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淀みにうち捨てられるページ  作者: 春雨ソラト
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陰者の泥

今日も俺はバイト先に向かう為に歩いているのだが……。

高校生らしきカップルがいちゃついているのを見て、少し心の中でモヤッとした気持ちを抱えながら歩き続ける。



はぁ、俺にもあんな時代があったんだけど、そんな事を思うって事はきっとあの光景は過去の思い出になったということなんだろう。



まあ、そういう意味では俺が青春を感じなくなったというだけの話に過ぎないんだろうが、その事に少し寂しく感じたりしている。


そう、高校生の頃とかはあんな事もあったなって思えるぐらいの感情だったわけだし、それがいつの間にかもう卒業して10年近くが経過して、社会人になってみてみれば、学生時代なんて何とも懐かしい思い出になっていたりするものだから、それはやはり青春を消化したという事なんだって思うしかない。



そもそも俺は高校を卒業した後は地元にある会社に就職をしただけなので、そこに至るまでの過程にもさして何か特別な記憶みたいなのがあるわけでもないんだが、その辺りのことを話しておくことは後に俺の役に立つかもしれないから一応触れておくことにするのだ。


***

「いやぁ~……マジかあ」

とは言ってみたものの別に驚きというほど驚愕したわけではないし、どちらかと言えば困惑のほうが大きかった

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