私、どうやら捨てられたようです。
文を大幅に変えたぉ。
絶対また後で変えちゃうぉ。
「ふむ、こいつはどうやら使えんらしい。捨ててこい」
少女にそう言い放ったのはこの国の王であろう人だ。ブクブク太った男で不潔感が半端なく髪の毛だけは立派に生やしてくれている。
しかし同時に、少女は、なぜこいつは私にそんなことを言ってくるのだろうか、という疑問を浮かばせた。
先程までは普通に話していたというのに。
今、少女は絶体絶命の立場に立たされていた。
それがどのくらいかと表現すると、そうだな、RPGのバトルゲームに置き換えて考えてみるとしよう。
少女は今、どこかも分からない森の中、敵から身を守るための防具を一切身に付けておらず、武器はひのきの棒といったところか、そしてその森め生きていくための知識は持ち合わせていない。
しかも少女はその森へと自らの意思で行った訳ではないのだ。簡潔に言えば拉致。
そのままいけば待つものは当然の死、だ。
しかしいきなりそんな事を言われても皆は意味が分からないだろう。だがそれは少女も同じだった。
その少女の外見は一単語で表すと『地味っ子』というのがふさわしい。高校の制服、世間ではセーラー服というものを着ていて、日本人特有の黒髪がその服を引き立たせていた。その髪は後ろで二つに分けられ、みつあみを施されており、きっちりと結ばれている。艶があり、触ると絹のように良い肌触りがするだろう。見ただけで引き付けられる髪質だ。このような髪の持ち主はどのような顔立ちなのか、それが気になるのは人間の性分なのではないだろうか。
しかしそこで落胆する。
その顔は質の良い黒髪が顔によって隠されていた。眼鏡と白いマスクをしていて、顔は見えない。
しかし今の季節は夏に入る前。もう半袖を着ていてもいい季節に差し掛かっている。
誰か、是非ともこの少女に脱、眼鏡&マスクという旗を掲げてほしいものだ。
「はっ!分かりました、何をしている!早くその者を城より出さぬか!!」
すると王の隣に立っている少し目付きが鋭い、おじいちゃんと呼べるほどの年齢の従者が言った。恐らくだが従者の中で一番偉い人だろう。
目付きの悪い男が部屋の隅から隅まで聞こえるような声で言った。
その返事はおそらくきっと王が先程言った言葉に対してだろう。こいつらは少女を捨てようとしていた。少女は驚きと焦りのせいか声を出していない。
後ろからクスクスという笑い声が聞こえる。10人ほどの塊から聞こえたのは男と女の二人組の声。
そいつらは少女を学校で虐めていた奴等だ。学校でそんな立場だった少女が捨てられると聞いて見下しているのだろう。
「はっ!直ちに!」
そんなことを考えていると王室の隅で待機していた兵士が三人ほど寄ってきた。固く分厚い鎧の物音をガッシャンガッシャン鳴らしながら少女に集る。
「おい、立て!行くぞ。」
少女は、いや、何処にだよ、と心の中で突っ込んだが、そういえば私は捨てられるんだったな、とも心の中で思った。
長い長い廊下を引きずられながら進む。なぜ引きずられながら、と聞かれたらこれは少女の少しの抵抗だろう。
しかし、兵士ということだけあってその鍛え上げられた筋肉では少女の体重など屁でもないらしい。
長い長い廊下を進んで階段を降りる。
「おい」っと声をかけられたので少女は前を見ると、そこには城の出口が見えた。
そして外へと放り出される。
コケるのは嫌なのかきちんと着地はした。
「おいそこの。これを持っていけ。安い宿でも四日は泊まれるほどの代金だ」
そんなことを兵士が言ってきた。きったねぇ袋に入ったそれを少女に差し出す。
「ま、死にたくなければ頑張って生きるんだな」
そう言い残すと残りの三人ほどの兵士たちも城の中へと入っていった。
辺りを見渡すが、人は誰もいない。
今の状況を表すに相応しいのは、風がひゅ~っと吹いてカサカサ~というアレが横切る、というのが最適だろう。
「な」
ようやく少女は口を開く。
「なんじゃぁぁぁあ!!ごりゃぁぁぁぁあぁぁああ!!!!」
少女、もとい、比嘉 理一がこの世界で初めて口にした言葉がこれであった。
理一「マジ、ふざけてんだろクソが!」
作者「終始、この作品の主人公は口がわるぅーございます(*ノω・*)テヘ」
理一「おい、可愛くねぇぞクソアマが」
作者「カッチーン、あなた昭和ですか~~~~??????」
理一「カッチーンとか言っちゃってぇ、お前こそ昭和からタイムスリップしてきただろぉ?????お??」
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えー、このようにここの後書きにはこういう人が集まるので
こういうのが合わない人は読まずに飛ばしちゃってください。
(基本ここの後書きはテンションで書いてます)
読んでくださってありがとナス。