龍王
「ふーん、なら私に一つ提案があります。この1週間私に一度でも、攻撃が通ったら結婚を認めます」
「「え?」」
メディシアはシンヤ達に提案をした、この一週間内にメディシアに攻撃を負わせたら結婚を認めると言う
「私からは攻撃もしないよ、しちゃったらそれも負けでいいよ。その子達には手を借りちゃダメ、貴方1人でやりなさい。そこの子達はメイリアのお友達かな〜?」
リン達に問いかけた、リンは
「え、あ、はい。友達ってより大切な家族だよ」
「家族?」
「みんなシンの嫁メイもシンの嫁になる、私達の大切な家族」
「ふーん、全員シー君のお嫁ねー」
いきなり、メイのお母さんにシー君呼びか..
「これは、ますます本気で行かないとね。こんな、女を囲む男になんてメイを託さない」
「あっ」
リンは自分が余計な事を言ってしまった事に自分の口を奪いで後悔した。
シンヤはリンに近づき
「シン〜ごめん」
「いい、それで良いよ。どうせ、知る事になるし。俺はメイの事は本気だ。逆にあっちが本気で来て貰えないと困る」
「ふーん、良いね!シー君!気に入りそうだよ!」
「それはどうもっ!!」
シンヤは本気でメディシアに近づき、蹴りを入れたがメディシアはそれを軽く止めた
「ちょっと〜レディに向かって合図なしで攻撃するの〜?」
「うん、大体は分かった」
シンヤは脚を下ろして、外に出ようとした
「最後の日だ」
「ん?」
「7日目に会おう。みんなも行こう、メイはどうする?」
「余も行く」
「ちょっと、7日目に会う?私の事舐めすぎでしょ?それに、そのままメイを連れて逃げないよね?」
「逃げもしないし、アンタなら地獄の果てまで追ってくるだろ?安心しろ7日目にはメイとの仲を認めさせる。今の俺にはアンタには勝てないし出直してくるよ」
シンヤ達は屋敷から出て馬車に戻った
シンはソファーに座る、考え事をした
そして、シンヤは大きくため息を吐いた
「はぁー、ダメだ思いつかねぇ」
「シン〜メイの母とずっと戦ってれば、いつか当たるんじゃないの?」
「それも、考えたけど最後の蹴りで分かった。この1週間じゃ間に合わない。絶対に当たらない」
「小僧をそこまで言わせる相手とは..あやつは何者じゃ?」
ルティナはメイに問いかけた
「私の母上は私と同じ龍神族、そして現龍神族の中で三本指に入るぐらい強い。そして、現龍王」
「ほーう、龍王と来たか」
すると、シンヤはソファーから立って
「考えても時間の無駄だ。本気で修行に入る」
「うん!私達もその修行に手伝うよ」
「リン、これは俺1人がやる」
「え?」
みんなもシンヤが1人でやるって言って驚いた
「あの人はリン達に手を借りちゃダメって言ってた。これは、メイを託さるかって事だ。俺1人でやらないと意味がない」
「でも」
シンヤはリンが心配そうな顔で見た
それを見たシンヤは微笑んだ
「大丈夫だ。本気で修行に取り組む、だから6日間消える必ず強くなって戻ってくるよ」
「や!!6日間も消える?シンは!私達が居ないと絶対無理する!また、また私の前から消えようとしないで、お願いシン」
シンヤはリンに抱きついた
「もう、消えたりしないよ。約束する俺は必ず戻ってくる、無理もしない」
「本当?」
すると、首を傾げながら、リンは強く抱きしめた
「本当だ」
「今回だけだからね。戻らなかったら許さない」
「おう」
そしてシンヤは2本の刀を持って
馬車に降りた
「マスター..」
アイはシンヤの背中をただ、見てるだけしか出来なかった




