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疾風の吹く頃に  作者: グレイキャット
出会い
3/9

防犯対策

「・・・・・・?」

 窓の奥に人影が見える・・・・・・のだが、何やらよくない雰囲気のようだ。外からでも聞こえるほどの大声で、口論をしている。仲間割れ・・・・・・だろうか?。

 ・・・・・・なんにせよ、この状況が疾風にとって都合のいいことに間違いはないだろう。彼はニヤリと笑うと、館の壁を登り始める。壁と壁の間の隙間に、彼は手甲に仕込んだかぎづめを押し入れ、体を空中に固定した。それを何度も、交互に繰り返し、器用に上へと登っていく。そして、1つの窓の元へとたどり着いた。あらかじめ開けておいた窓は・・・・・・閉められていないようだ。小さなため息をつき、疾風は館に侵入する。

「お邪魔しますよ・・・・・・ってきたね!?」

 館の中は、外見の美しさにそぐわない、ひどく薄汚れたものだった。疾風は顔をゆがませうめく。

「掃除ぐらいしろよ・・・・・・」

クモの巣などをうらめしそうににらみながら、疾風は、事前に調べておいた、かまいたちの衣のある部屋に向かった。1階に続く階段の前は忍び足で駆け抜け、そのほかの場所は普通に歩く。とことん気づかないな・・・・・・と疾風は内心あきれ、うめいた。いつもなら、兵が飛んでくるのだが。

「ここだな・・・・・・」

 疾風は1つの部屋の前に立っていた。この部屋の扉も薄汚れている・・・・・・。疾風は少し警戒しながら、扉をゆっくりと開けた・・・・・・が、何も起きない。

「防犯対策してないの・・・・・・?」

 たまらず、ため息がもれた・・・・・・。

 今回から、疾風の物語が本格的に始まりました。皆さんも、防犯対策はちゃんとしましょうね。

 それでは、また、次のお話も読んでいただけると光栄です・・・・・・。

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