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使いの鍛冶師  作者: naiaka
3/14

戦闘と鍛冶師

現在は夜の8時。智成に腕利きの鍛冶師の場所を教えて貰い俺(紫花)はある鍛冶屋へ来た。約2時間かけてな!!こんなことならチャリ使えば良かったぜ、全く。あと母親にも連絡しとこ...


てかここまで来たのに帰るのは気が引けるけどさすがに時間が時間だしどうしようか...まあもうさすがに引き下がれないか。よし、行こう。


キィーと扉の音が鳴り

紫花「すいませーん鍛治師の方って居ますかー?」

と声を出す。しかし、なかなか出てこない。

紫花「(おかしいな、奥の方から人が来る気配もないし...武器が置いてあるとはいえ、少し鉄臭いな。近くに剣があるような...そんな臭さだ。)」


とりあえずもう1回...そう思った次の瞬間、奥からカンッ、カンッと何かを叩く音が聞こえる。

...

まあ行くしかないよなぁ。そう思い紫花は向かう。次の瞬間

???「すいません、この奥はここの人しか入れないんですよ。」

そう後ろから声が聞こえる。

紫花「(なんだ?さっきまで誰も...!危なッッ)」

咄嗟に紫花は避ける


???「あら?見えているのですか?それとも...感じたのですか?まあどちらにせよ...!」

そう言い攻撃が来る。紫花は即座にそれを回避した。

紫花「お前、誰だ...」

そう言いながら、紫花は近くにあった剣を抜き、構える。


???「流石にこのままじゃアンフェアかもしれないから、姿を見せるか。」

そう言って出てきたのは...全体スラッとした可愛らしい女性...だった。...大人びた小学生みたい。

舞姫「私は咲野舞姫さくのまいひめ。貴方はどちら様?」

紫花「俺は...塚井紫花だ。お前、なんで急に攻撃してきた?」


紫花の話も聞かずに舞姫は斬りかかってくる

舞姫の使う刀身のかなり細いエストックと紫花の使う剣のぶつかり合う音が鳴り響く。

紫花「(くそなんだこいつ、早い。俺の「スキル」が無かったら多分最初の初撃で負けてたな)


舞姫は距離を取る。両者構えながら、

舞姫「少し質問いいかしら?あなたはなぜここに来たのか。」

その後不思議そうに

「それと、初撃をどうやって躱したのか。」


紫花「(なんだこいつ、俺の質問にも答えないで自分だけ質問かよ...)まず俺の質問に答えてからどうだ?」


舞姫「あら、それは確かにそうね。」

そう言い、エストックを1度しまい続ける。

舞姫「貴方のような侵入者を入れないためよ。さ、話したから答えなさい。」

紫花「...えっとまずさ、俺が侵入者っていう前提から離れよう。俺は侵入者じゃない。」


舞姫は目を細めてエストックに手をかけ、続ける

舞姫「それなら、目的は?」

紫花「えっと...俺はただここの鍛冶師の人の元で修行したいだけなんだ。鍛冶師志望だからさ、俺。」

舞姫の警戒は解けないが、少し目が緩む。


舞姫「そう、でもこんな所の鍛冶屋を誰から聞いたの?」

紫花「俺の友達だよ。そいつがここには腕利きの鍛冶師がいるって言っててな。」

少し間が開き...


