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やっぱり、こうなるよな

受付嬢は奥のある、扉をコンコンと叩いた


「ギルー様、ジョーククロウの方々をお呼びしました」


「ギルー?」


ギルーと名前に反応したメイ


「入れ」


受付嬢はドアを開けて、シンヤ達が部屋に入った

部屋の中で偉そうに座ってる、黄色のツノが生えた大男だった


「久しぶりだな、姫」


「やはり、ギルーとはお前の事だったか」


何やら、メルとギルーは知り合いだった。

そしてギルーはメルを確認して、隣に居たシンヤに視線を変えて睨めつけた


「お前がシンヤって言う雑魚か?最近噂されてるからって調子に乗ってる猿が」


おっと、いきなり雑魚呼びとは心外だな


すると、ギルーはシンヤに向けて殺気を放っていた


「何だそれ?殺気のつもりか?殺気って言うのはな、こうやって放つもんだ」


シンヤはやり返しにギルーに向けて殺気を放った

ギルーはシンヤの強力な殺気に少し手が震え出した


「んで?俺らを呼んで、ただただ俺らにてめぇの殺気を見せてくれただけか?」


「多和者が!そんな理由ではない!姫を返して貰おう」


「は?余を返してもらう?お前は何を言っておる?」


メルは少し怒り気味で喋った


「姫、目を覚まして下さい。こんな人族の何が良いですか?!」


「シー君をあまり馬鹿にするではないぞ?次第には余はお前を..」


メイは本気で怒ったのかギルーに圧をかけた


「っ、姫!シー君って..もしかして其奴に惚れ込んでいるのか?!」


「た、たわけ!!何を言っておる」


メイは頬を赤らめながら言った


「許嫁はどうするのですか?!」


「許嫁?」


シンヤが反応した

それを見たメイはギルーを蹴飛ばした


「許嫁?余は断ったはずだ!!何故其奴の話をシー君の前でする!余に許嫁はおらん!」


「はぁ、はぁ何を申しますか!族長が決めた事であろう!」


「何故!余は父上が決めた相手と結婚しなければならん!余は余が決めた相手と結婚したい!」


「はぁ、分かりました。族長命令です。無理矢理でも連れて帰らせます。お前ら他の奴らを抑えろ」


すると、隣の壁を壊して8人の竜人族が入って来た

シンヤはメイの前に立った


「おい、メイが嫌がってるんだろ?諦めたらどうだ?」


「うるさい!そもそもの元凶はお前だ!!あの猿からやれ!」


「もう、盗賊と変わらんな」


「シンヤ」「マスター」


アイとサラはシンヤの前に現れた


「妾の主人を侮辱した事を後悔させてやるぞ」

「マイマスターを馬鹿にした者は地獄に送ります」


「あ、殺すなよ」


「分かった」「了解です」


サラは半分の竜人族を氷漬けにさせて

アイはゴム弾のマシンガンで半分を気絶させた

それを見ていたギルーは自分の部下が瞬殺された光景を見て酷く驚いてた


「な、嘘だろう..」


すると、シンヤはギルーに近づいて、ガラーは後ろに倒れ込みシンヤはギルーの前まであるきしゃがんだ


「おい、どこの誰かは知らないけど。あまり俺の家族を困らせんな。殺すぞ」


「お前ら、こんな事をして許されないからな!族長にこれを報告して。お前らを必ずガハッ!」


すると、サラが氷の球をギルーの体に直撃させた


「おい、それはシンヤ達の旅を邪魔するって事で良いよな?言葉に気を付けろ、お前の一つの発言のせいで里が滅ぶ事になるぞ?」


それを聞いたギルーは膨大に笑った


「ははは!!竜の里が滅びる?たかが人族がか?そんなハッタリ通る訳がないやろ!」


シンヤはギルーのツノを鷲掴みをした


「おい、たかが人族?そんな人族に手も足も出ておらん奴が何を言っている。トカゲ野郎」


竜人お呼び竜種はトカゲ呼びは最大の暴言に当たる


「お前!!俺をトカゲ呼ばわりしやがって!!殺す!!お前をここで殺す!!」


「馬鹿者!!!」


すると、いきなり隣の部屋から緑のツノを生やした、女の竜人族がギルーの殴り飛ばした、ギルは壁に激突して気絶した


「お!スルスでは無いか」


「お久しぶりです。姫殿」


スルスはシンヤ達向けてお辞儀をした


「シンヤ殿に申し訳ありません。アホが勝手な事をして、迷惑をおかけしまして本当に申し訳ありません」


「それで?スルスが何の様だ?ギルーは何をしている?」


「すみません。族長殿から姫殿を里に帰らせろと命令をくだされ、今に至ります」


「そうなのか、何故父上がそんな命令を?」


「それは..」


スルスはシンヤをチラッと見た


「姫殿迷惑ですが、一度だけ里にお戻り下さい。お願いします」


「いや、だが余は..」


「良いんじゃねか?」


「だが、もしかしたら迷惑をかけて..」


「迷惑って何も俺らは仲間だろ?良いんじゃん俺らに迷惑かけて」


「そうです、帝国の件で私も迷惑かけています」


「ヒナタちゃん..みんなありがとう、スルス余は一度里に帰る。お前らは先に帰ってそう伝えろ」


「はっ!」





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