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第七夜:金色の鳥

挿絵(By みてみん)



 気がつくと空き教室に私の背丈ほどもある大きな鳥がいた。全身金色の鳥である。


 姿はライチョウに似ているが飛べない鳥であるらしく、青黒くガッシリとした足が印象深い。


 金色の鳥はおとなしかった。あんまり愛くるしかったので、私は思わず鳥をうしろから抱きしめた。


 ふんわりと軽くあたたかい羽毛の肌触りが心地よかった。ちょっと力を入れるだけで鳥の身体をもちあげられそうな気がする。


 金色の鳥は私に抱きしめられると、頭を前後にふりながら、


「コッコッコッコッコッコッ」


 と鳴いた。


 心底イヤがっていた。



〈おわり〉

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