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生きる理由を探して

作者: 桃井桜花

 皆様は、何のために生まれてきたのかご存じでしょうか?


 私にもわかりません。生まれてくる運命だからなのか、それともそれが、宿命だからのか。誰にもわからない。それを知っているのは神様だけなのかもしれない。



 さて、何故私がこんなことを聞いたのかお話し致しましょう。誰もが一度、「生きる理由」を考えたことがあるはずです。私もその一人で、現在進行形で「生きる理由」を探しています。ある日を境に私は「生きる理由」を失いました。いや、そもそも知らずに、その日に「生きる理由」があるのか考え始めたのかもしれません。


 私は、ほかの方々とは少し違うらしく、「問題児」と言う特殊な人間だった。うまく会話が出来ず、ここだけの話、他人には見えないものが見えてしまい、その者と普通に会話をしたり、はたから見れば「可笑しな子」と思われてもしょうがない。知人に「何考えているのか分からない」とよく言われることも多い。親にもだ。自分が何をしたいのかもわからないため、答えは毎回返さない。返すことも面倒だ。


 それに、会話をすることも、人と関わることが苦痛でしょうがない。だが、この世は働かないと生きていけない世界で、必ず人と関わることをしなければならない。今は、接客業をしているが苦痛で、気分は最悪だ。たかが、二十年其処らの人生を生きている小娘が、こんなことを言っているのかと思われても構わない。ばかばかしいと思われてももちろん構わない。


 私はただ、自分が何のために生きているのかを知りたいだけで、こうして書いていたら「生きる理由」が見つかるかもしれない。何かをしていれば、この苦痛を感じなるのではないかと私は思う。



 この世界は、空気が薄く、生きて居づらい。早く、この世界から消えたい。そう願う日々を送ってくる私に、ある一つの小説と出会い、今は「生きる理由」が見つかりつつある。その小説と出会い、今は小説家になるという夢を追いかけ生き続けている私だが、それでもまだこの世界に生きていたくないと思ってしまう。いまだに幼いころよりかは見えなくなったが、気配だけは感じ取れ、短時間だが会話もでき、家の中にその者がいるため、自室で会話をしたりするため、家族から「可笑しな子」、「不思議な子」、「何を考えてえいるのか分からない」と思われている。それはしょうがないと自分は思いつつ、他人や家族に合わせながら生活をしている。自分自身をあまり表にはさらけ出せないことによって少々限界が来ている。この瞬間さえ、狂いだしそうだ。くるって何もかも終わらせたいと思っている。


 だが、そうしてしまえば社会的にいれなくなってしまうことを認識しているため、自分自身を偽らないといけない。眠りについているときだけが、幸せと感じる。三大欲求と言うものが人間にはある。睡眠、食欲、性欲。これが三大欲求と言うものであり、勿論私にも存在するものである。しかし、その中でも睡眠が人より多く、仕事以外の日は、午後十三時から睡眠をとらないと体調を崩してしまうことが多い。原因は不明だが、おそらく何かの病か、ただの睡眠不足なのだろう。


 自分で何を書いているのか分からずにこうして、パソコンの画面に向かって文字を打っている私だが、最後に皆様に一言いいたいことがある。


【生きる理由を見つけるのはいいが、まずは自分自身をとことん知り尽くしてほしい】


 そうすれば、きっと「生きる理由」を見つけることができ、生きる道が増えるはずだから。


 諦めずに生きてみてほしい。


(了)

 

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