あとがき
異世界に行って、してみたいことはありますか?
僕はありません。
現代のほうがずっといいと思っています。
スマートフォンもコンビニもAmazonもない世界では生きていけません。
では、どんな人物ならば不毛の異世界でも活躍できるのか? というのが本作『転生者だけのセカイ 異世界流刑地ルドウィジア』のコンセプトでした。
ほとんどノープランで始めた物語でしたが、まさかこんな長い話になるとは予想外でした。
27万文字ですよ、27万文字。
文庫本三冊分に迫ります。
なげーよ。
ストーリーは短ければ短いほどよい、というのが信条の僕がこんなことになるとは。
星新一リスペクトだったのですが。
実は当初のプランではボスとして後白河法皇やロベスピエールが登場する予定だったんですが、書き上げてみると影も形もなくなっていましたね……。チャールズ・カフリンがこんなに長く引っ張るキャラクターになったのも意外でした。
チャールズ・カフリンも含めて、ほとんどのキャラクターは実在した人物なので興味があったら調べてみてくださいね。
だいたい、ろくでもないエピソードがついてます。
それでは、最後になりますが、ここまで読んで頂いた皆様本当にありがとうございました。
ここまで書き上げることができたのは、読んでくれていた皆さんのお陰です。
次回作ではカラーを変えて、恋愛小説に挑戦してみたいと思っています。
できればこの文章がアップされてから一週間以内にスタートしたいところですね。
では、次回作『魔王の恋(仮題)』でお会いしましょう。