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〜風の殺戮者〜スパイラルソード

『待ってたぜ・・・』


パトリオットが地面に着地した

『うわ・・』

予想以上の振動にラトルは驚いた

前を見れば

スクリーンがスパイラルソードをロックしている

『さぁ・・・本気で遊ぼうか!!』

スパイラルソードが砂煙をあげて孤を描きながら突っ込んできた

パトリオットがナナメに機体を傾けて後退する

スパイラルソードと接近戦することだけは避けたい

右手に装備してあるマシンガンを連射する

追尾できないマシンガンの弾はスパイラルソードの側面を飛ぶ

弾がスパイラルソードの後方で地面に着弾し、砂煙の塔を描く

『当たるかよ!!』

スパイラルソードが右腕そのものが剣になっているソレを構えた

リアメインブースターをフラッシュバーストさせた


※フラッシュバースト

瞬間的にブーツター火力を最大値にして

爆発の威力で移動させること


一気に距離が縮まった

『一発目!!』

剣自体にもサブブースターがある

ソレを使って剣はものすごいスピードで振りかざされた

パトリオットの胸の部分に切り傷がついた

『ぬあ!!』

斬りつけられた衝撃で機体のバランスが崩れた

バランサーが機動して何とかバランスは保てた

『うおおお!!』

バランサーの機能で力学的エネルギーの方向が変わる

その力を利用してステップで左腕に遠心力を加える

左腕の1.5mクローでスパイラルソードを追った

しかし、クローは風を斬った

スパイラルソードは後退して、体制を整えていた

『当たるかよ!!!』

スパイラルソードが再び突っ込んできた

孤を描きながらパトリオットの前に来る

先を読んでマシンガンを撃った

しかし、スパイラルソードは飛んだ

『んあバカな!!』

『コイツは飛べるんだよ!!』

飛ぶといってもジャンプだ


そもそもSPは重たいため地上に立っているのが奇跡だ

バランサーでうまく動いているのだ

普段、SPが倉庫に収納されているときはワイヤーなのでつるしてある


スパイラルソードが地上に垂直に剣を落とした

パトリオットはフロントサブブースターを使って後退した

『な!』

スパイラルソードの剣が地面の叩き割った

一瞬止まったスキを見逃さず

後退しながらマシンガンを連射した

『ち!!』

スパイラルソードが横に逃げた

しかし、何発かは命中した

機体にキズがついた

運悪く、スパイラルソードの左腕の関節に着弾しており

左腕の機能が鈍くなった

『マシンガン以外に武器は・・・確かあと2つあったような・・・』

ラトルはスクリーンを見渡した

『あった・・・コレ、は・・・・』


『ヤロー・・・』

『『あんまり熱くなるなよ』』

『うるさい!!』

『『あーあ・・(手遅れか・・・)

おまえ、ちゃんと生きて変えれよ?』』

『わかってる!』

『『あの子泣かせたら俺がもらうからな』』

『うっさい!!黙ってろ』

スパイラルソードの動きが止まった

『・・・』

何かを思いつめたかのように冷静に目でパトリオットを見た

『『(お!作戦成功!!やっぱコイツ女の子に弱いな(笑))』』


『はぁぁぁ!!』

スパイラルソードがフラッシュバーストで突っ込んできた

『うあ!』

いきなりだったのでラトルは困惑した

右腕が振りかざされた

後退して避けた

しかし、機体はそのまま回転した

そして左腕が襲い掛かってきた

火花がちる

さらに足でブレーキを掛けて反対に回転し

再び左腕が切りかかってくる、そして右腕が追撃してくる

パトリオットの右腕が損傷した

『うわぁぁぁぁ!!!』

衝撃で後退し、そのままのスピードで防御壁に激突した

砂煙が立ち込める

『まだ・・・まだまだ!!』

パトリオットがフラッシュバーストで起き上がった

マシンガンを連射しながら前進する

『!!?』

スパイラルソードが慌てて後退する

スピードはスパイラルソードのほうが上だ


パトリオットのスクリーンにマシンガンのロックとは別のロックが点滅した

『捕らえた・・・!!』

『ん?』

パトリオットの肩のコンテナのようなパーツが開いた

そこから合計8発のミサイルが飛び出した

そのミサイルがスパイラルソードに降りかかる

『ぬぉぉ!!』

右へ左へ後退しながら避ける

しかし、避けるたびに動きが鈍る

『なんだ!?どうした!!?』

『おぉぉぉ!!!!』

Gの圧力がかかるが我慢して真っ直ぐにスパイラルソードに接近する

『なんだ!!?どうして動かない!!?』

『終わりだぁぁぁ!!!!』

2本のクローの間から銃口のようなもの飛び出した

そして、そこから白い大きな翼

否、剣が現れた

その光の剣がスパイラルソードを2つに斬った

『うわぁぁぁ!!!!!』

上半身部分は地面に落ちた衝撃でブースターとエンジンが爆発炎上した

スパイラルソードの下半身はコックピットがむき出しだった

パイロットのヘルメットの頭上をかすめている

パトリオットのマシンガンの銃口がコックピットに向けられた

「ち・・・ここまでか・・・」

しかし、銃口から弾を撃つことはなかった

『!!?』

『そこまでだ』

高出力のビームが右腕を吹き飛ばした

パトリオットは吹き飛ばされた

『あの機体はたしか・・・アクエリアス・・・!?』

『任務終了だ。帰還するぞ』

アクエリアスはパイロットを回収して消えた


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