吹っ飛んだ

それを見てたルティナが


「ん?あれは<気>?いや..あの<気>は小僧のじゃないか?そもそも小僧じゃ」


ルティナは仮面の正体に気付いた様だ

メディシアを見ると壁に吹っ飛んで倒れてた

再び立ち上がりシンヤに向かおうとしたが。目の前にテフィが現れて止めた


「はい、そこまで。攻撃を喰らったのう」


「は?」


「お主の負けって事だよ。メディシア」


「おい!龍王様の事を呼び捨てで呼ぶな!」


近くにいたギルーがそう叫んだ


「オッホホホ、若いって良いのう」


「その笑い方は..」


テフィは自分の仮面とローブを取った


「久しぶりのう、メディシア」


「おっおっ、おじいちゃん!」


「「「おじいちゃん?!!」」


竜人族は驚愕した

すると、ギルーが青ざめた


「え、なら。貴方は二つ前の龍王様って事ですか?」


「そうだぞ」


それを見たグレアも脱ぎ出した


「あー!終わった。このローブ凄く熱いよ。テフィ〜喉渇いたから水頂戴」


「グレアよう、少しは我慢してくれ」


「え?グレア?えっと..おじいちゃん。初代龍王と同じ名前の様な..」


「その初代龍王だ!我の名はグレアだ!」


グレアはドヤ顔しながら仁王立ちで、言った

竜族達は元龍王と知らずに無礼を働いた事に青ざめた

それに察したテフィは


「まぁ、良い。ワシらが正体を隠してたからのう。悪いのはワシらになる」


「それで、おじいちゃん達は何しに来たの?」


「ん?ワシの盟友のプロポーズを見に来たんだ。メディシアは攻撃を受かってしまったからのう。もう結婚の件は認める訳だ」


「へ?なら..あいつって..」


シンヤはメイの所に近づいた


「メイ、さっきの告白は最高だったよ。迎えに来た」


シンヤはメイの前でローブを脱いで仮面を取った

その顔を見たメイは


「え?!シー君?!だったの..え?じゃあさっき余は本人の前で..」


「ああ、そうなるね」


メイはまさかさっきの告白が本人の前で言った事を知って恥ずかしくなった

シンヤはメイの手を取り


「俺と結婚してくれないか?」


「....はい..喜んで」


メイは嬉しそうに笑った



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