指名依頼
3本目
サラとヒナタが仲間になってから、三日の月日がたった
「お兄ちゃん!珍しい料理食べに行こ!」
「お、そうだな」
そう言えば、アイが珍しい料理があるって言ってたな
「なら、みんなで行くか?」
「シン達だけで行ってきて〜」
「シンヤさん、ごめんなさい。私もう夕食済ませました」
カノン「私もルナと食べた」
「私は...家で済ませる」
「まだ、私はポーションの調合が終わっておりませんので、シンヤ君達だけで行って下さい」
それから、シンヤ、マナ、アイ、メイ、サラ、ヒナタの6人で出掛けた
「アイお姉ちゃん珍しい料理って何処にあるの?」
「すみません、珍しい料理がある事しかご存知ありません。一体何の料理なのか私もまだ..」
「なら、冒険者ギルドに行ってみっか」
「あ、ダーリン私冒険者になってみたい」
「お、そうだな。ヒナタはまだ冒険者じゃなかったんだよな」
サラ「ヒナタは何の職業を授かっておる?」
「私は剣聖だよ」
「へ!いいな〜剣聖か..俺も最初それに目指してたんだよね」
「シンヤはその上の剣神であろ?喜べよ」
「いや、ねぇ〜あまり知らない職場だから、喜ぶにもねぇ〜」
「剣神は神の使徒でもある証だぞ?」
「そうなの?」
「そうだ、職業に神と言う字があろ?」
なら、昔からマナが言っていた、守護神も神の使徒なのか
すると、ヒナタはある事に気付いた
「え?私アテナ様の使徒でも有りますよ?ですが、職業に神の文字が有りません」
「それは、ヒナタが異世界人だからだ、ヒナタはアテナと直接会った事あるやろう?その時に使徒としての証を授けるんだ。だが、シンヤみたいにこの世界の人間は最上位神と会う事なんて無いに等しい、それだから職業を授かる時に神の使徒の証を同時に授けるから、職業名に神の字がつく」
普通の神族には会う機会はあるが、最上位神は会う事はほとんどない。
「「成る程」」
シンヤとヒナタは何となく理解した様だ
そして、冒険者ギルドに入って受付嬢の所に向かった
「冥帝様、いらっしゃいませ。良かったです。探してもどこに居るか分からなかったもので。それで、冥帝様に一件指名依頼がありまして」
「ん?指名依頼?こっちは旅目的だから、あまりこの街には長くは居ないぞ?」
「いえ、この街の方の依頼では無く。何やら、竜の里の方からの依頼でして、奥の部屋に居られます」
「竜の里からか?」
メイは自分の故郷からの依頼だったのか
なんだろう?っと顔で考えごとをしていた
竜の里?また何で?面倒くさ〜
シンヤは断ろうとした事に察したのか、受付嬢は少し声を震えながら言った
「もし、断ったりしたりしたら..」
「何?」
「彼は竜の里の結構偉い地位の人でして、もしかしたら、冒険者剥奪されるかと..」
「ふーん、分かったよ」
シンヤが承諾した事に嬉しそうだった受付嬢だが、シンヤは
「冒険者辞めるよ」
「...へ?」
「だって、本来は指名依頼を断っても何も問題無いんだろ?たかが、地位が高い人物だけに冒険者のルールを変えられるなら、辞める。俺は子供の時は最強の冒険者になるって、思ってたけど、正直今の俺はリン達を優先するからね、冒険者の肩書きが俺らが楽しんでる旅を邪魔するなら辞める」
「シー君ごめんね。私の故郷の人が迷惑をかけちゃって。もしなら、私が出て断ろうっか?」
「別に大丈夫だぞ。メイが謝る事じゃ無いよ。高い地位の奴らの圧に負ける冒険者なら、俺から辞めたいもんだ」
シンヤは少ししょんぼりしていたメイの頭を撫でて言った
メイは嬉しそうだった
まぁ、残念なのは正式な結婚式が出来ないだけかな
シンヤは平民なので、一夫多妻制が認められてない。シンヤは本来は正式な結婚式をあげたかったが、冒険者を辞めるとしたら一夫多妻制が認められるなくなる。
なら、正式じゃない結婚式をあげるしかなかった
「ヒナタ、悪いな。勝手に決めちゃって、ヒナタはまだ俺らのパーティに入ってないから。他のギルドで登録でもするか?」
「ううん、冒険者になってみたい気持ちがあったけど。ダーリン達を困らせる連中だったから。もう、いいや」
シンヤはフッと笑って、ヒナタの頭を優しく撫でた
「ありがとうヒナタ」
「えへへ」
ヒナタはシンヤが頭を撫でてる事に対して気持ち良さそうだった
「ま、待って下さい!」
「ん?何だ?」
「ぼ、冒険者を辞めるのですか?!冥帝様達は冒険者の中で話題にされてる人達です。どうか、考え直して下さい」
「無理、俺は最も嫌いな奴は身勝手な奴だ。特に貴族とか王族の類だ。正直高い地位って聞いただけで、面倒ごとに巻き込まれる事ぐらい予想できる」
シンヤは貴族と王族を相当嫌っている。なにせ、全ての人とは言わないが自分勝手な連中が多いから
「ですが..」
「はぁ〜」
シンヤは泣きそうな受付嬢を見てため息を吐いた、それは、別に受付嬢が悪い訳でも無いのに、もしかしたらシンヤが断ったり冒険者を辞めたりしたら、その時受付していた人が責められるかも知れなかったから
「手、出して。俺は別にアンタを責めてる訳じゃない。だが、流石に頑張ってる奴が損するのは俺でもあまり好きじゃ無い。これはチャンスだ。俺にジャンケンに勝ったら、奥の部屋でも行ってやるよ」
「え?!わかりました!ありがとうございます!ありがとうございます!」
そして、受付嬢は少し嬉しそうだった。そして、小声で勝ちます様にと連呼して祈ってた受付嬢を見たシンヤは、少し微笑んだ。
そして、受付嬢に近づいて小声で呟いた
「パーを出す」
「へ?」
「はい、ジャンケンポ!」
シンヤがいきなり何を出すか呟いた事に少し混乱したが、シンヤがいきなりジャンケンの合図を出して慌ててだした
「チョキ」
「パー、おっと俺の負けかな。いいよ、行ってやるよ」
「本当にありがとうございます!!」
受付嬢は泣きそうな勢いで嬉しそうにお辞儀をした。
そして、シンヤ達が奥の部屋に連れて行って貰ってる時
「なぁ、俺って結構甘いか?」
「いえ、マスターは私達には凄く甘いですが、他人にはあまり甘くないですよ。ですが..」
「そうだな、シンヤは大切なリン達以外にたまに頑張ってる奴には少し甘くなるぞ」
「サラお姉ちゃん、大切なリン達じゃなくて。サラお姉ちゃんも大切に思ってるよ」
「そうなのか?」
「うん!だって、お兄ちゃん。大切な人達以外は撫でたりしないよ」
「そうなのか..」
サラはシンヤの大切な人達の枠に入ってると知れたのか、何やら、少し気恥ずかしくなったがどこか嬉しそうだった
2本目




