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姫に惚れていた

2本目


最初の1日目はただ、刀を振ってた

何百回、何千回、何万回振ったかはもうシンヤは数えてない


どうする?あいつに攻撃が当たるのか?この1週間で間に合うのか?


シンヤはずっとそれしか考えてなかった

朝から夜までずっと、休まずだった

夜が明けた

2日目に入った、それでもシンヤは寝ずにご飯を食べずにずっと、ずっと刀を振っていた。手の皮が剥がれようと、手から血が滲み出ようとそれでも振る事は辞めなかった。

すると、それを見ていた2人の竜人族が止めた


「やめろ!!そのまま振り続けたら!死ぬぞ!お前昨日の朝からずっと振ってただろ!」


「お前は..ブルーノか、悪い今はお前に構ってる時間はない」


「シンヤ殿少しは休んだらどうですか?貴方の今の状態は危険です」


近づいて来たのはブルーノとスルスだった。

すると、ブルーノは持っていた物をシンヤに差し出した


「ほら、私が握った握り飯だ。少しは休んで食え」


シンヤは昨日の朝から何も食って居なかった

お腹がずっと鳴って居た

シンヤはせっかく作って貰ったとは言え、それを食わないのは失礼だと思い、その場に座り食べた

お腹が空いてたのか、ムシャムシャの食べてむせてしまった。


「ゴホッ、ゴホッ」


「ほら、ゆっくり食え。水だ」


ブルーノは水筒を差し出した


「ゴクゴク、プハッ。ありがとう」


「礼は要らぬ、本来なら礼をしたいのは私達だ」


「?」


シンヤはブルーノ達に礼をされる程何をしたのか分からなく、首を傾げた

すると、ブルーノは正座をしだして頭を下げた


「おい、何をしてる」


「礼だ、姫を族長から自由にしてくれてありがと」


「シンヤ殿私からにも礼をしたい。姫を解放してくれて本当感謝する」


「自由?解放?」


「ああ、私達はずっと昔から、メイに対する族長の体罰を見ているだけしか出来なかった。それを解放させたのはお前、シンヤだ!」


「別に俺は何もしていない、そもそもあのゲララレルド(クズ)をボコしたのは、俺じゃなくてメイの母親だ」


「それでもだ!姫はシンヤ達の旅のおかげで何か変われた、あの族長に歯向かった。私たちはそれを見ただけで、私はお前に感謝をしている」


ブルーノの瞳から涙が溢れ出した


「そうか..おにぎりはありがとう。俺はまだ修行をしなくちゃ行けない」


シンヤは立ち上がり、刀を握った時に


「シンヤ殿はそのまま剣を振り続けても、メディシア様に勝てるのですか?」


スルスの問いにシンヤは反応した


「無理だ...1週間じゃ間に合わない。あれは別格だ、俺が見た中で2()()()に強い。俺はもう何をすれば良いのか分からない」


「シンヤ少し話さないか?」


すると、ブルーノは隣に座れたポンポンと合図をした

それを見たスルスは気遣ったのかどこか遠くに歩いて行った

シンヤは仕方なくブルーノ隣に座った


「正直に言うよ、私は姫に惚れていた」


「へ?」


シンヤはいきなりの告白に驚いてブルーノを見た


「まぁ、最後まで聞け。私は昔から姫を見ていた、だが族長のやっている事に私は反抗出来なかった、そんな何も出来ない私は姫を諦めんだ」


ブルーノは自分の手を握りしめた


「そうか..」


「だが、ある日その気持ちは再び蘇った。それはお前と姫が出会った日だ」


「俺とメイが?」


それは武闘会編の1日目の時だ


「あの時から姫はお前に惚れて居たんだぞ?」


「へ?!そうなの!」


シンヤは驚いた


「ああ、姫があんなに男性を求めてる姿は初めて見た、私はその時はお前に託せられると思った。だが、お前には何人かの女性を囲んだいると聞いた時は、そんなクズから姫の目を覚まさなくちゃ行けないと思った」


「ハハ..」


シンヤは苦笑いしか出来なかった、女を何人も囲んでいる事は事実でそれに反論は出来ない


「でも、私は勘違いしてた。屋敷の中でお前と言う人間を知れた。お前は例え何人の妻が居ようと必ず全てを愛してると知った。それに、姫に対しての求婚の言葉に私の心を打たれた。こいつは..シンヤはちゃんと姫の事を見てると分かった時は嬉しかった。もう一度言おう。ありがとう」


ブルーノは頭を再び頭を下げた


「もう、頭を下げるな。俺はただメイの為にやっただけだ」


「ふっ、お前は良い男だな」


「お前それ告白か?」


「なっ?!何をバカな事を言う!私は男だ!」


「あはは、冗談だよ。そんな照れるなって」


「照れてはない!」


お互い顔を見て


「「あははは」」


「お前は案外良い奴だな。シンヤ」


「案外は余計だ」


「お前との初対面の時に嫌な態度を取ってしまって悪かった」


「あれはお前が合ってるよ、自分の()想い人をハーレム野郎から守る行為は間違ってはない」


「何故元の部分を強調して言った」


「ヒューヒュー」


ブルーノはジト目でシンヤを見てシンヤは口笛をしだした


「それで、シンヤはこの後どうする?」


「ああ、分からんな。あんな強い奴にどう勝つか思いつかない」


「そうだな、メディシア様は素の状態でも強いのに、その上に龍神化があるからな」


「龍神...そうか!!」


シンヤは龍神と聞いて、クロカとメイの会話を思い出して立ち上がった


「ど、どうしたんだ?」


「ブルーノ!龍王の宝玉はどこにある?!俺をそこに案内してくれ」




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