舞姫「そう。なら、少しあなたの話を聞かせて頂戴。私もあなたに質問したいことがあるの。」

そう言って奥の部屋へと案内された。そして

舞姫「主人を呼ぶついでにお茶注いでくるから、先に主人と喋っててちょうだい」

そう言い部屋の外へ出た。


紫花「(あ〜災難だったなぁ...しかし、可愛らしい顔の割にはかなりの実力だったな...)」

そんなことを考えていると

???「うちの嫁が申し訳ないねぇ」

と、少し渋めのが聞こえてきて、筋骨隆々な髭を生やしたデカイおっさんがでてきた。


鉄飛「咲野鉄飛さくのてっとって言うんだ。あんたがうちで修行をしたいという?」

紫花「はい。塚井紫花と言います。どうかおねが」

鉄飛「うーん...却下。無理だ、すまん」

紫花「いや即答すぎませんか?」


鉄飛「とは言われてもなぁ...お前何歳だ?あとスキルはなんだ?」

紫花「えっと、年齢は中学3年の14歳でスキルは」

舞姫「今お茶を持ってきましたよ〜。っとそういえば...」

そういい俺に近づき睨んで来て言った


舞姫「何で私の攻撃を避けたり、私と剣を打ち合うことが出来た!!」

鉄飛「は?お前と剣を打ちあった?」

驚いたように鉄飛は言う

舞姫「そうなんですよ、この人攻撃もしようとせずに避けたり私の攻撃に合わせていなしたり...」


鉄飛「そうなのか、お前が...」

少し間を空け言った

鉄飛「面白いやつだな!よし!今日からお前は俺の弟子だ!いいな?」

紫花「(唐突な展開!!まあでもなんか気にいられた...良かったぁ)あ、ありがとうございます!」

舞姫「で、私の攻撃をなぜ避ける事が出来たのかは...?」


紫花「え?まだそれ気にしてるの?んーとなんて言うか...五感のステータスだけ異様に高いらしくてさ...それにスキルを重ねたらって感じで?」

舞姫「なんで私の時だけ敬語じゃないんだ?...というか、五感のステータスだけが異様に高いとは...どのくらいなんだ?」


紫花「今も上がり続けてて、60後半だったのが1年で76とかになってて...」

そう言うと、鉄飛は困惑しながら言う

鉄飛「...それは元も高くないか?60後半でも中々居ないぞ。...ちなみに1番高い五感のサブステータスはどれなんだ?」


紫花「全体的にバランスは良いんですけど...嗅覚のステータスが1番高いですね。それにスキルで上乗せもできますが...」


ステータスには合計値を算出されたステータスとその内訳のサブステータスの2種類がある。

サブステータスの数値が上がることによってステータスが上がるのである。


鉄飛「スキルで上乗せっていうのもよく分からんが、だが嗅覚か。数値は聞いてもいいか?」

紫花「えっと、84ですね」

鉄飛「舞姫、お前の五感ステータスと嗅覚ステータスを教えてくれ。」

舞姫「えっと...ステータスは43で内訳での嗅覚は...34...です。」


鉄飛「...そりゃぁ、お前の能力があっても気付かれるわけだな。」

紫花「舞姫さんの能力?」

舞姫「私の能力は気配遮断でな、スキルのレベルもそこそこ高いから五感ステータスが高くないとなかなか気付かれないんだ。」


紫花「そうなんで...ってやばい...」

焦ったように紫花は言う。

鉄飛「どうしたんだ?何かあったか?」

紫花「...今から帰ると、普通に補導される時間になります...」


鉄飛「俺が送ってやるよ。弟子だしな、連絡先も交換しておこう。明日から連絡貰ったら俺が迎えに行ってやるよ」

紫花「ありがとうございます」

鉄飛「ちなみにどこだ?」

紫花のスマホの画面を鉄飛に見せ

紫花「えっと、ここですね」


鉄飛「なにで来たんだ?ここまで遠いと平日の学校終わりだし、チャリとかバスか?」

紫花「えっと、走って...」

鉄飛「走ってここまでどのくらいだ?俺でも休憩入れて3から4時間はかかるが...」

驚いたように鉄飛は言う。紫花は


紫花「2時間で...毎日走ったり筋トレしてたりしてるんで。」

鉄飛「そうか、そうか、...そうか?うん。分かった。とりあえず車で送ってやる。さ、乗れ」

そう言われてとりあえず車に乗って帰路へと着くのだった。

咲野舞姫

身長158cm

体重??

ほんの少しだけ目がキツめ。背中まで伸びた髪と幼い顔の割に低めの声が特徴的

先天的スキル「気配遮断」

魔力の消費によって使用可能。魔力が切れるか、意図的にスキル使用をやめるまで気配を自分の意思で遮断して、相手の五感や第六感からの認識から免れる(スキルのレベルや五感のステータスによっては効かない場合もある)

後天的スキル「ストライク」

魔力、体力の消費によって使用可能。スキル使用時、相手にスキル無使用時よりも威力の高い一撃を与えることが出来る

後天的スキル「突進」

魔力、体力の消費によって使用可能。スキル使用時、直線上への移動速度が上昇。スキルを使用する部位を選択可能であったり、連続で使用可能なため微調整をかけながらスキルをかけることで湾曲させながら一部分の速度を上昇させるなどのことも出来る。

後天的スキル「重撃」

魔力の消費で使用可能。スキル使用時、攻撃の重さを魔力を消費させた分だけ重くさせることが可能。他のスキルとも組み合わせて使用することも出来る。

後天的スキル「初撃」

消費無しで1度目の攻撃に自動発動。スキル発動時、速度、威力が増える。

ステータス

合計値32

筋力23

俊敏性26

知力58

五感43

跳躍力8.4

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