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俺の騎士道!  作者: 多摩川
青年従士聖地修行編
132/147

俺の騎士道ー人間関係を中心とした解説ー

感想欄で言われることも多い、解説用の話です。

図解入れてみたのですがどうでしょうか?あまりパソコンに詳しくないので、エクセルで手作りとなります。


こうして欲しいとかありましたら、感想欄でお寄せ下さい。

挿絵(By みてみん)


まずは上の図解の解説から。

俺の騎士道は、世界の対立と、その関係の中で繰り広げられる主人公達の物語です。

多すぎる登場人物に苦しんでいる方も多いと、感想で言われます。


まず覚えて欲しいのが、最初に神々の諍いがあったという事です。

これが全ての始まりです。

作中では特に何も語られていませんが神話の時代がありました。

その時代にこの世界の主神(天空神)サリワルディーヌと、それに比類するほどの力を持った時空神テンプスとが争います。

この時ガルアミアと言う世界にある、聖地を収めていたのがサリワルディーヌ、女神フィーリア、そしてラドバルムスです。

そしてテンプス達は後にフィロリアと呼ばれる世界……この当時はテルピュリアと呼ばれる世界に居ました。

それぞれの陣営は図解の通りです。

49年にも及んだ戦いの果て、テンプス・グイジャール・ルシーラの3柱の神はバラバラにされました。

そしてテルピュリアは女神フィーリアが治める場所となり、フィロリアと名前を変えたのです。



それから時は流れ、サリワルディーヌと、潔癖症のきらいがあるラドバルムスが対立。

フォーザック王が崇める神をサリワルディーヌからラドバルムスに変えた事で、いよいよ戦争となります。

この時、サリワルディーヌはテンプスが居なくなった後のテンプスの支配地を収めていた、女神フィーリアに援軍を頼みます。

女神フィーリアは自分を殺すことができる王剣グイジャールを、汚すことを条件に援軍を承諾。

その為神の血を引く、フォーザック王の娘、スマラグダの体を貫く事で、彼女の祖父であるサリワルディーヌ大神官アルバル・ペタルマは王剣を汚し、その力を無くそうとしました。

ところが王剣士アキュラ・リンドスがその企みを知っており、彼女を誘拐して消えてしまいます。


それと同じ時期に、なんと今度は主神サリワルディーヌが神殿から謎の失踪をしてしまいます。

この情勢下で女神フィーリアは聖地に軍を派遣する事を決意。

フィロリア世界で最大の二つの国、ヴァンツェル・オストフィリア国とダナバンド王国を中心とする連合軍が聖地に攻めてきました。


聖戦の始まりです。


この結果フォーザック王国は滅亡し、跡地に7つのフィロリア貴族が打ち立てた国が出来ました。

敗れたラドバルムスとその信者は砂漠の奥へと逃げ、ラドバルムスは砂漠の神と呼ばれるようになりました。


こうして聖地には主神サリワルディーヌを崇める人々の”サリワール”。

女神フィーリアを崇める”フィロリアン”。

砂漠の神ラドバルムスを崇める”バルミー”。

この三つの勢力が対立する場所になったのです。


挿絵(By みてみん)


次はバラバラにされた神がどうなったのかです。

この世界では高位の生命体は、殺されたりしてその”格”を失うと、7つに分かれて低位の魂ないし存在に分裂します。

これらはすべて自立し、それぞれ意思のあるものです。

また”格”そのものも”何か”に変換されました。

破壊神ルシーラは聖剣ルシーラに、魔神グイジャールは王剣グイジャールに代わりました。

それぞれの剣にはそれを使いこなせる資格を持つ者が居て、それぞれ聖剣士・王剣士と呼ばれます。

また聖剣で殺せる神はラドバルムス。

王剣で殺せる神は女神フィーリアとなり、その事がフィーリアが王剣の力を失わせようとした原因となります。

テンプスが何故バラバラにされても、何も生み出さないかはまだ謎です。

バラバラになって誕生した魂ないし存在の一覧は上の図解をご覧ください。


挿絵(By みてみん)


次は登場人物たちです。

主人公ラリーはアルバルヴェ王国であり、アルバルヴェ人です。

その為かアルバルヴェ王国の人間だけで、全登場人物数の5分の3になります。

また彼等は物語を彩る存在であり、世界解説にあまり大きな影響はなかったので、今回は解説をしない事としました。

もし希望があれば、今回の様にエクセルで図解を作って、解説致します。


此処ではこの人、○○人なんだ……と思ってくれれば良いと考えてます。


挿絵(By みてみん)


そして最も皆様を苦悩させている、これが複雑な相関図です。

それ以外にも、王剣7臣が勝手に時空7名のフトゥーレやニールと交流があるみたいなことを、言ってます、故に分かりずらくなりました。


分かりやすく言うと

フィロリア側では、対ダナバンド王国を構想し、ヴァンツェル・オストフィリア国が立ち回ってアルバルヴェ王国を巻き込もうとしている。

聖地では聖騎士団が、先頭に立ってバルミー、テュルアク帝国と戦っているが、仲間であるはずのサリワールはすべての勢力と繋がりがあり、後で怪しく蠢いている。


と言う相関関係になろうかと思います。


まだ分からないよ!と言う方が居たら、また解説を作るのでよろしくお願いいたします。




《年表》

エクセルでは図にするのに問題があり、列記形式書きます、

もしエクセルが欲しい場合には、あとはツイッターでアップするしかないので、これでご了承ください。





―年表(全て聖竜暦)


