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タチカカ族  作者: Haru'''
7/13

トリップ

 どのくらい現実と隔離されていただろうか。短かった気もするし、長い時間だったかもしれない。彼はまだ隣にいた。


『ナイストリップしたっぽいね。気持ちよかったでしょ?』


 もうやだ。クレイジーだ。海外なんて来るもんじゃないと思った。でも、気持ちよかったかもしれない。


『でも、気持ち悪いものを見た。』


 そのうち慣れるよ、と彼は言った。この嗜好品はジャンガと言って一種のドラッグらしい。依存性は低くアジア圏では多く流通してるそうだ。嫌悪感を感じつつも、残りのジャンガを吸う手は止まらなかった。

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