メイの何に惚れた?
2本目
「んで、まずはどこ行けば良いの?」
シンヤはリン達と共に竜の里を歩いていた
シンヤの隣で案内をしている、メイに尋ねた
「まずは、余の家だな。父上が余を連れ戻すと言った理由を尋ねたい」
「了解」
メイの案内により、歩いて20分ぐらいがたった
歩く度にどんどん周りの建物が豪華になり
メイが止まった場所は1番大きな屋敷だった
マナ「うわ〜大きい」
ヒナタ「京都にありそうな、大きな屋敷だね」
「キョウト?」
「あ、私達の世界にある、一つの街?みたいなもので、こう言う建物が沢山建てられてる場所」
「成る程ね」
「今度ニホンに来たら案内するよ、美味しい食べ物とか沢山あるよ!」
「美味しい食べ物?!!例えば何あるの?!」
「ん〜お餅とか蕎麦と..あと八つ橋とか有名だよ」
「ソバ?ヤツハシ??聞いた事ないばっかの料理!楽しみだな」
マナははしゃいでいた
すると、アイが
「ヤツハシは聞いた事無いですが、蕎麦なら日の国にありますよ」
「日の国って確か帝国の図書館で読んだ事あるけど、日本みたいな場所だよね?」
「そうですね。日本の江戸時代の時の建物が沢山経っております」
「江戸時代..侍とかいっぱいいるのかな」
「ふふ、そうですね」
シンヤ達達はアイとヒナタの会話を聞いて全く理解できて居なかった。すると、屋敷の中から1人の竜人族が出てきた
「姫殿お帰りなさいませ」
「スルスか..今帰ったぞ」
すると、中から数人の使用人が出てきて。メイを囲む様に並んで
「「「「姫様お帰りなさいませ」」」」
「うむ、余はいつも言ってるだろ。出迎えなどいいと、それで父上は?」
するとスルスが前に出て。メイの前でしゃがみ
「はっ、父上は今奥の部屋に居られます。仲間と共に来いと申してます」
「分かった」
そして、スルスに案内され。扉を開けるとそこには大広間があり、中には何人かの竜人族中にはギルーとブルーノもいるそして、真ん中に偉そうに座る者1人の竜人族がいた
シンヤはそいつを見て直感に
あいつ、強いな...
真ん中に座っている竜人族の風格に強いと気付いた
「メイリアよくぞ帰ってきた。それで、其奴が例の奴か?」
真ん中に居た竜人族はシンヤを威圧する様に見た
シンヤはそいつに返す様に威圧的な空気を放った
「お前!族長に!!」
「よい!俺からして来たんだ。俺の威圧に耐えきれなかったらそのまま追い出して居たものだ。それで、其奴がお前の専属従者になる者か?」
「ちが「ああ、そうだ」シー君?」
シンヤはそう言った
「ふっ、猿風情が姫の従者に務まる訳がなかろう。まぁ、其奴はいいや、他の女はなかなか良いモノばかりだな」
すると、近くにいたこの中で1番若い奴がシンヤに突っかかり、その後にリン達を舐め回す様に見た
「おい、お前らは全員俺の物にしてやるよ」
「お坊ちゃん今は控えて下さい」
そいつの隣に居た竜人族が止めたが
「くどい、俺が欲しいって言ったんだ。今すぐあやつら分の首輪を持ってこい」
すると、シンヤはそれを聞いたのか少しキレ気味で喋った
「おい、あまり勝手に話を進めてんじゃねーよ」
「うるさいぞ!猿風情が俺に喋りかけんな」
「そうか、それは悪かったな。トカゲに言葉を発しても意味が分からないよな」
「は?お前今なんて言った?俺をトカゲと呼んだのか!!あいつを殺せ!!」
「「「はっ!!」」」
「うるせーぞ!!少しは黙ってろ!」
お坊ちゃんと呼ばれてた奴が周りに居た者に命令した時に族長がそれを止めた
「メイリアそれが専属従者の件だが、其奴は務まらない」
「え?何故だ?余が連れて来れば」
「俺は連れて来いって言っただけだ、別に其奴を専属従者にするとは一言も言っておらん。だが、見た感じ人族だし、弱いと見た。やはり、カリスランが良いと思うぞ?其奴よりは強い」