〇1115年

フォーザック王国29代国王コンシェンツァ3世が、自らの信仰をサリワルディーヌからラドバルムスに改宗。

コンシェンツァ3世、サリワルディーヌ大神殿の大神官にして、舅のアルバル・ペタルマとの対立が決定的になる。

王剣士アキュラ・リンドス。

フォーザック国王、コンシェンツァ3世の娘スマラグダ姫を誘拐、忘却の神殿に封印。

同時にアキュラ・リンドスの妹、タチアム・ルブレンフルーメ、アルバルヴェへ逃亡。

アルバルヴェでワルダ・マロルと結婚する。


〇1122年

マウリア半島にてアルバルヴェ王国対シルト大公国との間で決戦が行われる。

ラニッツ峠にて、撤退するアルバルヴェ王リグリッドを逃がす為、ワルダ・マロルとその配下の300人玉砕。

戦争はこの結果シルト勝利だが、半ば痛み分けに終わる。


〇1125年

ヴァンツェル・オストフィリア国とダナバンド王国を中心とした、フィロリア諸国の連合軍が聖地を攻撃。

第一次聖戦が勃発、フィロリア側の勝利で終了。

フォーザック王国滅亡。

跡地に、聖地フォーザック王国。

ヘラード公国。

グラデーガ公国。

オロスキー伯国。

ホダブリーキ伯国。

アルター伯国。

グロラディノ共和国、誕生。

聖地諸国の盟主である、聖地フォーザック王国に、ダナバンド貴族のナルヴァ・ネリアースが戴冠。


〇1135年

ダナバンド王国、マウリア半島のシルト大公国に攻め込む。

シルト戦争勃発。

シルト大公国独立を断念し、アルバルヴェ王国に臣従をする。

アルバルヴェ王国、直ちにダナバンドと交戦しシルト大公国救援に成功。

以後着々と、マウリア半島統一に向けて勢力を拡大する。


〇1140年。

聖地で動乱勃発、無政府状態に。

この時アルバルヴェからやってきた、弱冠24歳の元男爵にして、天才剣士クリオン・バルザックにより(聖バルザールの加護を受けた、剣を取りし聖別された者達の会)結成。

フィーリア大神官より許可を受け、正式な修道会になり、聖騎士団となる。

同年テュルアク帝国へ攻め入り、侵攻準備を整えていた、テュルアク帝国軍を撃破。

以後、長きに渡って聖地の情勢は安定する。


〇1160年

後のアルバルヴェ国王ホリアン2世誕生。

送れて半年後グラニール・ヴィープゲスケ誕生。


〇1170年

ホリアン2世、グラニール・ヴィープゲスケと出会う。そして崖からグラニールを突き落とす。


〇1177年

グラニール・ヴィープゲスケ、マウーリア伯爵の娘で6歳上の寡婦、シオンと駆け落ち。

そのままヴァンツェルに留学逃亡、ホリアン王子、それを後援。


〇1183年

ホリアン王子ヴァンツェル・オストフィリア国に外交使節団のトップとして来訪。

王太子だったマルティ―ル同盟のファルコ5世と、親睦を深める。

ホリアン王子、来たついでに留学の終了と同時に帰国する事を条件に、グラニールに経済援助を行う。


〇1185年

グラニール・ヴィープゲスケ帰国。

ホリアン王子の元に仕官。

経済的に自立するべく、バルザック家のエウレリア・バルザックの家庭教師になる。

当時彼女は5歳、これが縁で、バルザック家とホリアン王子の仲が急速に近くなる。


〇1187年

マウーリア伯爵がグラニール・ヴィープゲスケの謝罪を受け入れる。

それと同時にマウーリア伯爵の親類縁者が、ホリアン王子を後援する。

ホーマチェット伯爵、後の宰相クラニオールがホリアン王子の有力な与党になった。


〇1189年

マウリア半島統一を目指すアルバルヴェ王国に立ちふさがる、ガルベル王国軍と、ホリアン王子率いるアルバルヴェ軍がバジ・ワジール川で会戦。

グラニールの活躍もあって、大勝利を収める。

この功績を受けてホリアン王子がついに立太子。

同年暮れ、父王ブラフニス2世との共同王に即位。


〇1192年

アルバルヴェのリファリアス王子誕生。

エリアーナ・ヴィープゲスケ誕生。

ファレン・アイルツ誕生。


〇1195年

ガルベル王国滅亡、アルバルヴェ王国マウリア半島を統一。

同年、アルバルヴェ王ブラフニス2世崩御。

後のアルバルヴェ王太子妃、ユーシラフトリアヴァンツェルにて誕生。


〇1196年

グラニール・ヴィープゲスケの妻、シオンが死去。享年42歳。

ドイド・バルザック、戦争終結を見届け、家督を弟のガルボルムに譲ると、自らは聖騎士となるべく聖地へと赴く。


〇1199年

グラニール・ヴィープゲスケ男爵に叙任。

領地無しの法服貴族になる。

同年生徒だったエウレリア・バルザックと再婚。

