美少年召し使いとご主人様
ハロルド卿は召使いの少年アランに買い物を頼んだ。
『紐』『人参』『油』『下剤』。
「……貴様もう13だろう?まだ人の言語が理解できぬと見える」
「申し訳ありません!御主人様!」
アランが買ってきたのは「荒い縄」「不格好な形の人参」ハロルド卿が好むサラサラではない「ギトギトの油」「効果の強すぎる下剤」。
「そうか。貴様の腐った眼にはこれが紐に見えるか?そうかそうか。貧乏人は人参を食べたことがないらしい。これは豚の餌だ。これが油?私には泥に見えるがな。どうやら貴様は私を殺したいらしいな?何だこの下剤は?貴様がまず飲んでみろ。んん?」
「申し訳ありません!申し訳ありませんーーー!」
「もういい!この物知らずの役立たずが!夜まで部屋に籠もってろ!お仕置きが必要だな」
・
・
・
部屋に入りベッドのシーツをめくると約束通りの姿をした男がいた。
「‥‥美しい」
「……おねらい。もうしれぇ?がまんできらいろぉ」
縄で縛られ口に人参をぶち込まれおそらくは肛門に油を塗った男。
「下剤は飲んだろうな?」
「のんらよぉ?ほめてほめてぇ」
「えらいぞ」
「くぅんくぅん」
夜になると二人の立場は逆転する。
「昼間はよくも言ってくれたな!」
「ごめんらさぁぁい!」
アランとハロルドの長い夜が始まる。。