「ふっ、姫俺の方がいいぞ?そんな猿よりは」
カリスランはさっきのお坊ちゃんだった
「よし、決まりだな。約束通りメイリアの専属従者はカリスランとする。メイリアも異論はなかろう?」
メイは何も言えなかった
「他に異論が無ければ、はなし..なんだ?」
族長の前にシンヤが立った
「俺が異論がある」
「ほーう、部外者が何をいう?これは家族である俺が決めたんだ。部外者が突っかかるんじゃねぇ」
「家族か...なら一つ聞いて良いか?お前はメイの何を知っている?」
「は?何をってそれは全部だ?俺は生まれた時からメイリアを見てるぞ?」
「なら、聞くよ。メイの好きな食べ物は?」
その問いにメイはシンヤを見た
族長はその問いにフッと笑い答えた
「正直お前の問いに答える義理がないが、メイリアがここまで連れて来たんだ、特別に答えてやろう。そんなの簡単だ肉だよ」
シンヤはその答えに少しキレそうになった
「分かってねぇじゃねーか」
「は?何を言う。メイリアは昔から肉を良く食ってたぞ?」
「おい!!お前さっきから適当な事を言いやがって、姫の従者になれなかっただけで」
カリスランはシンヤに怒鳴り始めた
するとシンヤはカリスランを見た
「専属従者になるってさメイと結婚するみたいなものだろ?」
「は?何を言ってんだ?当たり前だろ?」
「お前はメイの何が好きなんだ?」
「は?それは姫の美貌だ」
「だけか?」
「ああ、姫の美貌は世界一だ。俺はその美貌に惚れた」
「そうか」
すると、シンヤはカリスランに向けて
蹴りを入れようとしたが、わざと外してカリスランの後ろにある壁を蹴り壊した
「あーー!!クソっ!!さっきから聞いてれば!てめーら!!メイの何も分かってねぇじゃねぇか!!」
シンヤは怒鳴り始めた
「お前!この俺に手を出す「うるせ!」
「お前メイの美貌に惚れた?確かにメイは可愛いよ」
「シー君..」
「だが!惚れる所はそこだけか?!違うだろ!!メイはいつも、何かに一生懸命に取り込む姿や!!大人みたいなメイが時々見せる子供みたいな姿や!!俺が漫画を出しっぱなしにしてる時メイがちゃんと怒る姿や色々惚れる要素があるだろ!!」
「何を言う!!」
「俺はそんなメイに惚れた!!たかが外見だけで惚れた奴にメイを託せる訳ねぇーだろ!」
「シー君?!なな何を言ってるの?!」
メイはシンヤがメイのが惚れてると言われて、顔を真っ赤にした
「まだまだ、あるぞ!!ピーマンが嫌いで残してしまう姿や!!読書をしてる時の姿や!!一緒に風呂に入った時濡れた髪の姿や!!」
「「「「風呂?!!」」」
リン達が一緒に風呂に入ってたと知らずに、なんやらメイに視線を変えてニヤニヤとしだした、メイは本当に恥ずかしくなり両手で真っ赤になった顔を隠した
「そして、綺麗な黒い翼や!あとは」
「ちょっと待って!!」
「は?なんだ?まだ言い足りないぞ?」
「お前なんで姫の翼の色を知っている、俺らでも知らないのに」
「は?そんなの撫でたからに決まってるだろ?」
「お、お前触ったのか?」
「ああ、そうだぞ?」
すると、それを聞いた族長は剣を握りシンヤに向けて斬りかかった
シンヤはそれを軽く避けた
「テメェ何するんだ?」
「お前が何をしている!!俺の娘の翼を触った?!お前もだ!!!メイリア!!何故翼を触らした!」
「ご、ごめんなさい」
族長の威圧にメイは怯えだした
メイが怯えた?
「異性が翼を触るって意味はな!!求愛と一緒って意味なんだぞ!!」
「へ?」
シンヤはそれを聞いて驚愕した
あれ?なんかこれ見た事あるぞ?
ルナの時も知らずに耳を触った事を思い出した
長くなりそうなので
後半に続けます




