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月明かりに照らされて憎悪は動き出す

「あのヤロー!!」

蒼い戦闘スーツのズボンと黒いTシャツを着た男は壁に殴りつけた

「おちつけ・・」

「うるさい!」

蒼いスーツはアトミックコーポレーションの戦闘着だ

「あんのヤロー・・・あの穴さえふさがれなければ・・・」

「あのな・・・半壊した俺がキレルならまだしも・・・なんで戦ってすらないおまえがキレルんだよ・・・」

男は缶コーヒーを飲みながら云った

「それが気に喰わない!!

俺は目の前の敵は全て倒さないと気がすまないんだよ!!」

「あぁ・・・わかったわかった・・・!

牛乳奢るよ・・・」

男はそういって自販機に向かった

「クソ・・・」








「えぇ!!?

ボクがアレを動かすんですか!?」

ラトルは戻ってくるなりソルイドに「パトリオットは君が乗ってくれ」と単刀直入に云われた

「君は試作テスト段階のアレでガンボーイを退けたのだから

十分な実力があると判断された・・・・私の独断でね☆」

笑いながらソルイドは云った

「そぅそぅ、スコーフが君を呼んでいたよ」

「え・・・あ、はぁ・・・」



「おぅ!来たか!!

実はな!パトリオットのコックピットをお前に合わせて作りなおしたんだ!

ちょっと乗ってみてくれ!!」

「はぁ・・・」

渋々ラトルはコックピットに座った

案外悪くない

「どうだ!?」

「えと・・・いい感じです・・・はい・・・」

「おぉ!!そりゃよかった!」

スコーフ率いる工作チームは満足そうな声で笑った

「そぉぉだ!!新しい武装を取り付けたんだ!!

使い方はわかるか?」

「えぇ・・・」

見ればパトリオットの腕に銃が取り付けたる

画面には他に2つの装備の現在の状況が出ている




「パトリオットの正式パイロットになったんだって?

同じSP乗りどうし仲良くしようぜ!!」

食堂に入るなりコールが叫んだ

「えと・・・宜しくお願いします」

「おぅ!」

コールはそう云うと別の席へ移動し食事を始めた

「ふ〜ん・・・おめでとう」

「うわぁ!!」

急に後ろから幽霊のような声がした

「なに・・・?」

「え?・・・いや・・・」

後ろに立っていたのはユミルだった

ユミルはお盆に自分の料理を載せていた

「ここ・・・いい?」

「えぇ・・・どうぞ・・・」

ユミルが隣に座り

黙々と食事を進める

この日、ユミルとの会話はそれだけだった





『行くぜ・・・・』






警報が鳴ったのは深夜だった

ラトルは飛び起きる

「な・・!」

ユミルも飛び起き、真っ先に窓をのぞいた

ラトルたちの部屋は結構な高さがある

窓を見れば防壁の向こうが見える

「あれは・・・・」

外は暗い

月明かりがわずかに大地を照らす

目を凝らしてみればソレが何か、ハッキリとわかった

「・・・スパイラルソード!!?」

再びSPが攻めてきたのだ

しかし、今回は単独のようだ

「ラトル君!!起きてますか!!?」

ミドルが部屋に飛び込んできた

「は、はい!」

「その様子だと目は完全に覚めているようですね

よく聞いてください

今出れるのはパトリオットだけです!」

「え?」

「コールは夕食の酒が回って使い物になりません!

もう一機のSPはまだ整備中です!

今、あの機体を押さえられるのはパトリオットと君だけです!!」

「えぇl!!?」





レーザーがいくつも防壁から放たれる

スパイラルソードはそれを無駄な動作なく避ける

『まだか!!?』

『『おいクリス・・・今回の作戦は敵防衛システムの把握だぞ?』』

『わかってるよ!!ちゃんとデータは送ってるだろ!!?』



防壁のハッチが開く

そこからパトリオットが打ち出された

それと同時に防壁からのレーザーは止まる


『来たか・・・』

スパイラルソードが臨戦態勢にはいった

『さぁ、ショータイムだ!!!』

次回、BOSS戦は

サブタイトルがちょっと違います

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