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15話

「パトロールの途中で君たちを見つけて本当に良かった。それに…よく獣魔を抑えていたね。ダンの言う通り、獣魔で民を傷付けるのは重犯罪なんだ。最悪の場合犯罪奴隷落ちもあり得る」


真剣な目で言われて唾を飲む。

俺が止めなければ確実にルナはダンを殺していただろう。

犯罪者とはいえ人を殺すなんて抵抗があるし、ルナが人を殺すところは見たくない。それに奴隷制度なんてものがあるのか。本当に止められて良かった。


小一時間ほど世間話をし、俺は解放された。

ダンは余罪を追及されそのまま逮捕されたらしい。

アルフレッドに手厚くお礼を言い、その場を離れた。


王都にはちらほらだが他にも獣魔を出している人がいて、ルナがウルフだと思われているのならその人達と何も変わらない。出しっ放しでも特に問題ないだろう。


宿に戻りリグルさんとレグルさんにルナを紹介すると、触っていいかと聞かれルナはしばらくもふもふされていた。夕飯の時間まで部屋に引きこもり下に降りていくと、レグルさんはルナの分の肉まで用意してくれた。


悪いからと追加のお金を払おうとするとサービスだからと拒否された。

メニューは相変わらずの大盛りサラダと黒パンに巨大ステーキ、それと今日は玉ねぎのようなものと葉野菜と芋のスープだ。

味が悪いわけではないのだが、いかんせんレパートリーが少なく更に量が多い。余った分はルナに食べてもらった。


量が多い旨をレグルさんに伝え、今度から半分の量にしてもらうよう伝えると成長期なのに食が細いと心配された。

自室へ戻り、ルナをブラッシングしてから固いベッドに横たわる。


嫌な目にあった1日だった。きっと俺が丸腰で誰ともいなかったから狙われたのだろう。明日はハッタリでもいいから武器を調達しないと。それにルナにはできる限り俺から出てきてもらうことにした。もうあんな思いはごめんだ。


こうして俺の王都2日目の生活は終わった。







翌朝、量を少なくしてもらった朝食を食べ終え宿を出た。今日は武器探しだ。せっかく女神様から鍛冶スキルをもらったので鍛冶がしたいが材料がない。そして材料を採りに行くには武器が必要だ。ということでまずは材料を採りに行くための道具と間に合わせの武器を揃えるため、武器屋に向かった。


「すみませーん」


「いらっしゃいませ。何をお探しですか?」


さすがプロ。相手が子供でも顔色一つ変えずに接客してくれる。


「子供でも扱えるような初心者用の武器を探してるんですけど何かありますか?」


「それなら…こちらはいかがでしょう?」


オススメされたのは小ぶりでシンプルなショートソードだった。許可をもらって軽く振ってみる。前世でも武器なんて持った記憶はなく、武器を振るったのは初めての経験だった。


他の武器は自分には大きすぎるため、あまり悩まずにそのショートソードを購入した。

その後道具屋に行き採掘道具を揃え、リグルさんに鉱石が採れる場所を聞いた。リグルさんは元冒険者らしく、 すごく物知りだ。利き手に怪我をして弟のレグルさんと一緒に宿屋を経営するに至ったらしい。


採掘場所はここから徒歩で5日ほど歩いた場所にある鉱山らしい。馬車ならもっと早く着くが、無駄使いはしたくない。ルナに聞くと自分に乗った方が速いとのことだったので、お言葉に甘えてルナに乗って行くことにした。


そのまま王都を出てルナに乗り、休憩を挟みつつ走ること2日。予定より3日も速く鉱山に辿り着いた。魔物もルナが蹴散らしてくれたし、武器を買う必要はなかったかな?鉱山の中は整備されていて崩落の心配もなさそうだ。


心の中で「採掘スキル発動!」と叫び辺りを見回してみる。ここを掘ればいい、という採掘ポイントが光って見えるような気がした。


少し深い所まで潜ってから採掘ポイントに従いツルハシを振るい鉱石を掘る。鉄やら銅やらよくわからない鉱石やら宝石の原石やらが大量にザクザクと掘れる。整備されている鉱山でこんなに鉱石が採れるなんて、やはり採掘スキルの効果だろうか。

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