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NNTの俺が異世界に飛ばされた件  作者: COCO
第一章 自称リア充
1/9

#01 ああ、就活・・・

俺の名前は、内弁慶 新人(うちべんけい にいと)

就活中の大学4年生だ。

大学はMARCH大の文系。

本当はW大かK大に行きたかったが、部活もしたかったし(もちろん運動部ね!文化部じゃないよ!)

バイトもしたかったし、遊びたかった、それに彼女も作りたかった。

だから、勉強はもちろんやったが、やりたいこともめいいいっぱいやった。


その結果としてのMARCH大だ。


勉強ばっかりしてればW大もK大も受かったと思うが、そんな生活はしたくなかった。

だから後悔はしていない。

自分で言うのもなんだが、俺は高校時代輝いていた。

リア充だったんだ。


だがそんな俺も大学に入ってからちょっとだけ腑抜けてたんだ。

ほら、大学合格で目標喪失ってやつ?

みんな新生活へのわくわく感と目標喪失の虚無感でふわふわしていた。

でも、俺だけは違ったね。

すぐに気持ちを切り替えて行動開始。

やっぱ今は不況の真っ只中、将来を常に見据えた行動をするべきなんだよね。

だから、俺は月に1回、ボランティアとして介護施設で働くことにした。

そして、バイトもできるだけ入れるようにした。

バイトの目的は語学留学の資金を貯めること!

あとサークルを同期の数人と立ち上げた。

なにかとはじめは面倒だったけど、一回立ち上がってしまえば後は楽w

もうあるサークルに入る気はなかった。

だって、大きなサークルは上下関係厳しいし、おいしいところは上級生にさらわれそうだし、

小さなサークルは厳しくないかもしれないが、つまらないところが多い、正直、所属するメリットが少ないのだ。

自分たちで立ち上げてしまえば、初めから自分たちの天下!

楽しそうなイベントをいくつも催して、ひとを集めて彼女もゲット!と考えたんだw

もちろん、勉強だって抜かりはない!

過去問、講義ノートは同期とのネットワークでギブアンドテイク!

サークルに上級生がいない分その点は不利なんだけど、

そこはみんなで手分けして講義を受けてノートを作った!

足りないものは何もなかった、そう、俺は大学でもリア充だったんだ!


そんな俺も、もう大学4年。

今、就職活動中。

自分で言うのもなんだが、ここまで順調に生活してきた。

周りが俺に期待しているのがわかるw

サークルの後輩たちも、きっと俺なら一流企業に入るだろうと思っているだろうw

同期たちも俺には一目置いているw

ここはサークル代表として、ささっと一流企業の内定をゲットしなければならない。

そう意気込んで始めた就職活動。

みんながするようにインターンシップをし、エントリーし、企業説明会に出て、面接試験を受けた。

目まぐるしい時期だった、一体、何社の説明会に行っただろう?

業界研究もした、自己分析もした、朝から晩まで駆け回った。

自分は誰よりも就職活動を頑張ったと胸が張れるほど集中していた。

この苦労話を後輩にすれば、俺のカッコ良ささらにアップwと、内心ほくそ笑んでいた。


しかし、それも全ては(第一志望の企業からの内定通知が来れば)という前提の話であった…





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