貴族になった事で、エリアーナ・ヴィープゲスケが通う学校が貴族が通う場所に変更。

ファレン・アイルツと別れる。


〇1200年

ゲラルド・ヴィープゲスケ誕生。

ファレン・アイルツ死ぬ気になって、王太子を守り、リファリアス王太子の小姓になる。


〇1205年

グラニール・ヴィープゲスケ、最初の浮気事件。

同年暮れ、聖地のアルター伯国滅亡。

ヴィープゲスケ男爵邸に、喋れる猫のポンテスがやってくる。

ダレム山荘でゲラルド、フィラン、イリアン、イリアシドが出会う。

ダレム山荘が羊の集団に蹂躙され、話題となる。

万能キツツキ、ペッカーがヴィープゲスケ邸に飼われる事になる。


〇1206年

ダナバンド王国、国王ワラーン6世が死亡。

落馬による事故死、享年28歳。

多くの貴族の不満の声が高まる中、その妻であるエリオンティーヌ1世が即位。

ワラーン6世の弟、ヴァーヌマを摂政に迎えて親政が開始される。

同年これに不満を持つエルワンダル大公軍が、ダナバンドに侵攻開始。

ところがヒルワン丘の戦いで戦死してしまい、逆にエルワンダルはダナバンド軍の侵攻を受ける事になる。

この時を持ってエルワンダル戦争開始。

ガルボルム・バルザック、毒殺未遂事件が起きる。

シリウス・ヴィープゲスケ、男爵位を継ぐ。


〇1208年

グラニール・ヴィープゲスケ、2度目の浮気発覚。

エウレリア・ヴィープゲスケ。息子のゲラルドを連れて実家のガーブに帰る

同年夏、ゲラルド・ヴィープゲスケがエリクサーを使って叔父の体を治療。

剣術である聖騎士流宗家の後継者候補になる。

この年、始めてゴブリン“母無し子”と交戦、不首尾に終わる。

シリウス・ヴィープゲスケ結婚、相手はシルト貴族のルワーリア男爵の娘、ナファリア。

この年グラニールの7番目の子として、ローゼス・ヴィープゲスケ誕生。


1210年

ゲラルド・ヴィープゲスケ“母無し子”討伐に成功、ガーブで知名度を上げる。

ゲラルドの剣の師である、ゴッシュマ・グラガンゾがついにソードマスターになる。

ゲラルド・ヴィープゲスケ、その年の国一番を決める剣の大会で、フィラン王子と死闘を繰り広げる。

勝負はつかなかったが、白銀の騎士へとなる。

だが王子と死闘を繰り広げた事で、騎士修行先がアルバルヴェ国内では見つからず、聖地のドイド・バルザックの元で、武者修行をする事に。

エルワンダル戦争終結。

エルワンダル大公家は族滅した。

しかし最後の子供として、アイナ・ベルヴィーン……正式にはアイナ・ルワーダルに嫡出子が宿る。

アイナは前夫シスクトの弟で聖騎士のヨルダンを頼って落ち延びる。

その際同行した者は。

ヴィーゾン・ホルダル。

アシモス・フラーダル。

アマーリオ・コレド―ル。


〇1212年

リファリアス王太子、ヴァンツェル・オストフィリア国の皇女ユーシラフトリアと結婚。


〇1215年

ゲラルド・ヴィープゲスケ、小姓から従士に昇格。

騎士ヨルダン・ベルヴィーンに仕える。

ゲラルド・ヴィープゲスケ、ルクスディーヌで暴徒と化した貧民窟を、力と業火で鎮めるのに貢献。

悪名をルクスディーヌに響かせる。

アマーリオ・コレド―ル、月の神殿に出現した、忘却の洞窟にてエリクシールになる。

テュルアク帝国軍、聖地諸国へ侵攻開始。

ルバデザルトの町でブコヴィレス伯爵の殺害に成功。

聖地諸国に動揺を走らせる。

ラドバルムス信徒が統治しているアルターがオロスキー伯国を奪取。

またテュルアク帝国の第2皇子フォイダーンの軍が、グラデーガ公国を陥落させる。

聖地諸国は4か国になる。


いかがでしたか?

感想をお待ちしてます。

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[気になる点] >>幕間 ―欠け始めた月 4/4 >>1116年、聖騎士団本館。 ←1216年では? 設定しっかりある割に、平気で簡単な間違いをする。円滑な文章表現するかと思えば、『なぜか~、なぜか…
[良い点] めっちゃ分かりやすいです!ありがとうございます! [一言] 何回か読み直してたけど結構わかってなかったことがわかりました。 テンプスがお母さんお父さんいわれてたから二人いるのかと思ってたり…
[一言] あんまり関係性気にしてなかったけど、結構複雑なんですね。ラリーがペッカー達とレミ姫を守って邪神に立ち向かう的なイメージでした。お疲れ様です。
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