表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タチカカ族  作者: Haru'''
1/13

辞表

 

 東南アジアの奥地にタチカカ族という部族がいるらしい。そんなことを先週末のテレビで見た。男は狩りをし、女は家事をするありがちな部族だ。そして、先進国に住む我々はそういった生活に新鮮味を感じ、興味をそそられる。しかし、テレビ番組というのは面白さとわかり易さを優先させ、事実を曲げて伝えることがある。インターネットの世界に置いても言えることだ。つまり、こんなに情報網が発達している21世紀においてもそれが存在する事実なのか否かは自分の目で見るまで完全に信じることは危うい。そんなことを考え、私はタチカカ族に逢いに行くことにした。


  私は32歳で家庭を持っていない男だ。サラリーマンだ。趣味はないが金はある。新卒で就職した時に景気づけで購入した宝くじが当たり、今は貯金が4億円程ある。投資には触れなかった。私はタチカカ族に逢いに行く計画を立てる前に辞表を書き始めた。


  東南アジアには島が多い。そのため、独自の文化が形成される。タチカカ族はイシドンネアに含まれる島に住んでいる。無論、彼らはイシドンネアに住んでいるという意識は無いだろうが。


  少し怪訝そうな顔をされると思ったが辞表は案外、簡単に受諾された。人員不足に困ってないからなのか、私がいてもいなくてもいい存在だったのか分からないが前触れもなく出した辞表を受け取ってくれたのは今の私にとっては喜ばしい。私はイシドンネア行きの航空券を買った。

後先考えず好きなように書いていきますね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