シンヤ対サラ
「なぁ?これって、依頼失敗か?」
シンヤは聞いて来た。そう、依頼内容は洞窟に何者かが住み着いて来たので、それの討伐だった。討伐証が無ければ行けなかった訳だ
「シンヤこれをやろう」
すると、サラは氷の中から氷漬けされて居た。ドラゴンを出した
「妾の姿は誰にも見られて居らんからな、妾の姿を見た者は全て殺して行った。なら、このブリザードドラゴンの死体を見せてやれば、信じるだろう」
「お〜サラ良いねぇ。なんか詐欺してるみたいで、ちょっと罪悪感はあるけど..」
「はっはっは、妾と対等に戦っておったんだ。このトカゲぐらい簡単に倒せる」
「そうなのね」
そして、サラはある事を聞いて来た
「だが、妾は人を殺めたんだぞ?それも、盗賊でも無く冒険者だ。お主らはなんも思わないのか?」
「ん?別に?だって、そもそもサラの城に勝手に入って来たのは俺らだ。不法侵入として殺されても文句は言えないだろ?後は俺は別に他の人間がどうなろうと、関係ない。俺の大切な家族に危害を加えないならそれで良い」
「そうか」
「それに、サラは一度も洞窟の外の人間を殺して無いんだろう?入って来ただけの人間しか殺してないだろ?」
「まぁ、そうだな」
「サラさんは何の精霊族何ですか?やはりお強いので上位精霊ですか?」
「いや、そんな弱い奴と比べないでくれ。改めて自己紹介をしよう。妾は精霊族の中で氷の精霊王と呼ばれてる。精霊界序列6位のサラだ」
OH..次は精霊王と来たか
大商人の娘、魔王の娘、巫女、王族、元王女の次に精霊王か..なんなら、メイはブルーノに姫と呼ばれてるから多分..
ルナは固まってしまって居た
「ルナはエルフだったな。お前の得意な属性は?」
「風です」
「そうか!なら今度精霊界に来た時妾の知り合いに風の精霊を紹介しよう」
「へ?!良いですか!ありがとうございます」
ルナは嬉しそうに跳ねて居た
そして、シンヤ達は冒険者ギルドに入ってドラゴンを出した。そのドラゴンに驚いて居たがやっとこの依頼を達成出来た事に嬉しそうだった。そして、サラは冒険者登録をして、パーティに入った。サラの職業は魔導戦士、魔法剣士の上位職業だ。
そして、指輪を渡して。馬車に戻った
「サラお願いある」
「ん?お願いしなくても妾に命令すれば、何でもするぞ?」
「え?なんでも..」
シンヤは何でもって言葉に反応した
「シンちゃん...変な命令..許さないよ?」
「いや、しないって」
「お前なら妾は体を許してもよいぞ?」
シンヤは揶揄われてると思って、顔を赤くしながら立ち上がった
「は!何言ってんの!!だがら、俺は別に!」
「本気だぞ?シンヤなら妾は本当に体を許しても良いぞ?」
シンヤは本当に恥ずかしくなり話を無理矢理戻した
「もう一度洞窟に戻らないか?」
「シンヤは案外ヘタレなんだな」
「うるせぇ」
シンヤは目をポイッと逸らした
「だが何故戻るんだ?」
「最後までサラと戦いたい。お前本気で戦って無かったろ?」
「それを言うなら、シンヤも本気では無いだろ?呪印の時のお前と戦って居らんし、そもそもお主馬車のお前を見た時に確信したがお主利き手じゃない方の手で戦っておったろ?」
そう、シンヤはサラが手加減してる事に気づいて、ずっと利き手の逆の手だけで戦って居た
「バレてたか」
そして、シンヤとサラだけで、洞窟に戻った
シンヤはウォーミングアップとして、何回かジャンプして居た
「よし、そろそろ始めるか」
「そうだな」
「そう言えば命令って絶対か?」
「ああ、妾はシンヤに絶対に逆らえないぞ」
シンヤはニヤリと笑った
「命令だ、最初から殺す気で本気で来い」
「なっ!?」
サラの首の模様が光り出した
そして、サラは本気でシンヤに超スピードで近づき無数の鎖をシンヤを襲った
シンヤは直感でそれがヤバいと感じていきなり呪印を使った
鎖を全て刀で受け止めた
「おい!シンヤ!!早く命令しろ!!妾を止めろ!シンヤを大怪我を負わせたく無い!」
「ハハ、大丈夫だ、怪我してもすぐに治る。久々の全開で行くぞ!!」
シンヤは笑みを溢しながら言った
「何でお前ら呪印族は自分をわざと追い込む様にするんだ!戦闘バカ種族どもらが!」
鎖の先端はシンヤに向かってきた
だが、シンヤはわざとそのまま受けて突進した
「なんだ?その異常な程の速さの回復力は?」
サラはシンヤの傷がすぐ治った事に驚いてた
そして、シンヤは思いっきりサラを蹴飛ばした
「そんなもんか?!精霊王は!」
「っ、あまり妾を舐めんな!」
お互いは激しい攻防が始まった
「『嘆きの冷氷』」
サラから強い冷風が現れて、その一帯が氷漬けにされた
シンヤの足は氷漬けにされて動けなかった
シンヤはそのまま、ナックルに持ち替えて、気を込めて思いっきり殴った。
氷が砕けたのは良いが足にも当たったのか折れた模様
だがシンヤには関係無く、そのまま超スピードでサラに向かった
「何故魔眼を使わぬ?」
「つまらんから」
そして、シンヤの足のヒビは少し回復して
そのまま、サラに向けて連撃した
お互い攻撃し合いながら会話していた
「ちっ、人が入って来た」
「そうみたいだ、シンヤ命令してくれ。妾を止めてくれ」
「分かった」
シンヤは呪印を解除して、サラに命令しようとした瞬間
サラは大きな氷柱を飛ばした。シンヤはそのまま避けて
「命令だ、お終いだ」
「ふぅ、シンヤ!おま「キャ!!」
悲鳴が聞こえて来た、シンヤはその方向を瞬時に確認すると、氷柱が1人の少女に向かって行った
「やべ、神速雷電斬り」
瞬間移動の様な速さでその氷柱を粉々に斬った
そのままの勢いでその少女の前まで突進したが、刀を床に刺してギリギリ少女の前に止まれた
「危ねぇ〜大丈夫か?」
「....」
シンヤの前に居たのは、黒髪黒目、腰までありそうなロングヘアー。目立つ白いカチューシャ
少女はシンヤの顔を見つめながら何も言って来なかった
そして、サラはシンヤの所まで走ってきた
「大丈夫だったか?すまぬ妾の魔法でお前を危険に「シンヤ君ですか?!」
その少女はシンヤの名前をいきなり呼んだ
「え?そ、そうだが?何で俺の名前を知ってんだ?」
「やっぱり!私日向!!あの〜。わ、私と結婚前提でお付き合いして下さい!」
「「は??」」
いきなりシンヤが告白されて、シンヤとサラは声を揃えて言った
「あ、間違えました...好きです!結婚して下さい!」
「いや、何も間違えてないじゃん..」
バングル編は終了です。
次は最後の異世界を夢見る少女をやります
次の編は何か楽しみに待って下さい




