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第28夜 幕間5

「最悪だな」


誰もいない洞窟の前で一人呟く。

連れ去られた村人たちは全員死亡、情報源として捉えていた信徒2名と従者は連れ去られた。

とてもではないが、上に報告できるような状態ではない。

大失態もいいところだ。

まあ今回は相手が悪すぎた。この事であいつを恨むのは筋違いだろう。


「はぁ…」


思わず溜息が出る。


ポエリ達を攫ったあれは、リッチではなく恐らくは邪神の類だろう。

かつて世界を死と暴力で席捲したと言われる、滅びの魔物。

神によって封印されたというが、今回の件でその内の一体が蘇ったという事か。


いや、違うな。

力の大きさを考えれば、あの程度の生贄で復活できるような魔物では無いはず。

既に復活していたと考えるのが妥当か。

恐らく生贄は、失われた力を取り戻すための供物といった所だろう。


厄介な相手だ。

人手を集め封印に持ち込むのが理想だが、ポエリ達の事もある。

アルビダに打ち込んでいる呪いの状況から、二人がまだ生きている事が分かる。

だが、いつまでも生かしておいてくれるとは限らない以上、時間はかけられない。


しかし一つ大きな問題がある。

それは邪神の力が、現段階で既に俺を凌駕している事だ。


「はぁ…」


再び溜息を吐く。


召喚するしかないな、奴を完全な形で。

普段は不完全な状態の物にアレンジを加えて召喚していた。だが完全な召喚ならば、あいつを肉体事呼び出す事が出来る。

幸いな事に、奴は度重なる召喚の影響で俺に近い力を得つつある。

奴と二人がかりならば勝機も十分あるだろう。


悪いが、次の夢にはあいつにも命を賭けてもらう事になる……

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