龍神族
「あらあら?何か?お二人さん距離近くありません?」
アリアはシンヤとアイの距離が近いと気付きニヤニヤと揶揄って来た
「うふふ、一体シンヤ君を迎えに行った時何があったのでしょうね」
それを聞いたアイが蒸発した
「いや!なな何もありません!」
「あらあら、アイが取り乱すなんて珍しい」
シンヤも少し恥ずかしくなったのか話題を変えようとした
「んで、次どこ行く?カノンの家族に挨拶に行くか?ピスカティア国にする?」
っとシンヤは提案して来た
「私は後回しでいい、ピスカティア国はここから遠い。近くに来た時に寄れば良いよ」
「カノンがそう言うなら、近くに何か有名な所とかないか?」
すると、復活したのか。アイがシンヤの後ろに立った
「バングル国はどうでしょう?珍しい料理もありますし」
すると、それを聞いたアイが飛び跳ねた
「お兄ちゃん!!行こ!!!」
マナがシンヤの肩を掴み揺らした
「そして、何よりバングル国にはある洞窟がありまして。そこに精霊が住んでると聞きました。噂ではすごく強いと」
「「「よし!決めた!!そこに行こう!!」」」
リン、ルティナ、シンヤがハマった
「あ、竜の里ってここからどのくらい遠い?」
「ん〜?」
シンヤは何かを思い出したのか、カノンとチェスをしてるメイに問いかけた
「ここからだと〜そんなに遠くは無いが、別に急がなくても良いぞ?」
「いや〜竜の里って竜人じゃん?竜人って強いって聞いたから行ってみたいな〜的な?」
「いや、シー君ブルートと戦ったであろう?ブルーノは一応青竜族の中で三本指に入るぐらいの実力だ」
「へ?そうなの」
「ふむ」
「その、青竜人族ってメイと何が違うの?」
「ん?そうだな。余は黒龍神族だ」
「ああ、黒と青って事ね..メイの髪的にメイも青かとおもってたよ」
「髪は関係ないツノの色だ。多分シー君もう一つ勘違いしてるけど、ブルーノは竜人、余は龍神だぞ」
シンヤはメイが言ってる事が同じに聞こえて、あまり理解してなかった
「ん?何が違うの?」
「紙とペンってあるか?」
「メイ様此方に」
アイがメイに紙とペンを渡した
「だからブルーノがこれで、余がこれだ」
紙に書かれてたのは
竜人 龍神
「へ!メイさんって龍神族だったんですか!」
その紙を見たルナが声を出した
「ルナ何が違うの?」
「うーん、そうですね。まず竜人族と龍人族の違いを教えますね。まず強さが違います!あと、迫力!!こう、ばーって。そして、魔力量がぎゃーって」
俺がルナに聞いたのがバカだった
「アイ詳しくお願い。ルナさんの思考には俺らには早すぎたようだ」
「ちょっ!」
何かルナは言いかけたが、話が進まないと思ってカノンに連れてかれた
「そうですね、龍人族と竜人族の違いは、龍人族は古竜って事ですね。竜人族の祖先が龍人族って言われてます。なので、龍人族は身体能力も魔力量も別格なのですよ。そして、メイ様は龍神族と来ました。龍族と神族のハーフです」
すると、それを聞いたアリアとシンヤが飛び上がった
「「神族!!」」
「どうしんじゃ?2人とも??何故そんなに神族に驚いてる。何か神族にやましい事でもしたのじゃ?そもそも、神族に会うだけでも凄いのじゃ」
「もしかして、シー君神族嫌い?」
メイが少し涙目になってしまった
やばい!
「違う!別に嫌ってる訳じゃないよ!ねぇ!アリア」
「へっ?!そそそうですね。神族なんて会った事なかったもんで少し驚きました」
リン「アリアなんでそんなに取り乱してるの?」
「な、何を言ってるの?私はいつも通りじゃん」
「怪しい..」
リンが2人をジド目で見てきた
「前々から..思ってた...けど..2人..私たちに何か..隠してない?」
「そんな訳ないじゃん!ほら、バングル国に行こうか!」
シンヤは慌てながら話題を変えようとした。逆にそれを見たクロカはますます2人を疑って居る
ん?よくよく思ったら龍神族って凄い種族じゃ..
〜〜〜〜帝国〜〜〜
ある、男が椅子に座っていた。
目の前の水晶が光だし、それを持った
「なんだ?」
『報告します。ギュラエス国に何者かが攻めてきました』
「何?ギュラエス国は無事だろうな?何人だ?」
『10人と1匹の魔物です』
その男は怒鳴り始めた
「そのぐらい、報告しなくてもいいだろう!!こっちは忙しいだ!勇者の1人が行方不明なんだ!!あまり、俺の時間を無駄にするな!」
『ですが..武装騎士ゴーレムを使う程連中です』
「たかが、10人だろ?!もしかして、魔物はドラゴンでもあるのか!」
『スライムです』
「私を馬鹿にしてるのか!!全滅はしたのだろう?」
『はい、全滅です』
「なら、報告しなくてもいい。こっちはこっちで忙しいんだ。もう、きるぞ?」
『待って下さい!!それが..」
「なんだ?!なんでそんなに畏まってる?」
『全滅したのが、ギュラエス国でありまして。ギュラエス国は10人の冒険者と1匹のスライムにおとされました』
「は?」
その話を聞いて、その男は驚愕した
「俺を遊んでいるのか?そんな、話信じる訳ないだろ!
たかが!10人とスライムで何が出来ると思ってんだ!ギュラエス国には1000人近い騎士と武装騎士ゴーレム50体はいる筈だろ?!」
『はい、そうです。ですが、全て全滅しました。ゴーレムの半分は何か大きな爆発で破壊され、残り半分は斬られた模様です。城は半壊です』
「あ、あり得ない」
『そしてもう一つ、最悪な状況となりました』
「まだあるのか!なんだ!」
『我々の計画が全て何者かに、その情報をこの短時間で流出した模様です。王国、聖国、共和国、獣人国、エルフ国、竜の里、亜人国、多数の小国の侵略の計画を全て流出されてます。我々帝国もそれに加担してる事も。他の国々からに説明を求められてる状況です』
「..な...に?本当か?」
『全て事実です』
その男は頭を抱えてしまった
「一体!どこの冒険者だ!!」
『最近冒険者の中で話題とされて居る、冗談の様な鴉です』
次からバングル国編です




